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【金融業界の年収まとめ】最速1,000万はどこ?ゴールドマン・サックス・野村證券・プルデンシャル生命保険・東京海上日動火災保険など各社の給与と高評価のためのポイントを徹底解説

本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査をもとに、以下についてまとめています。

・金融業界各社のうち、最速で1,000万を実現できる企業はどこなのか?年次別の年収テーブルや、評価制度の特徴、高評価を得る人に共通していることとは?

・金融業界未経験でも間口が広い企業、転職に有利な業界や経験など、各社のキャリア入社者の傾向まとめ (実例データあり)

・など、金融業界各社への転職成功者のクチコミから紐解く選考対策




1. 最速1,000万はどこ?金融業界の年収まとめ


ここからは、金融業界4社の年収テーブルや高評価を獲得する人の特徴を解説します。


【本記事内で解説する金融業界】

・ゴールドマン・サックス

・野村證券

・プルデンシャル生命保険

・東京海上日動火災保険



1-a. ゴールドマン・サックス

●事業内容

【概要】

ゴールドマン・サックスは、1869年にニューヨークで設立された世界有数の投資銀行および証券会社です。


現在、ニューヨークを本拠地とし、世界70カ国以上に拠点を持ち、約40,000人の従業員が働いています。2023年の売上高は約590億ドル、純利益は約100億ドルを記録し、業界内で常にトップクラスの地位を維持しています。


同社は1974年に東京駐在員事務所を開設して以来、多様化する金融ニーズに応えるべく業務の拡充を図り、日本進出50周年を迎える2024年現在において、以下4社が日本法人としてサービスを提供しています。


・ゴールドマン・サックス証券株式会社

・ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社

・ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社

・ゴールドマン・サックス・ジャパン・サービス株式会社


【事業】

主な事業領域は、投資銀行業務、証券業務、資産運用、消費者・富裕層向けサービスの4つに分かれます。


投資銀行業務では、企業のM&Aや資金調達のサポート、証券業務では株式や債券の取引を行っています。資産運用部門は、個人および機関投資家向けに多様な投資商品を提供し、消費者向けサービスでは、オンラインバンキングや消費者金融の分野で成長を遂げています。


【参考資料】

ゴールドマンサックス_会社概要

ゴールドマンサックス_日本における概要

ゴールドマンサックス_業務内容



●ゴールドマン・サックスの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ


年収は年俸制でベース給与の目安は、フロントオフィスの場合、アナリストで約1,000万円、アソシエイトで約1,500万円、ヴァイスプレジデントで約2,000万円、マネージングディレクターでは約5,000万円となります。


これに加えて、部門や個人の評価に応じて賞与が上乗せされます。新卒で入社した場合、1年目から1,000万円以上の年収が期待でき、20代後半から30代には2,000万円に到達することも珍しくありません。


新卒入社者はアナリストからキャリアをスタートし、多くの場合、3年でアソシエイトに昇格します。早ければ2年で昇格することもあります。アソシエイトからヴァイスプレジデントへの昇進も基本的に3年程度かかりますが、この段階までは比較的年功序列の要素が強いです。しかし、ヴァイスプレジデントからマネージングディレクターへの昇格には部門ごとに異なるハードルがあり、昇進の壁が高くなります。


賞与の金額は所属部門や個人の成績によって大きく異なりますが、基本的には賞与込みの総年収がベース給与の倍以上となることはありません。例えば、ベース給与が2,000 万円のヴァイスプレジデントの場合、賞与の最大金額は2,000 万円と考えられます。さらに、ヴァイスプレジデント以上の等級では株式報酬の付与があり、これが総年収に大きく影響します。


また、部門ごとに昇進スピードや賞与の金額には大きな差があります。



▼IBD(投資銀行部門)

IBDは最も働き方がハードな部門であり、新卒で入社してアナリストからアソシエイトに昇格しても、昇格後すぐに外に出る人も少なくありません。人の出入りが激しいためポジションが空きやすいと言えます。


IBDのみ、昇格のタイミング・賞与支給タイミングは年に2回あります。マネージングディレクター以降へ昇格するためには、大きな案件を担当することが重要です。


▼マーケット部門

マーケット部門では、ヴァイスプレジデントからマネージングディレクターへの昇進は個人の業績次第となります。


この部門では、ヴァイスプレジデント以上の等級の半分以上がキャリア入社者で占められており、金融業界出身者が多いですが、稀に総合商社出身者などもいるようです。


▼オペレーション部門

オペレーション部門では、ヴァイスプレジデントまでは他部門同様に6年程度で昇格できますが、長く働いている社員も多くポジションの空きが多くないためマネージングディレクターへの昇格は非常に難しいです。


この部門では、賞与金額が他の部門に比べて小粒になりがちで、残業も少ない傾向にあります。



●ゴールドマン・サックスの評価基準・評価フロー



【評価の流れ】

ゴールドマン・サックスでは、年に一度360度評価が行われ、昇格・昇給・賞与支給額に影響を与えます。360度フィードバック(FB)は、8つほどの評価項目に基づいて行われ、その多くがチームワークに関連しています。


各項目について、5段階の評点と定性的なコメントを記入します。評価の回答者は、社員自身が同僚、上司、そして社内のカウンターパートとなる部署のメンバーから選びます。集まったフィードバックは、所属するビジネスユニットのヘッドと株式部門全体のヘッドであるマネージング・ディレクターに共有されます。これに基づいて、賞与の金額は部門のヘッドが決定します。


年の業績に応じて、コミッションプールと呼ばれるボーナスの原資がチームごとに振り分けられ、その中で誰にいくら賞与を配分するかは部門のヘッドの裁量に委ねられます。社員は自分がどれだけボーナスを稼ぐのかを知ることは難しく、またその情報をオープンにすることは禁止されています。360度フィードバックの内容を受けて、直属の上司(MD)と来期の目標やすり合わせを行う面談が行われます。



【昇給について】

ベース給与のアップは、賞与支給のタイミングと同じく年に一度行われ、1月に報告されます。基本的にはベース給与は上がりますが、ゴールドマン・サックスは「UP or OUT」のカルチャーが強いため、給与が上がらなかった場合は事実上退職を示唆されていると捉える人もいるようです。



【昇格】

等級ごとに決まっており、試験や顧客 / チームからの評価などを総合的に考慮し、上司が最終決定を行います。特に投資銀行部門(IBD)やマーケット部門では、社員がどれだけ収益を上げたかが重視されることが多いです。


アナリストからアソシエイト、アソシエイトからヴァイスプレジデントへの昇格は毎年11月ごろに発表されます。ヴァイスプレジデントからマネージングディレクター、マネージングディレクターからパートナーへの昇格は、年ごとに交代で行われます。例えば、2024年はMDからパートナーに昇格する年であり、2025年はVPからMDに昇格する年となります。


ゴールドマン・サックスの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら



ゴールドマン・サックスへの転職体験談や転職理由、転職先などのキャリアパスの他、内定者・選考通過者の選考体験談、働く社員のクチコミ、年収・給与の事例はこちら


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ワンキャリアプラス編集部

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