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採用課題×スタートアップ。「好きなコト」を掛け合わせて見つけた、自身の活路


自分の強みを生かし、主体的にキャリアを選び取る。それこそが現代における新たなロールモデル像といえます。そんなカッコいいロールモデルたちは、ファッションにおいても自分を生かす術を知っているはず――。

 

キャリアとファッションを確立した2人に、これまでのキャリアとファッション変遷を語ってもらう今企画。1回目は、2017年に新卒でサイバーエージェントに入社し、AbemaTV開発局のプランナー、社長室 投資戦略本部の藤田ファンド担当を経て、2023年にスタートアップ向け人材エージェント「株式会社Sworkers(スワーカーズ)」を起業した坡山里帆さんに話を聞きました。


※今企画はFABRIC TOKYOとのコラボレーション企画です





大学で専攻した「採用学」と就活で実感した「採用格差」



 

 

——横浜国立大学経営学部のご出身ですが、大学ではどういったテーマを学ばれていましたか?

 

坡山:もともと「企業と個人の出会い」というテーマに興味があり、企業の採用活動に対して科学的にアプローチする「採用学」を学んでいました。これは昔ながらの属人的な採用を廃し、会社にとってベストな人材を採用するための研究です。


在学中には、カヤック、ウォンテッドリー、サイバーエージェントと3社のインターンを経験しました。そこでは主に、就活市場のリサーチ・マーケティング、就活コンテンツの制作などを担当し、自分にとって関心のある分野を深掘りしていきました。

 

——就活はまさに「採用」そのものですが、どういった企業を志望されていましたか?


坡山:やはり人事部門への関心があったので、HR領域で知られていたサイバーエージェントとリクルートの志望度が高かったです。実際に就職活動をする中では、とにかく地方と都内の「採用格差/情報格差」に驚きました。


私はもともと愛知県の出身ですが、地方に比べて東京は就活にとっては恵まれた環境です。地方の大学にいる同級生はいくら優秀な人材でも都内の採用情報を得ること自体が難しいことがわかりました。そこから「地方在住の人でも平等に情報を手に入れられる仕組みをつくり、就活の選択肢を広げたい」と考えるようになりました。最終的には、インターンでもお世話になっていたサイバーエージェントに入社を決めました。


 





新卒入社で新規事業へ。忙殺される日々で仕事に向き合えず

 


 


——サイバーエージェントではAbemaTV(現:ABEMA)のアプリプロデューサーをされていましたが、当時のキャリアは順調だったのでしょうか。

 

坡山:いえ、むしろ自分は仕事ができないなと思っていました。実際、上司から何度もフィードバックも受けていましたし、ABEMA(旧:AbemaTV)自体も開局したばかりのカオスな状況でした。苦手意識のある、WordやExcelを使った細かい事務作業が多く、辛かったです。でも自分は仕事ができないとは認めたくないので、他の得意な仕事でカバーしようと思っていたのです。


——仕事の厳しさを感じた印象的なエピソードはありますか?

 

坡山:いまでもよく思い出すのが、ある年末の最終営業日の業務のことです。年末休暇のために2週間分の番組のプッシュ通知を用意していたのですが、上長から延々リジェクトされたのです。


プッシュ通知の文言をすべて修正するように言われて、何度提出してもOKが出ずに、どうすればいいのかとかなり悩みました。この時に上長から「これが100%の仕事なのか?」と問われて、自分が見てみぬフリをしていた弱み=ちゃんと仕事に向き合えていないことに気がつきました。


結局その日はOKが出るまで何時間も残業に付き合っていただき、初めて真正面から仕事に向き合うことができたと思います。最後に上長からOKをもらえたときは大きな達成感を覚えました。


——それが坡山さんのブレイクスルーポイントだったのですね。

 

坡山:そうですね。苦手な部分にフタをすることで、自分の限界を決めていたのも自分自身だったと気づきました。この日を境に、より自分自身の強み・弱みと向き合い、主体的に仕事をするようになったと思います。今でも仕事がつらいと思ったときには、このエピソードを反芻して奮起しています。

 





スタートアップのスケールを間近で見たVC時代。起業家自体に魅了される



 


——そして藤田ファンド(※)に異動されます。改めて異動の動機を教えていただけますか。


坡山:もともとVC(ベンチャーキャピタル)にはいつか挑戦したいと思っており、そのことを上長に伝えていました。その後、長く凍結していた藤田ファンドが再開されることになり、運よく担当者に任命してもらいました。大学時代の同期にも起業家が多数いましたし、彼・彼女らの話を聞くなかで、スタートアップ業界の成長速度の速さにも魅力を感じていました。

 


——VCの面白さや醍醐味はどういった点に感じましたか?

