こんにちは、トイアンナです。
生成AIの登場が、すべての業種に「AIとの接点」を作ったのが2023年。そこからわずか数年で、個人の生成AI利用率は26%にまで増加しています。
一方、「自分の仕事はいつかAIに奪われるのではないか」と危機意識を抱く方も、少なくないのではないでしょうか。私自身、ライターという「生成AIに仕事を奪われそうな筆頭職種」で働いているため、周囲からの「案件がすべて無くなった」「もう廃業するしかないのか」という悲鳴を日々聞いています。
「生成AI時代だからエンジニア転職」は危険
そうした流れを踏まえ、「生成AIを作る側になればいい」と、エンジニアを目指す方が増えています。しかし、生成AIオタクとして毎日AIをいじる側からすると、この選択はあまりに危険です。
というのも、生成AIが最も得意とするのは「コーディング」だからです。特に、未経験から数ヶ月で習得できる初級エンジニアレベルの仕事は、AIに代替されやすい領域です。簡単なウェブサイト構築やシンプルなWebアプリ開発こそ、AIの独壇場。
中級者以上になって生成AIが作ったプログラムをチェック・修正する立場にならない限り、食べていくことは難しいでしょう。
(Gorodenkoff/Shutterstock.com)
そして逆に「対面業務」「アナログスキル」の中にこそ、AIが絶対に勝てない聖域があるのです。ここから先の文章では「生成AI時代に残る職種」と、そこへ至る最短ルートをご案内したいと思います。
生成AI時代に残る職業の「3つの共通点」
まず、生成AI時代にこそ生き残る職業には、3つの共通点があります。
<生成AI時代に生き残る職業の共通点>
- 身体性がある
- 情緒的共感が必要
- 最終責任を担保する
1.身体性がある
生成AIには、体がありません。仮にAIの言う通り動くロボットを開発するとしても、それには多大なコストと期間が必要です。したがって、「体を使う仕事」は、生成AIに奪われにくいと言えます。
2.情緒的共感が必要
次に、生成AIが最も苦手とするのが「空気を読む」こと、そして「相手を納得させる」ことです。AIは論理的な「正解」を出すのを得意とします。しかし、ビジネスや人間関係において、人は必ずしも正解だけで動くわけではありません。
「言ってることは正しいけど、あの人の言い方は気に食わないから契約しない」なんてことは日常茶飯事ですよね。相手の顔色をうかがい、声のトーンから本音を探り、ロジックではなく感情に訴えかけて「あなただから任せるよ」と言わせる。この「納得解」を導き出す泥臭いコミュニケーションは、生身の人間だけの特権です。
3.最終責任を担保する
そして3つ目が、最も重要な「最終責任」に関わる仕事です。
生成AIは、責任を取れません。もしAIが作成した事業計画が大赤字を出したとしても、AIを懲戒解雇することはできませんし、AIが謝罪会見を開くこともありません。最後にハンコを押し、「何かあったら私が責任を取る」と言えるのは、人間だけです。
つまり、「肉体を使い」「人の心を動かし」「責任を取る」仕事。これこそが、生成AI時代におけるキャリアの王道なのです。
生成AI時代に残る具体的な職種
では、具体的に生成AI時代をサバイブできる職業には何があるか。ここでは代表例をお伝えします。
課題解決型営業
「営業職はAIに奪われる」という言説をよく見かけますが、これは半分正解で半分誤っています。正確には、「カタログを広げてご用聞きをするだけの営業」はAIに駆逐されるでしょう。在庫確認や見積もり作成、単純なスペック説明なら、AIの方が正確で早いでしょうし、顧客もそれを望むからです。
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