本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査をもとに、以下についてまとめています。
・自動車・機械メーカー各社のうち、最速で1,000万を実現できる企業はどこなのか?年次別の年収テーブルや、評価制度の特徴、高評価を得る人に共通していることとは?
・自動車・機械メーカー未経験でも間口が広い企業、転職に有利な業界や経験など、各社のキャリア入社者の傾向まとめ (実例データあり)
・三菱重工業、トヨタ自動車など、自動車・機械メーカー各社への転職成功者のクチコミから紐解く選考対策
1. 最速1,000万はどこ?自動車・機械メーカーの年収まとめ
ここからは、自動車・機械メーカー7社の年収テーブルや高評価を獲得する人の特徴を解説します。
【本記事内で解説する自動車・機械メーカー】
- トヨタ自動車
- デンソー
- 三菱重工業
- 川崎重工業
1-a. トヨタ自動車
●事業内容
トヨタ自動車は1973年に創業された自動車メーカーです。7万人ほどの従業員が在籍しており、企画・デザイン・設計・試作テスト・工場生産ラインなどさまざまな職種があります。
毎年連結で数十兆円規模の売上を記録する、日本を代表する企業としても知られています。営業収益は2024年度は約45兆円を計上し、直近2025年度の第1四半期で約12兆円であることが発表されました。
創業以来、「自動車を通じて豊かな社会づくり」を目指し、事業の主軸は自動車生産と販売です。部品やエンジン、バッテリー工場も含めると世界で60以上生産拠点を持ち、販売拠点は世界170か国を超えます。海外におけるトヨタ自動車への人気と信頼は絶大で、世界中で支持される自動車メーカーです。
参考:トヨタ自動車 2024年3月期 決算要旨/トヨタ自動車 2025年3月期 第1四半期決算短信
参考:https://global.toyota/jp/kids/faq/company-overview/001.html
●トヨタ自動車の等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
トヨタ自動車は新卒1〜4年目の担当職の目安年収は400〜600万円、指導職は600〜800万円です。新卒10〜15年目で目指せる主任職の年収は900〜1,100万円で、30代で年収1,000万円を目指すことも可能です。管理職クラスに相当する基幹職以上になると年収は1,100〜1,400万円、幹部職では1,400万円以上が見込まれます。
また学部卒と院卒では、院卒の方が担当職から指導職にステップアップする過程において一部給与が高くなる傾向があります。
続いて昇進スピードについてです。新卒入社後、最初の1年目の冬までは新卒職として勤務し、その後新卒3年目までは担当事技職に分類されます。担当職から指導職への昇格は、新卒4年目に一定の条件を満たせば一律で行われますが、主任職への昇格には個人差があります。
早い人では新卒6年目で主任職に昇格することもあり、30歳前後で早期昇格者に選ばれることも見込めます。
●トヨタ自動車の評価基準・評価フロー
トヨタ自動車の評価は主に「賞与査定」と「昇格査定」があります。
まず賞与査定は半期ごとに1回、年2回行われます。評価項目は「業務内容」「人間力」「能力」の3つです。業務内容では営業であれば売り上げ台数や個人目標が設定されます。人間力では、周囲への貢献度や謙虚さ、成長意欲などの人となりを評価します。能力では、専門性や問題解決能力・行動力などが評価項目です。
昇格査定は年に1回の昇格チャンスに向けて評価されます。主任以上の等級への昇格が部署などから推薦をもらうことで昇格のチャンスを得ることができます。ただし、昇格には推薦を受けるための一定の条件が存在します。
トヨタ自動車で評価が高い人の特徴は、上位役職者と積極的にコミュニケーションが取れる人や基本的なビジネススキルが高い人が評価される傾向があります。
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