「電通デジタルに入社したらどれぐらいのスピードで昇格できるか」「どんな成果を出したらどれぐらい年収アップが見込めるか」が気になるけど、面接では聞きづらいー。転職活動でこんな風に感じたことがある人は多いでしょう。
人と人が対峙する数少ない面接の場だからこそ、企業の採用担当からすれば「限られた時間をもっと候補者個人のことを知るために使いたい」と考え、選考過程で年収・評価の制度について詳細な説明を施すことはあまりないのではないでしょうか。
ONE CAREER PLUSは、転職活動の場を「人と人との対話でしかできないすり合わせ」に集中できるように、企業の年収と評価をオープンにしていきます。
本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査もとに、電通デジタルの給与体系や評価制度を解説します。
電通デジタルってどんな会社?
【概要】
電通デジタルは、2016年7月に設立されたデジタルマーケティング専門会社です。電通の100%子会社であり、成長戦略の加速に向け設立されました。オフィスは電通の本社内にあります(汐留電通ビル)。設立当初の従業員数は600人程度でしたが2024年1月時点では2,500名規模までに成長しています。新卒採用は2018年卒の学生からはじまっています。
【事業】
グループ各社と連携しながら、既存の広告市場はもちろんのこと、拡大中のデジタルマーケティング市場における需要の取り込みを加速させています。名実ともにデジタルマーケティングにおけるリーディングカンパニーとなることを目指しています。
具体的には、顧客体験デザインや、データ&AI/テクノロジーの活用、組織開発等を支援し、企業「両利きの経営」を実現する「トランスフォーメーション」などがあります。
【参考資料】
電通デジタルの組織構造
電通デジタルの組織は以下の7つの領域から成ります。
- MC(マーケティングコミュニケーション)領域
- TF(トランスフォーメーション)領域
- TX(テクノロジートランスフォーメーション)領域
- CR(クリエイティブ)領域
- 全社統括領域
- 経営基盤領域
- コーポレートガバナンス領域
中でも、MC(マーケティングコミュニケーション)領域は約1,000名の社員が所属する同社の最大の組織となります。他の領域にも様々な部門、部、チームが存在し、組織による評価制度や給与体系に差はありませんが、本記事では特にMC領域に焦点を当てて説明します。
MC領域は、下記の10の部門から構成されます。パフォーマンスエクセレンス部門、第一〜第四アカウントプランニング部門、ストラテジー部門は営業系の組織です。
- パフォーマンスエクセレンス部門
- 第一アカウントプランニング部門
- 第二アカウントプランニング部門
- 第三アカウントプランニング部門
- 第四アカウントプランニング部門
- ストラテジー部門
- コマースマーケティング部門(CM)
- 販促領域(PayPayクーポン、楽天広告)
- パフォーマンスマネジメント部門(PM)
- マーケティングコミュニケーション統括室
各部門の下には10名から数十名規模の部があり、さらにその下にグループという最小単位の組織が存在します。
電通デジタルの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
電通デジタルの等級別年収は以下のとおりです。
さらに・・・