「日立製作所に入社したらどれぐらいのスピードで昇格できるか」「どんな成果を出したらどれぐらい年収アップが見込めるか」が気になるけど、面接では聞きづらいー。転職活動でこんな風に感じたことがある人は多いでしょう。
人と人が対峙する数少ない面接の場だからこそ、企業の採用担当からすれば「限られた時間をもっと候補者個人のことを知るために使いたい」と考え、選考過程で年収・評価の制度について詳細な説明を施すことはあまりないのではないでしょうか。
ONE CAREER PLUSは、転職活動の場を「人と人との対話でしかできないすり合わせ」に集中できるように、企業の年収と評価をオープンにしていきます。
本記事では、2024年に実施した社員や過去在籍者への独自インタビューやONE CAREER PLUSに寄せられた5万件以上の企業各社のクチコミをもとに、日立製作所の給与体系や評価制度を解説します。
日立製作所ってどんな会社?
【概要】
日立製作所は、1910年に創業された日本を代表する総合電機メーカーです。創業当初は5馬力の電動機の製造からスタートし、以来110年以上にわたり、社会インフラや情報通信、エネルギー、ヘルスケアなど多岐にわたる分野で事業を展開しています。現在では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、2024年3月末時点で連結従業員数は268,655名を擁するグローバル企業としても知られています。
【事業】
日立の事業は、「デジタル」「グリーン」「イノベーション」の3つを成長の柱として、以下の3つのセクターで事業を展開しています。
・デジタルシステム&サービス(DSS)
・グリーンエナジー&モビリティ(GEM)
・コネクティブインダストリーズ(CI)
特に、社会イノベーション事業に注力しており、AIやIoTなどの先端技術を活用して、持続可能な社会の実現を目指しています。
【業績】
業績面では、2023年度の連結売上高は約9.7兆円に達しています。これにより、日立は堅実な財務基盤を維持しつつ、持続可能な成長を実現しています。特に、海外売上比率も高まり、全体の約50%を占めるなど、グローバル市場での競争力を強化しています。また、セクター別の売上収益に対する構成比は以下の通りです。
・デジタルシステム&サービス(DSS):28%
・グリーンエナジー&モビリティ(GEM):33%
・コネクティブインダストリーズ(CI):33%
・その他:6%
成長性の観点から見ると、日立は海外でのM&Aや提携を積極的に行い、事業の多角化と成長を図っています。これにより、日立は世界中で信頼される企業としての地位を確立し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
【参考資料】
・日立製作所_IR情報_Hitachi at a glance
日立製作所の等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
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