「キヤノンに入社したらどれぐらいのスピードで昇格できるか」「どんな成果を出したらどれぐらい年収アップが見込めるか」が気になるけど、面接では聞きづらいー。転職活動でこんな風に感じたことがある人は多いでしょう。
人と人が対峙する数少ない面接の場だからこそ、企業の採用担当からすれば「限られた時間をもっと候補者個人のことを知るために使いたい」と考え、選考過程で年収・評価の制度について詳細な説明を施すことはあまりないのではないでしょうか。
ONE CAREER PLUSは、転職活動の場を「人と人との対話でしかできないすり合わせ」に集中できるように、企業の年収と評価をオープンにしていきます。
本記事では、2024年に実施した社員への独自インタビューやONE CAREER PLUSに寄せられた5万件以上の企業各社のクチコミをもとに、キヤノンの給与体系や評価制度を解説します。
キヤノンってどんな会社?
キヤノンは1933年に創立された精機光学研究所に起源を持つ電気機器メーカーです。
本社は東京大田区に置かれており、従業員数は26,360人で売上高は3兆8002億円となっています。元来はカメラ製造を中心に事業を展開していましたが、カメラ製造で培った光学技術を元に多角化を図り、各方面でその技術力を発揮しました。
また、多角化だけでなくグローバル化にも1950年代から取り組んでおり、現在は連結ベースの売上高全体に占める海外売上の割合は80%に昇り、米州・アジア・欧州地域で安定した収益構造を確立しました。
キヤノンは高い技術力をベースにした海外戦略が実を結び、デジタルカメラとレーザープリンターでは世界1位、複写機やプリンターなどの製品でも世界2位を誇るなど、世界で高い評価を受け続けています。
キヤノンの役職(等級)・年代・職種別年収まとめ
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