 

坡山:藤田ファンドとしては、事業主体は起業家であり、投資担当者は投資後はサポートに徹するという考え方で動いていました。そうして多くの有望な起業家に出会うなかで、純粋に「主体的に仕事ができる人はかっこいい」と感じました。


また、スキマバイトサービスのタイミーに投資させていただいた際は、数名の社員さんが飲食店に「こんなサービスを始めます」と地道に売り込んでいるような段階だったのに、その後のわずかな期間で1,000人規模の企業に成長したのです。そういった大きなスケールアップや成功例を間近で見ることができたのは、人生への影響としても大きかったです。

 


——複数の起業家を比較したからこその気づきはありましたか。

 

坡山:なんらかの夢を持って起業にたどりつく人は多いのですが、夢を実現できるかどうかは実力次第。成功する人には、愚直に夢を追いかける姿勢や、ビッグマウスであっても実現させてしまうエネルギーがあります。投資家としてはその「本気度」を見抜くことが重要だと思っていました。


その点では、身近に藤田社長というお手本がいることで鍛えられましたし、百戦錬磨の社長から直接投資アドバイスをもらえたことで、日々学び、加速度的な成長を実感しました。

 

※若手経営者の応援を目的とした、サイバーエージェントの藤田晋社長自ら手がける投資






起業は原点回帰。スタートアップと個人の「良い出会い」をサポート




 

——藤田ファンドを経て起業されますが、なぜ2023年というタイミングだったのでしょうか。

 

坡山:もともと人生設計において、女性としてライフスタイルの変化の可能性も考え、30歳までに起業するという目標を置いていました。正式に退社の意思を伝えたのは29歳の誕生日直後で、そこから準備し、1年以内の起業を決めていました。

 


——「人材紹介」という事業内容は、どのように検討されたのですか。

 

坡山:他の起業家にも共通することとして、「なにより自分が強い想いを持ち続けられるコトや、得意分野と重なるもの」を重視しました。考えた結果、やはり「人と人をつなぐ」のが私の人生のテーマだと再認識したのです。


就活時に感じた地方と都内の採用格差/情報格差、そしてVCで関わったスタートアップ業界という2点を結びつけ、会社では「スタートアップへの人材紹介」という形で価値提供したいと思いました。

 


——学生インターンやサイバーエージェントでのご経験を活かした「原点回帰」の事業なのですね。初めての起業に対して、不安はなかったのでしょうか。

 

坡山:ないといえばうそになりますが、人生は1度きりなので、いますぐ行動することが最優先でした。「起業したい」と思っていた過去の自分に未練がないようにしたかったのです。もし失敗したとしても、自分自身が「失敗」「間違い」と思わなければ、次につながる一歩になると楽観的に考えている部分もあります。

 


——今後にはどのような展望をお持ちですか。

 

坡山:人材紹介という事業の枠を超えて、今よりもっと多くの人とつながっていきたい。たとえば地方在住の学生向けにセミナーを行うなど、就活の選択肢にスタートアップを入れようと思えるようなポジティブな情報発信もしていきたいと思っています。

 





戦略的なファッションから自分らしくいられるファッションへ

 


——キャリアアップとファッション変遷の関係についても聞かせてください。

 

坡山:就活時は、母にもらったJILL STUARTのジャケットとスカートを着用するなど、ガーリーなファッションが多かったです。でもこれは私なりに「他の応募者との差別化をはかり、個性を出したい」といった戦略の一つでした。


