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マッキンゼーに転職するには?どんな会社?会社概要から中途選考情報まで徹底解説

「マッキンゼーに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」――そんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではマッキンゼーの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。


なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。


※調査時期:2024年6月


目次




1:マッキンゼーの企業情報・事業内容


1-1:会社概要


  • 会社名:マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • 設立日:1926年 (東京オフィス設立1971年)
  • 代表者:岩谷直幸 (日本における代表者)
  • 所在地:東京都港区六 本木1-9-10アークヒルズ仙石山 森タワー(東京オフィス)
  • 資本金:不明
  • 従業員数:グローバル 約38,000名



1-2:事業内容


マッキンゼー・アンド・カンパニーは世界60ヵ国以上に130を超えるオフィスを持つグローバルなコンサルティングファームです。


日本支社では、東京オフィス、関西オフィスの二拠点から、日本企業および多国籍企業のクライアントの最重要目標の達成に向けて本質的かつ継続的な成長を遂げるための支援を行っており、各業界トップ企業を含めた国内上位30社の8割に相当する企業にその知見を提供しています。


同社は、「マッキンゼー・デジタル」「RTS (企業変革・企業再生)」「Leap by McKinsey (新規事業立案)」の3種類のユニットに分類され、グローバルの専⁠門知⁠識とロ⁠ー⁠カ⁠ルの深い知⁠見を組み合わせ、クライアント企業の成長を支援しています。

(出典)マッキンゼー・アンド・カンパニー_活動マッキンゼー・アンド・カンパニー_マッキンゼーについて





2:マッキンゼーに関するよくある質問


2-1:賞与はどのようなものがある?


賞与には、退職金代わりに毎年支払われる、ベース給与の20%弱の金額が含まれます。賞与額はグローバルの業績にも影響されるため、年によって金額が異なるのが実態です。加えて、エンゲージメントマネージャー以上は家賃補助が支給されます。


また、等級が上がるにつれ、パフォーマンスによる賞与額の差が大きくなります。特にパートナーになると、営業成績 (稼働率)によってインセンティブ額が大きく変動するため、ベース給与を賞与額が上回る人が出てきます。


パートナー昇進後、5年程度で年収が1億円に到達する場合が多いです。



2-2:入社パスはどのようなものがある?


実は入社パスが複数存在します。


一般に想像するのは「integrated path」というキャリアパスであり、いわゆるコンサルタントとしてアソシエイトからキャリアをスタートします (新卒はビジネスアナリストとしてスタート)。


従来はMBAホルダーがサマーアソシエイト (MBA1年目に行う選考を兼ねたインターン)などを経て入社するパスがメインでした。

前述のとおり、入社者の幅が広がっている傾向にあります。


別のパスとして、メガベンチャー出身者やMBAを取得していない入社者の受け入れ人数が増えているのは「McKinsey Accelerateです。


このパスは、全プロジェクトに配属の可能性があるintegrated pathとは異なり、企業の変革 (トランスフォーメーション)プロジェクトをメインに担当するキャリアです。


また、その中でも特に「Implementation path」という実行支援フェーズをメインに担当するパスも存在し、営業出身者も多く在籍しています。


クライアントの変革を担うこれらのパスは、現場に入り込んで協業するスタイルが多くなり、特に大手クライアントとのコミュニケーションに強みを持つ営業人材が活躍しやすいフィールドと言えます。


また、戦略系のプロジェクトなどに比べると、英語を使う機会は少ないため、海外経験が無い方々の入社実績もあり、実際入社の基準値とされるGBCの点数もintegrated pathより低く設定されています。


ただし報酬としては、ビジネスアナリストより高く、アソシエイトより低く設定されています。


また、「Operation」に特化したパスも存在します。こちらは主に製造業出身で調達や工場オペレーション、サプライチェーンなどのオペレーション領域に明確な強みを持つバックグラウンドの人材が、スペシャリティを活かして活躍するパスです。


トヨタ、ブリヂストンなど、工場を持つグローバルメーカーからの入社者が存在します。


他にもマッキンゼーデジタル」というデータアナリティクスをはじめとしてDX領域を専門にしたパスが存在します。

同じコンサルでも、アクセンチュアなどIT系のバックグラウンドを持つキャリア入社者はデジタル所属になるケースも多いです。


PdMやデザイナーなどもマッキンゼーデジタルのチームに所属しており、時には自社で開発したプロダクトを通じて課題解決をする場合もあります。


デジタル案件のみが走る場合もありますが、コンサルタントメインで組成されるチームにスペシャリストとしてジョインし、プロジェクトの一部分をサポートするような協業方法がとられるケースも多いです。


さらに、こちらは数が少なくはありますが、案件獲得のスペシャリストとして入社するポジションも存在します。


例えば、他コンサルで官公庁案件を多く担当していた方や官公庁出身の方などは、官公庁向けの案件獲得を主業務として入社をするケースなどです。


また、こちらも数が少ないかつ英語がネイティブレベルの方がメインとなりますが、デザイナーやエンジニアなどのプロダクトサイドのキャリア入社者も存在します。

採用ポジション



2-3:海外転勤のチャンスはある?


前提として、同社のコンサルタントに「所属部門・部署」は無く、「辞令」や「配属」「転勤命令」もありません。各人が自分の目標を達成するために、キャリアを設計する場として同社があります。


同社では、本人が希望すれば、グローバルで活躍することも可能です。例えば、日本オフィスと各国のオフィスの共同チームへの参加や、海外オフィスへの転勤も可能です。


転勤は、現地でのコンサルティング業務に支障のない語学力に加え、日本支社で1年以上働き、基本的スキルを習得したと認められたコンサルタントが対象となります。


その他、海外MBA留学支援制度もあり、留学準備や授業料、生活費といった包括的なサポートを受けることができます。

(参考) コンサルタントとして働くこと | 日本 | McKinsey & Company





3:マッキンゼーにキャリア入社するには?


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ワンキャリア転職編集部

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