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ヒット企画は「湯船」で生まれる。クリエイティブでいるために私は銭湯に通い続ける【「ワーク×銭湯」シナジーのススメ:前編】

2026年を迎える今、「ワーク・ライフ・バランス」から「ワーク×ライフ・シナジー」へ。一見仕事と無関係な趣味への没頭が、巡り巡ってキャリアの武器になる。そんな「一石二鳥」な働き方を提案する本特集。


今回は、「ワーク×銭湯」シナジー。「16タイプスタジオ」などのWebサービスの企画開発を手掛けるpoolside inc. CEOの関口舞さんが登場。銭湯に通う中で気が付いた、メンタルケアとアイデア創出の意外な効能について語ります。






風呂上がりの小籠包と生ビールにやられた


私が銭湯にハマったのは、5年ほど前のことです。


群馬出身で温泉には親しみがありましたが、上京後は「銭湯は常連さんが多くて入りづらそう」と敬遠していました。


転機は、清野とおるさんの漫画『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』。麒麟の川島明さんが登場し、銭湯について熱く語る回を読んだことです。


それまで水風呂に入ったことはありませんでしたが、川島さんが熱いお風呂と水風呂の交互浴について熱く語っており「銭湯の入り方ってそんなに奥が深いのか」と惹かれたんです。


友人にその話をすると「水風呂初心者なら、高円寺の小杉湯に行くべきだよ」と教えてくれました。


後日、その友人と一緒に小杉湯へ行き、教わった通りに交互浴に初挑戦。熱いお湯で体を温めてから、意を決して水風呂に入ってみると……想像を絶する気持ちよさだったんです。

「ととのう」って、こういうことか、と。


風呂上がりの小籠包と生ビールの味は、今でも忘れられません。「今まで人生これなしでやってきたのが信じられない」と思うほどの衝撃でした。これが、私が銭湯沼に落ちた瞬間です。


銭湯でととのった後、近くの店で乾杯する関口さん



Slackの幻聴が聞こえる夜、銭湯へ逃げ込んだ


ただ、私が銭湯に頻繁に通うようになったのには、もう一つ大きな理由があります。

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ワンキャリア転職 編集部

吉川翔大

東京大学卒業後、新卒で中日新聞社に入社。長野、静岡、三重の3県で記者として働く。2019年にワンキャリア に入社。就活生向けの記事制作チームや広報を経て、ワンキャリア転職 編集部でコンテンツ制作を担当。京都市生まれ。

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