こんにちは。ワンキャリア転職のキャリアアナリストです。この連載「キャリアアナリストのお悩み相談室」では、転職を考えている方からいただいたリアルなお悩みに、ワンキャリア転職のデータをもとにお答えしています。
本日のお便り
さて、本日のお便りはこちら。ラジオネーム「ふぃーぬ」さん(28歳・大手化学メーカー 研究開発5年目)からです。
はじめてお便りします。修士課程を修了後、新卒で大手化学メーカーに入社し、研究開発職として5年目になります。担当はポリマー素材の物性評価で、海外大学との共同研究の窓口や、社内の事業部向けに技術データを提供する仕事も任されてきました。
転職を考え始めたのは、3年目に経験した事業部との合同会議がきっかけです。事業部のメンバーが顧客の経営課題を深く議論しているのを横で聞きながら、「自分は技術データを渡すだけで終わっている」と物足りなさを感じたんです。それ以来、もっとビジネス側に近い場所で働きたいと思うようになりました。
ただ、不安だらけです。研究職は専門が偏っているし、社外の人と話す機会も少なく、自分の市場価値が分かりません。コンサルや法人営業に行きたいと言うと、上司には「研究の経験は活きないよ」と言われ、SNSで研究職出身の転職事例を探しても情報が少なくて。本当に、技術系の経験はビジネス系の職種で評価されないんでしょうか?データをもとに教えていただけますか?
データで見る研究職からの「次のキャリア」
結論からお伝えすると、研究職からの異職種転職は、想像以上に多様な選択肢があります。ワンキャリア転職の転職体験談データを見ると、研究・研究開発職出身者の転職先は、同じ研究職(同業他社)はもちろん、システムコンサルタント・法人営業・広報PR・事業企画と幅広く広がっています。「研究職は専門が偏っていて潰しが効かない」というイメージは、データの上では必ずしも正しくないというのが実態です。
研究職からコンサルへ――データに残る実例
研究職出身者の異職種転職で目立つのが、コンサルティングファームへの転身です。大阪大学で研究に従事していた方は、転職理由をこのように語っています。
研究をそのまま続けるだけでなく、ヘルスケア業界(官公庁、医療機関、医薬品メーカー)を外側からビジネス面も含めご支援したいと考えたから。研究以外の職種も経験することが、今後のキャリアの大きなプラスになると考えたから。(大阪大学・研究→アビームコンサルティング・システムコンサルタント)
社会人3年未満でアビームコンサルティングのシステムコンサルタントへ転じたケースで、年収もUP。ふぃーぬさんが感じている「ビジネス側に近い場所で働きたい」という動機と、ぴったり重なる事例です。
法人営業へのキャリアチェンジも実例あり
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