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外資ITコンサルからデジタルマーケティング会社へ。広告とコンサルの間で見つけた自分らしい軸|辞めコン実録集 vol.32

コンサルキャリアで最も特筆すべきことは、「ネクストキャリアを見越した入社」の方が多いことでしょう。


そして、コンサルに入社した方の多くが直面するのが、以下のような問いです。


  • いつファームを去るべきか
  • コンサルを経由したからこそ行けるネクストキャリアはどこか
  • 年収の増減をどう捉えるか

本シリーズでは、実際にコンサルを卒業してネクストキャリアを歩まれる方々にインタビューをし、ポストコンサルキャリアの実録を集めていきます。




実録:広告とコンサルの二つの世界を見て、異文化の狭間で磨いた設計して動く力


専門広告代理店から、総合広告代理店、そして外資ITコンサルへ。


広告とコンサルという異なる世界を行き来してきたJさんは、現在、デジタルマーケティング会社でマーケティングコミュニケーション領域を担っています。


広告は遊びがある仕事、コンサルは遊びがない仕事。両方を経験して、自分は遊びの中に構造化を持ち込むスタイルが合っていると思うようになったんです


型に縛られず、自分のスタイルを探し続けたJさんが語る、越境のキャリアとポストコンサルとしてのリアルに迫ります。






専門・総合広告代理店で学んだ「越境する営業」という生き方


専門広告会社での経験を経て、総合広告代理店に転職したJさんは、ここで4年間にわたり、多彩な案件を経験しました。


営業がアイデアを考えて提案できる。そんな越境文化が総合広告代理店の魅力でした


クライアントの課題をヒアリングし、プランナーやクリエイティブと一体になって提案を練り上げる。時には企画の骨子を自らまとめ、資料の構成まで考えることもあったそうです。



営業だからといって、ただ案件を回すだけではなかった。クライアントの本質的な課題がどこにあるかを見極めていく。そうした一連の思考を、営業の立場から実践できたのが代理店の面白さでした


自由でフラットな社風の中、予算規模が小さい案件では営業が直接プランを立て、提案する機会も多かったといいます。


自分で考えたアイデアがそのまま採用される。裁量の大きさがモチベーションになっていましたね


約10年にわたって広告営業を経験したことで、「この職種の醍醐味も、限界も見えた」と感じるようになりました。


広告営業って、実は非常に幅が広い仕事。でも、どんなに企画力を磨いても、職域の壁を超えるのが難しい。営業としてクライアントに対峙するだけでなく、もっと戦略的にクライアントの経営課題に踏み込める仕事がしたい、という気持ちが芽生えたんです。


当時すでに、戦略立案や上流設計を担うコンサルタントに興味を持っていたJさん。営業として企画を考える中で、営業+コンサルのハイブリッドで動ける人になりたい、という思いが強まっていきます。


その思いが、次のキャリア転機へとつながっていきます。






外資ITコンサルでの苦闘と再構築


総合広告代理店で自由な営業文化を謳歌していたJさんにとって、外資ITコンサルへの転職は、異文化へ飛び込むような経験でした。

入社後、彼を待っていたのは想像以上に構造化された世界でした。


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ワンキャリア転職編集部

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