「ゴールドマン・サックスに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではゴールドマン・サックスの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年9月
- 1:ゴールドマン・サックス証券の企業情報・事業内容
- 1-1:会社概要
- 1-2:事業内容
- 1-3:業績
- 2:ゴールドマン・サックス証券に関するよくある質問
- 2-1:部門によって働き方や年収が違うって本当?
- 2-2:英語力はどれぐらい必要?
- 2-3:外資系企業だからドライ?
- 3:ゴールドマン・サックス証券にキャリア入社するには?
- 3-1:ゴールドマン・サックスへの転職傾向
- 3-2:ゴールドマン・サックス証券で評価される人の特徴
- 4:ゴールドマン・サックス証券の選考情報
- 4-1:ゴールドマン・サックス証券の選考フロー
- 4-2:ゴールドマン・サックス証券の面接傾向と実際の質問例
- 5:ゴールドマン・サックスについて動画で詳しく知る
- 6:ゴールドマン・サックスへの入社について、キャリアのプロに相談する
- 7:各業界の年収記事はこちらから
- 8:ワンキャリア転職の紹介
1:ゴールドマン・サックス証券の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:ゴールドマン・サックス証券株式会社
- 設立年:1974年(日本で駐在員事務所を設立)
- 代表者:代表取締役社長 居松 秀浩
- 所在地:東京都港区虎ノ門2丁目6番1号 虎ノ門ヒルズステーションタワー
- 資本金:836億1,600万円 (ゴールドマン・サックス証券株式会社)
- 従業員数:日本における4社合計:約1,100名 (2017年4月末現在)
1-2:事業内容
ゴールドマン・サックス証券は、投資銀行部門(IBD)を中心に、企業の売却や買収(M&A)、各企業に対する資金調達の提案、株式や為替などの金融商品をモニタリングし、マーケットの動向などを調査しています。世界的な知名度を誇り、またブランド力も根強いため、世界中で幅広い事業を展開しています。
1-3:業績
2023年12月期決算では、純利益が85億ドル(約1兆4,000億円)と、前期比で24%減でした。世界的な急速利上げと金融市場の混乱で、企業の資金調達支援やM&A(合併・買収)助言の需要が冷え込み、主力の投資銀行業務の収益が前期に続いて減少したためです。
しかし、圧倒的な知名度・ブランド力に応じて金融界隈ではビジネスエリートからの人気も根強い同社。優秀さやブランド力の高さのあかしとして起業家に転身する人や政界入りする人も多く、トランプ政権(2017年1月20日〜2021年1月20日)下では、ホワイトハウスにGS出身者が起用されすぎたとして、批判の対象にもなるほどでした。
世界的な知名度と業界シェアを誇るGSは、金融業界への就職を考える方だけでなく、起業家や政財界への転身に興味がある方にとっても魅力的なファーストキャリアになりえるでしょう。
(参考)投資銀行 業界研究
2:ゴールドマン・サックス証券に関するよくある質問
2-1:部門によって働き方や年収が違うって本当?
ゴールドマン・サックスでは、部門ごとに働き方・昇進スピードや賞与の金額に大きな差があります。
▼IBD(投資銀行部門)
IBDは最も働き方がハードな部門であり、新卒で入社してアナリストからアソシエイトに昇格しても、昇格後すぐに外に出る人も少なくありません。人の出入りが激しいためポジションが空きやすいと言えます。
IBDのみ、昇格のタイミング・賞与支給タイミングは年に2回あります。マネージングディレクター以降へ昇格するためには、大きな案件を担当することが重要です。
▼マーケット部門
マーケット部門では、ヴァイスプレジデントからマネージングディレクターへの昇進は個人の業績次第となります。
この部門では、ヴァイスプレジデント以上の等級の半分以上がキャリア入社者で占められており、金融業界出身者が多いですが、稀に総合商社出身者などもいるようです。
▼オペレーション部門
オペレーション部門では、ヴァイスプレジデントまでは他部門同様に6年程度で昇格できますが、長く働いている社員も多くポジションの空きが多くないためマネージングディレクターへの昇格は非常に難しいです。
この部門では、賞与金額が他の部門に比べて小粒になりがちで、残業も少ない傾向にあります。
2-2:英語力はどれぐらい必要?
ゴールドマン・サックスで活躍するうえでは、英語力が重要です。TOEICなどの資格取得の点数よりも、実際に英語でコミュニケーションが取れる能力が求められます。
特に、自分が所属するチームや組織のヘッドと意思疎通ができるかが一つの基準となります。ヘッドが日本人であれば英語力はそれほど求められませんが、外国人の場合は英語でのコミュニケーションが必須です。
2-3:外資系企業だからドライ?
外資系企業で個人主義のイメージを持たれがちですが、ゴールドマン・サックスではチームワークが非常に重視されます。
同社の文化として、「私がやった」ではなく「みんなでやりました」という考え方が重視され、これは全ての部門に共通しています。個人のスター選手よりも、チーム全体の成功を追求する姿勢が評価されるのです。
3:ゴールドマン・サックス証券にキャリア入社するには?
さらに・・・



