「クニエに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」――そんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではクニエの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年8月
1:クニエの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:株式会社クニエ
- 設立日:2009年7月1日
- 代表者:代表取締役社長 山口 重樹
- 所在地:東京都千代田区大手町2-3-2 大手町プレイスイーストタワー11F
- 資本金:95百万円
- 従業員数:1050人
1-2:事業内容
クニエは、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグローバル展開支援に強みを持ち、クライアントの競争力強化と持続的成長をサポートしています。
またNTTデータグループの一員として、豊富なリソースとネットワークを活用できるため、最新の技術やデータを駆使した高度なソリューションを提供することが可能です。
また、クニエはクライアントとの長期的なパートナーシップを重視し、深い信頼関係を築くことを目指しています。このため、クライアントの課題に対して持続的かつ包括的な支援を行うことができます。
(出典)事業領域
1-3:業績
2024年3月31日現在の第20期決算によると、当期純利益は約36億1,224万円(前年同期比14.77%増)、利益剰余金は約90億6,287万円、総資産は約192億9,037万円となっています。
(出典)第20期決算公告
2:クニエに関するよくある質問
2-1:組織構造はどうなっている?
なおクニエでは2022年の組織改編以降、事業部門制を採用しています。現在、クニエには第1から第11までのCS本部が存在し、それぞれが異なる機能や業務を担っています。
しかし、現状は体制変更の過渡期にあり、他のコンサルティングファームのようにサービス別やインダストリー別に明確に分かれているわけではありません。サービス寄りのチームやインダストリー寄りのチームが混在しているのが特徴です。
CS本部の下にはチームが存在します。最小単位のチームは数名から数十名規模で構成されており、プロジェクトごとに柔軟に編成されることが多いです。このようなフレキシブルなチーム構成により、クライアントの多様なニーズに対応しています。
クニエはNTTデータの子会社であり、親会社との関係性も重要な要素です。クニエの組織は大きくコンサルティング部門(CS事業本部)と経営部門に分かれており、経営部門にはNTTデータ出身者が多く配置されています。クニエのコンサルタントが自社の経営トップ、例えば代表取締役社長や常務などの経営層のポジションに就くことは基本的にありません。
2-2:昇給のタイミングは?
新卒社員はまずアナリストとして入社し、年俸は約450万円からスタートします。1年後にはほぼ全員が一律にコンサルタントへ昇格します。この初期の昇格はスムーズに行われ、キャリアの第一歩を確実に踏み出すことができます。
コンサルタントからシニアコンサルタントへの昇格には、最短で3年、平均的には4-5年の期間が必要です。シニアコンサルタントからマネージャーへの昇格も同様に、平均して3-4年程度の期間がかかります。
マネージャーの2年目以降になると、キャリアパスは「Mルート(マネジメント)」と「Sルート(スペシャリスト)」の2つに分かれます。
Mルートでは、マネージャーからシニアマネージャー、ディレクター、マネージングディレクター、パートナー、シニアパートナー、そしてエグゼクティブパートナーへと昇進していきます。一方、Sルートでは、マネージャーからシニアマネージャー、ディレクター、プリンシパルへと進みます。
なお、エグゼクティブパートナーの上にはエグゼクティブプレジデントという等級が存在しますが、これはNTTデータからの出向者が務める経営層のポジションであり、クニエのコンサルタントとしてのキャリアパスには含まれません。
コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャーまでの等級は、それぞれ「コンサルタント1」「コンサルタント2」「コンサルタント3」といった3段階のランクに分かれています。
2-3:年収の構成は?
年俸もランクごとに異なります。給与テーブルは社員に明示されていませんが、各ランク内でもさらに3段階の区分があり、最低でも毎年1段階は昇給します。特に評価が高く、チームリーダーからの推薦がある場合には、2-4段階の飛び級も可能です。
2-4:社内でのキャリア形成は?
クニエでは、キャリア入社者が社内でキャリアを築きやすい環境が整っています。プロジェクトアサインについては、社内で「アサインリクエスト」と呼ばれるプロジェクトの募集要件が開示されており、社員はこれに応募することで、サービスやインダストリーの壁を越えてプロジェクトに参加することが比較的容易です。
この仕組みにより、キャリア入社者は自分の興味やスキルに合ったプロジェクトに参加しやすく、幅広い経験を積むことができます。一方で、所属チームそのものを変更する異動はそれほど柔軟ではありません。全社員が1度だけ異動の機会を持つことができますが、頻繁な異動は難しいため、慎重にキャリアプランを考える必要があります。
3:クニエにキャリア入社するには?
さらに・・・