藤田ファンド時代は投資家の立場ですが、スタートアップ企業はカジュアルな格好をする方も多かったので、私も自然と「かっちりとしすぎない」スタイルを選ぶことが増えていたように思います。例えば、カジュアルなパンツスタイルにスニーカーなどのスタイルも多かったです。

 


——社長となった現在は、どのようなスタイルが多いのでしょうか。

 

坡山:必要なときはジャケットを羽織りますが、それ以外はTシャツとデニムが多いですね。1日のなかでも何度も着替えるほど、オンオフの切り替えは大事にしています。


起業家は「自分のイメージ=会社のイメージ」と直結します。だから洋服選びがさらに楽しくなりましたし、いまがいちばんファッションに投資しているかもしれません。年齢を重ねて、さらに自分らしいアイテムを選べるようになってきたかなと感じています。

 


——今回、FABRIC TOKYOにて作られたオーダースーツのセレクトポイントを教えてください。


 


坡山:本当に素敵なスーツが仕上がったと思っています。まず、ジャケットは女性らしいノーカラーにしました。羽織りやすく、自分の個性も演出できると思います。全体はグレーベースですが、よく見るとなかに茶色の糸も混ざっています。


この色も気に入っていますし、生地に奥行きがでるのが素敵だと思いました。裏地は一番好きな色であるブルーを、そして袖のボタンもすべて自分で選びました。全体的にやわらかいイメージで、カチッとしすぎない抜け感のあるところが気に入っています。

 


——既製品との違いはどういった点に感じられますか。

 

坡山:プロの採寸技術は素晴らしく、少しのたるみもないフィット感はこんなに心地いいものなのかと感動しています。体すべてを包み込んでくれている感覚です。友人にも「フィットしているから足の形がすごくきれいに出ている」と褒められました。

 


——坡山さんとしても初めてのオーダースーツということですが、フィッティング体験についてはいかがでしたか。

 

坡山:トータルでも40分くらいの短時間で、効率的かつ丁寧なフィッティングをしていただきました。スタッフの方が、座ったときの着心地など実演を交えながら教えてくださったので、さまざまな視点で安心して選べました。


色も、一口にブルーといってもどんな種類があるか提案してくださるなど、自分のこだわりもすべてプロに相談しながら進められたのが良かったです。とても楽しい時間でした。

 







「苦じゃない」から見つける、自分の居場所

 


——主体的にキャリアを選び取っていきたいと思う一方、なにを目指すべきかわからないという人も多いと思います。そういった人たちへのエールをお願いします。

 

坡山:やりたいことがなくて悩むような時期は、誰にでもあると思います。そのなかで自分の幸せを見つけるためには、まず自分と向き合うことが大事。


たとえば、友人で「表計算ソフトで関数を組むことが好き」という人がいて、私には全然わからない感覚ですが、彼女はその延長線上でエンジニアとなって成功しています。そのように行動ベースで自分が幸せと思うことがあれば、仕事につなげるチャンスです。

 


——自己の内面と向き合った結果、坡山さんは「人と人の出会い」に究極のやりがいを感じられたのですね。

 

坡山:はい。まず自分自身と対話できないと、他者に本音を伝えることや、行動を起こすことも難しくなります。SNSで流れてくる他人の成功や、物事の良し悪しに囚われるのではなく、「自分が幸せを感じることとは何なのか」「自分にできそうなことは何か」を見つけてほしいです。


私のように「これが好き」とまでは言えなくても、「これをしていても苦ではない」ことは見つかるはず。それを業種や職種に転換すれば、どんな人でも自分の個性を活かして輝けると思います!


 






FABRIC TOKYOとは


“Fit Your Life.”をブランドコンセプトに、体型だけでなく、お客さま一人一人の価値観やライフスタイルにフィットする、オーダーメイドのビジネスウェアを提供するブランドです。


一度、ご来店いただき、店舗で採寸した体型データがクラウドに保存されることで、以降はオンラインからオーダーメイドの1着を気軽に注文することができます。リアル店舗も自社で展開し、関東・関⻄・名古屋・福岡の合計10店舗を運営中。


2023年6月より、女性のお客さま向けに「WOMEN’S ライン」をスタート。


公式ECサイトはこちら

WOMENS’ ライン 特設ページはこちら






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