こんにちは。ワンキャリア転職のキャリアアナリストです。
この連載「キャリアアナリストのお悩み相談室」では、転職を考えている方からいただいたリアルなお悩みに、ワンキャリア転職のデータをもとにお答えしています。
本日のお便り
さて、本日のお便りはこちら。ラジオネーム「もちお」(26歳・中央省庁 総合職3年目)からです。
はじめてお便りします。現在、新卒で入省した中央省庁に勤めて3年目になります。政策の立案補助として、各種規制の緩和に向けた根拠データをまとめたり、審議会資料を作ったりしています。
転職を意識し始めたのは半年ほど前のことです。直属の先輩(入省7年目)が「ここ、あと10年いても変わらないかもしれないな」と独り言のようにつぶやいているのを聞いて、ドキッとしました。実際、自分が力を入れてまとめた政策提案も、稟議を経るうちに原型をとどめない形で「調整」されてしまうことがほとんどです。
そんな折、学生時代の友人がBCGへ転職したと聞き、「自分も動くべきなのか」と考えるようになりました。ただ、不安があります。公務員の仕事は「政策をつくる」ものであって、民間ビジネスの経験がほぼゼロ。コンサルに転職した同期に話を聞くと「ロジカルシンキングさえあれば未経験でも全然いける」と言うのですが、本当にそうなのでしょうか。
コンサル転職は「地頭が特別な人が行くもの」というイメージが拭えません。公務員のキャリアをリセットしてまでコンサルへ飛び込む価値があるのか。そして今の自分のスペックで、実際に転職できるのか。ぜひ教えてください。
公務員からコンサル転職は「珍しくない」——データが示す実態
結論からお伝えすると、公務員からコンサルへの転職は「特殊なケース」ではありません。
ワンキャリア転職のデータを見ると、公務員(事務系)からコンサルタントへの転職体験談が確認できます。転職元はいわゆる「中央省庁」の官僚(総合職・一般職)だけでなく、地方自治体(都道府県・政令指定都市など)まで多岐にわたります。転職先はBCG・A.T.カーニー・Strategy&・PwCコンサルティング・KPMGコンサルティング・デロイト トーマツ コンサルティングなど、外資系・国内系を問わず大手ファームに転職したケースが揃っています。
どのような所属から転職しているのか
転職体験談をみると、もちおさんと同じ中央省庁出身者が複数います。そのうちの一人はこのように転職理由を語っています。
政策や公的機関としての機能・役割に限界を感じた。経済を活性化するために必要なのは、平時には民間の活力であって、省庁は危機的事態にこそ大きな価値を発揮するものだと認識した。それを省庁では下っ端の私が言っても実際に変化を起こすまでは長い時間がかかってしまうため、転職し外部からアドバイザーとして省庁・民間企業に正しい方向性をエビデンスとともに示すことで、より早く社会に変革を与えたいと思った。(経済産業省→ボストン コンサルティング グループ)
もちおさんが感じている「政策提案が調整されてしまうもどかしさ」は、コンサルへ飛び込んだ先輩たちも同じように経験してきた感覚です。「だから動いた」——それが実態です。
転職後の年収はどう変わるのか
さらに・・・



