「広告代理店は年収が高い」というイメージは広く知られています。ワンキャリア転職編集部では、電通・博報堂をはじめとする主要広告代理店に在籍する(した)社員のクチコミデータをもとに、企業ごとの実態を解説します。
- 1. 広告代理店の企業別年収ランキング
- 1-1. 上場広告代理店の平均年収ランキング
- 1-2. ワンキャリア転職クチコミから見るリアルな年収実態
- 2. 広告代理店の年収が高いと言われる理由
- 2-1. 大手が業界平均を引き上げている構造
- 2-2. デジタル広告市場の拡大が業界を後押し
- 2-3. 評価制度のリアル
- 3. 広告代理店の種類と年収水準の違い
- 3-1. 総合広告代理店|業界最高水準の年収
- 3-2. 専門広告代理店|デジタル領域で急成長
- 3-3. ハウスエージェンシー|安定感と中堅水準の年収
- よくある質問
- Q. 広告代理店の中でもっとも年収が高い企業はどこですか?
- Q. 広告代理店に転職すると年収は上がりますか?
- ワンキャリア転職のご紹介
1. 広告代理店の企業別年収ランキング
1-1. 上場広告代理店の平均年収ランキング
各社の直近有価証券報告書に基づく「平均年間給与」は以下のとおりです。(※調査時期:2026年4月)なお、ホールディングスの数値は連結子会社を含まない場合があるため、実際に入社する事業子会社の年収水準とは異なる場合があります。
1-2. ワンキャリア転職クチコミから見るリアルな年収実態
有価証券報告書はあくまで平均値です。ワンキャリア転職に集まった実際の社員クチコミを見ると、企業・年次・職種によって年収の実態には大きな幅があることがわかります。
内定の時点で提示されていた給与が前職よりも既に高く、その後の給与の上がり方も事前に説明をされた点は安心であった。実際に年々給与はあがっていっており、また賞与に関しても何故その金額なのかの自身の評価の説明がきちんとあり、期待通りの透明性だと感じている。 (博報堂/メディアプランニング職/中途)
一方、中堅規模や専門職では厳しい実態も見られます。
基本的には年功序列の会社であり、年次が同程度の人を同時期に昇進させようという雰囲気を感じる。目標を達成しても評価されるとは限らない。入社後は年収が上がりづらいため、採用時に年収交渉ができるならした方がいい。 (ADKホールディングス/アカウント職/中途)
ワンキャリア転職 編集部のコメント
有価証券報告書の数値はホールディングス全体の平均のため、実際に入社する子会社・事業部の水準を確認することが重要です。博報堂・電通であれば、新卒でも年収800万円台に達する例が複数確認できますが、これは優秀かつ業績の良い部署に配属された場合の水準です。転職時の年収は現職の経験・スキルと入社ポジションによって大きく変わります。
2. 広告代理店の年収が高いと言われる理由
2-1. 大手が業界平均を引き上げている構造
「広告代理店の年収が高い」という認識は、電通・博報堂など一部の大手企業の高い年収水準が広く知られていることが主な理由です。この2社は業界トップの年収を誇る一方、業界全体の企業数の多くは中小規模であり、大手とそれ以外の間には大きな格差が存在します。「広告代理店だから年収が高い」ではなく、「大手広告代理店なら年収が高い可能性がある」という認識が正確です。
2-2. デジタル広告市場の拡大が業界を後押し
インターネット広告費の拡大を背景に、広告代理店の市場規模は成長を続けています。デジタルマーケティングやデータ解析スキルを持つ人材への需要増加は、そうした専門性を持つ人材の年収上昇に影響しています。
(参考)2025年 日本の広告費 - News(ニュース) - 電通ウェブサイト
2-3. 評価制度のリアル
成果主義を掲げる企業も多い一方、実態には年功序列的な要素が残っている企業も多いのが広告代理店業界の特徴です。
年功序列と実力主義のバランスは他の日本企業との比較において良いと思う。外からのイメージは年功序列一辺倒だと思うがそうではなく、優秀な中堅はシニアを追い抜くなど確りと評価されている印象。ただその優秀さの定義が目立ってなんぼ(自分をいかに大きく見せるか)の世界で、本質的に仕事ができるかどうかとは紐づいていないと感じた。(電通/営業職/中途)
ワンキャリア転職 編集部のコメント
広告代理店の評価制度は「成果主義」と書かれていても、実際には担当クライアントの規模・所属部門の業績・上長との関係性が評価に大きく影響するケースが多く見られます。転職前には制度の形式だけでなく、現場での運用実態までクチコミで確認することをおすすめします。
3. 広告代理店の種類と年収水準の違い
3-1. 総合広告代理店|業界最高水準の年収
電通・博報堂・ADKホールディングスに代表される総合広告代理店は、テレビ・新聞などマスメディアからデジタルまで幅広い媒体を取り扱います。業界内で最も高い年収水準を誇り、電通グループ(1,507万円)・博報堂DYホールディングス(1,091万円)は平均年収1,000万円を超えています(各社有価証券報告書より)。
3-2. 専門広告代理店|デジタル領域で急成長
サイバーエージェントをはじめとするネット広告専門の代理店は、デジタル広告市場の拡大とともに急成長しています。サイバーエージェントの平均年収は913万円(2025年9月期有価証券報告書より)で、業界の中でも高水準です。デジタルマーケティング・データ分析スキルを持つ人材には特に高い給与が提示されるケースがあります。
3-3. ハウスエージェンシー|安定感と中堅水準の年収
東急エージェンシー・ジェイアール東日本企画など、特定グループの広告を専属で扱うハウスエージェンシーは、グループの安定性に支えられた働き方が特徴です。年収水準は総合・専門代理店の大手ほどではないものの、ワークライフバランスを重視したいキャリアの選択肢として評価されています。
▼この記事に出てきた企業の年収・評価制度の詳細はこちらでも詳しく解説しています
・電通、28歳の目安年収は1,000万円!|役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査
・博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、30歳の目安年収は1,250万円!|役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査
・サイバーエージェント(AbemaTV)、24歳の目安年収は500万円!|役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査
・サイバーエージェント、平均年収は882万円!|インターネット広告事業本部の役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査
よくある質問
Q. 広告代理店の中でもっとも年収が高い企業はどこですか?
有価証券報告書(2024年12月期)によると、電通グループの平均年間給与は1,507万円で業界トップです。次いでCARTA HOLDINGS(1,300万円)、博報堂DYホールディングス(1,091万円)と続きます。ただし、これはホールディングス全体の数値であり、事業子会社では異なる場合があります。
Q. 広告代理店に転職すると年収は上がりますか?
大手広告代理店への転職で年収アップするケースは多く、ワンキャリア転職のクチコミでも転職時に年収が上がったという声が複数確認されています。ただし企業規模・職種・年次によって差があり、中堅以下では大幅アップを期待しにくいケースもあります。
ワンキャリア転職のご紹介
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