本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査をもとに、以下についてまとめています。
・ゼネコン・建設・住宅関連業界各社のうち、最速で1,000万を実現できる企業はどこなのか?年次別の年収テーブルや、評価制度の特徴、高評価を得る人に共通していることとは?
・ゼネコン・建設・住宅関連業界未経験でも間口が広い企業、転職に有利な業界や経験など、各社のキャリア入社者の傾向まとめ (実例データあり)
1. 最速1,000万はどこ?ゼネコン・建設・住宅関連業界の年収まとめ
ここからは、ゼネコン・建設・住宅関連業界7社の年収テーブルや高評価を獲得する人の特徴を解説します。
【本記事内で解説するゼネコン・建設・住宅関連業界企業】
・大林組
・住友林業
・大成建設
・一条工務店
1-a. 大林組
●事業内容
大林組は1892年に設立された日本を代表する総合建設会社です。日本のみならず海外でも大型のプロジェクトを手がけています。
ビルやマンション、道路、トンネル、ダムなどの開発はもちろん、都市開発をおこなっており、近年では再生可能エネルギーやアグリビジネス、PPPなどの建設・開発以外の新領域の分野にも挑戦しています。
2023年の売上高は約1.8兆円と業界内でもトップクラスの規模を誇ります。企業の成長性においても、持続可能な社会の実現を目指しており、技術革新やデジタル化にも取り組んでいます。
特に、ゼロエミッションビルディングやスマートシティの開発など、環境負荷の低減と先進技術の融合を図るプロジェクトに注力しています。
●大林組の等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
大林組の等級は8段階に分かれており、それぞれの等級はさらに2段階ずつに細分化されています。
新卒の場合、目安年収400〜600万円の8級職からスタートします。4級職までは一つの給与テーブルにつき、月間2万円程ベースが上がっていく形です。
昇給スピードは基本的に年功序列で横並びで、4級職までは年次を重ねれば等級も上がっていきます。
新卒のスタートラインは最終学歴によって異なります。高卒は8-2、高専卒は8-1、大学学部卒は7-2、大学院卒は7-1から始まります。
なお、5級職と4級職に上がるタイミングは年齢で決まっており、5級職は30歳、4級職は35歳です。
5級職の年収は750〜850万円、4級職の年収は800〜1,200万円で最速で35歳で年収1,000万円に到達できるでしょう。
●大林組の評価基準・評価フロー
大林組の評価は、半期ごとに期初と期末の合計4回、評価面談を行うことになっています。
ただし、現場の部署では多忙を極めるため、目標設定や面談が実施されないこともあります。
基本的には定性評価ですが、目標やゴールの設定は曖昧なことが多く、実際には評価面談が形骸化しているケースもあるようです。
最終的な評価は所長もしくは部長が決定します。
評価がどのように決まるのか、どのような評点がつけられるのかは、本人の給与明細で通知されます。
大林組で評価が高い人の特徴として、直属の上司や所属組織の所長との関係がしっかりできている人が高い評価を得やすい傾向にあります。
上司の高評価を得やすい人物像として「多く残業している」ことが挙げられます。多忙な職種であるがゆえに、残業時間の多さが熱量と捉えられるようです。
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