転職市場でも人気が高いアクセンチュアは、実力次第で20代のうちに1,000万円を超える年収が見込めます。実力主義と言われるアクセンチュアはどのような役職体系なのでしょうか?
本記事ではアクセンチュアの企業概要、役職一覧、年収、昇給基準などを実際の口コミを交えて詳しく解説します。
1.アクセンチュアの企業概要
アクセンチュアは、世界約50カ国に拠点をもつ総合・ITコンサルティング企業です。「経営コンサルティング」「テクノロジーサービス」「アウトソーシング」を三本柱とし、グローバル企業として圧倒的な存在感を放っています。
日本法人では約2.8万人(2025年9月1日時点)の従業員がおり、世界最大級の総合コンサルティング企業としてプレゼンスを発揮しています。日本では以下の5つの領域で幅広いサービスを提供しています。
- ストラテジー & コンサルティング
- テクノロジー
- オペレーションズ
- インダストリーX
- ソング
(参考)会社概要・地図|アクセンチュア
1-1.アクセンチュアの強みと独自性
アクセンチュアは「End-to-End」に対応できるサービス体制が整っており、グローバルな知見とナレッジで日本市場にも大きく貢献しています。ワンキャリア転職に寄せられた声をもとに分かったアクセンチュアの強みと独自性は以下の3つです。
- デジタル・IT領域でも圧倒的な存在感と先進性がある
- 幅広い・一気通貫型のケイパビリティとスケールの大きさ
- グローバル規模のプレゼンスと変化適応力、イノベーション志向
アクセンチュアの最大の強みの1つがデジタル・IT領域における圧倒的な存在感です。コンサル業界の中でいち早くデジタル・IT分野への投資をしてきたことで「デジタル=アクセンチュア」というポジションを確立しています。そのため、コンサルティングのみならず、システム導入やデジタルなどの領域までカバーでき、上流工程から下流工程まで一気通貫に対応できることも強みです。
さらに、世界中でサービスを展開しているため、世界のトレンドにも俊敏に対応できる適応力が高く評価されています。
関連記事:アクセンチュアの強みは?戦略、BIG4、SIerとの違い・魅力を社員の声で徹底解説
2.アクセンチュアの役職一覧|グレード制度の全体像
アクセンチュアの各等級(役職)は細かく分かれています。ここからはテクノロジー部門を例にグレードの全体像や新卒・中途採用における役職のスタートラインの違いについて解説します。
2-1.アクセンチュアの職位(役職)の階層
アクセンチュアのテクノロジー部門では、以下の9つの等級(役職)に分かれています。
- アナリスト
- シニアアナリスト
- コンサルタント
- アソシエイトマネージャー
- マネージャー
- シニアマネージャー
- アソシエイトディレクター
- プリンシパルディレクター
- マネージングディレクター
アナリストは主に実務担当の初級層で、社会人1〜3年目レベルです。シニアアナリストやコンサルタントは2〜5年目レベルで実務の中核を担いながら、自走して成果を出す層としての活躍が期待されます。
以降の等級は、プロジェクトを率いるリーダー層や大規模プロジェクトを統括する層として活躍していきます。上位になるほど、技術(実務)よりも事業責任や顧客責任を任されるポジションになることを理解しておきましょう。
なお、ストラテジー部門(戦略、MC、AI)の場合は、シニアアナリスト・アソシエイトマネージャーといった間の等級は存在しません。
関連記事:アクセンチュア、31歳の目安年収は約840万円!|役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査
2-2.新卒・中途採用で役職スタートラインは違う?
アクセンチュアへの入社は新卒・第二新卒入社かキャリア入社かで等級のスタートラインが異なります。
新卒入社や第二新卒での入社の場合、アナリストからスタートするのが一般的です。アクセンチュアは実力主義の評価制度であるため、最短で昇格をしていけば20代でマネージャーに到達することも可能です。
一方キャリア入社の場合は、前職の経験をもとに等級が決定されます。アナリスト〜コンサルタントでの採用が一般的ですが、中にはマネージャーからスタートするケースも存在します。ただし、マネージャー以降への昇格はポストが限られていることもあり、昇格のハードルは高くなりがちです。
3.各役職(等級)ごとの役割・仕事内容
アクセンチュアの各等級には期待役割があり、それぞれ仕事内容が異なります。ここからはそれぞれの役割・仕事内容を解説します。
さらに・・・



