コロナ禍を経て仕事とそれ以外の生活が融和し、仕事観がより一層多様化していく中、キャリア支援のあり方も仕事だけに閉じる必要はないのでは、と考えております。
ONE CAREER PLUSでは「すべてのキャリアを、オープンに。」というコンセプトを掲げ、様々なキャリアのあり方をオープンにしていくため、「仕事もダンスも全力で。」をコンセプトに活動している社会人ダンス連合会とのコラボレーション特別インタビューを連載します。
第1弾は、早稲田大学のストリートダンスサークルSesSionのOBOG団体「SesSion Plus」を立ち上げた、お2人のキャリアを紐解いていきます。
プロフィール
仕事とダンスを両立している2人の想い。
—長井さんと川村さんの自己紹介をお願いします。
長井さん:地方公務員として税金関係や感染症対策の部署を経験し、今は交通部門を担当しています。SesSion Plusでは、団体の立ち上げと同時にダンス公演の企画も進めていて、代表2人体制で役割分担しています。僕は主に会計周りを担当しています。
川村さん:株式会社ビズリーチにて、取引大手様の採用成功を支援する営業組織のマネージャーを担当しながら、SesSion Plusの代表を行っています。
SesSion Plusでは、ダンス公演を中心にOBOG会やクラブイベントなどを実施しており、早稲田大学ダンスサークルSesSionを卒業した人が「やりたいこと」ならなんでもやっていく団体です。
ーSesSion Plusは、早稲田大学のSesSionのOBOG団体なんですね。ダンス公演とは、どのようなイベントなのでしょうか。
長井さん:ストーリーとダンスを掛け合わせたもので、いわゆるダンスのショーケースを踊りながらストーリーを展開していく公演です。ストーリーをダンスに掛け合わせることで表現の幅が広がり、お客さんに伝えられる幅が増えるかなと思っています。今年の6/2(日)に昼夜2公演を行うのですが、お客さんも合わせて2000人来場予定です。
ー仕事をしながら2000人規模の公演を開催...! どのようなスケジュールで活動しているのですか?
長井さん:現在は公演期間真っ只中のため、毎日タスクを見直して必要があれば係を動かしたり、資料を作ったりしています。平日は昼間に仕事をして、夜、家に帰った後や通勤時間、土日の朝に公演の作業をしています。時間で言うと、半々くらいだと思います。仕事を持ち帰ることはしないので、むしろSesSion Plusにかける時間のほうが長いかもしれません。
川村さん:平日は朝から夜20時まで仕事をして、公演準備があるので仕事終わりは公演に向けたミーティングをしています。土日は公演が迫っているため練習していますが、会社の同僚と飲んだり、一人で映画を見に行ったりもしています。ただ、デートだけできていません(笑)
ダンスは、人生の中で最も誇れること。
ーかなり多忙な生活をされていると思うのですが、なぜ団体を立ち上げようと思ったのですか?
長井さん:サークルを引退したOBOGや現役世代が集まって活動できる場所を作りたいと思い、社会人団体の立ち上げを思い立って手を挙げました。ただイベントをやるだけではもったいないと感じて、団体設立を考えました。
川村さん:過去に、OBOGダンス公演でキャスト主演を務めさせてもらった時に、自分で作品を作ってみたいと思ったことがきっかけです。サークル員とも話している中で、社会人になっても本当は踊りたいという人や本当は舞台に立ちたいという声も多かったので、OBOG団体があればサークル員が集まりやすくなり、繋がりも踊る機会も作れるのではないかと思ったのが背景です。
SesSion Plusという団体名も、今よりもちょっと人生がプラスになるような状態を作っていけたらいいなと思って「Plus」と名付けました。まぁ、目立ちたかったという思いもありました(笑)
ー社会人になってもダンスに熱量を注ぎ続けられる理由は何ですか?
川村さん:ダンスがかっこいいからです。そして、かっこいいと言われたいからです。また、ダンスを通じて人と繋がることが楽しいからです。
長井さん:自分の人生の中で最も誇れること、続けてきたことだからです。長い間続けてきたことなので、生活の一部。趣味でもあり、コミュニケーションツールでもあります。
公演作りも、仕事と一緒。2つの経験がキャリアを作っている。
ーSesSion Plusの代表を経験して、大きく変わったことはなんですか?
長井さん:変わったなと思うことは、これまで慎重派だったのですが、川村さんの影響もあって、まず進んでみるみたいな、やってみたい気持ちを優先して、やった先で考えるマインドに変わりました。
川村さん:まずはやってみようとできるのも長井さんのバックアップがあるからです。なんとか支えてくれるみたいな安心感や、守られてる感覚があります(笑)
僕が大きく変わったことは、エンターテインメントの世界は好きですが、ダンス公演を作る中でクリエイティブ系の仕事は相当難しい仕事だと気づいたことです。
逆に、代表を務める中で、マネージャー職に興味を持つようになりました。代表になってはじめて、組織の上に立つ人の意思決定の多さや難しさに直面しました。この経験から、仕事でも、マネージャーの高い視座から課題を探し、意思決定をしていきたいと思うようになりました。
ー自分たちの取り組みを通して仲間に伝えたいことはありますか?
川村さん:今回の公演の参加者は、時間もお金もかかって大変ではあるんですが、公演に出なくてよかったって思っている人はいないはずです。
会社もプライベートもある中で、もう一つ増やした何か(ダンス公演)が出てよかったものになっているということは、人生のちょっぴりプラスが増えているということだと思います。なので、今仕事で忙しくしている人とか、これから社会にでる後輩たちは、人生にちょっぴりプラスが増えるための活動を続けていってほしいですね。
長井さん:公演期間は、ダンスの練習で土日の時間が結構潰れていると思うんですけど、それにかけた時間を大切にしてほしいなと思います。この大切な過ごした時間を、社会に戻っても忘れないでほしいなと思います。
川村さん:何か人生の糧になってほしいです。
いかがでしたでしょうか?
今後も社会人ダンス連合会に所属する様々な社会人ダンサーをお呼びして、仕事とダンスを両立させる方のキャリアをたくさん聞いていきます。
次回もぜひお楽しみにしてください。
ダンスも仕事も両立するためのキャリアを探すなら、ぜひご相談ください。
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