中途面接で合否を分ける質問とは。どのような対策をしておくべきか。
この「受ける前に知っておくべき面接質問シリーズ」では、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくワンキャリア転職の独自調査から、有名企業で聞かれる質問を3つピックアップして解説。
今回は、世界的なコンサルティングファームであるデロイトトーマツグループに属するデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下DTFA)を取り上げます。その中途採用はどのような人が求められているのか、一緒に見ていきましょう。
DTFAの価値観と採用像
DTFAは「日本のビジネスを強く、世界へ。」をコーポレートスローガンに掲げ、M&A・クライシスマネジメント・イノベーションに関するアドバイザリー業務を行っています。
特に主力であるM&Aでは、戦略フェーズではデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の戦略コンサルティング部隊が対応し、具体的な実行フェーズではDTFAがM&Aのプロとして推進する、というように棲み分けがされており、領域に特化している点がDTCとの違いです(※)。
加えて、デロイトのメンバーファームとして、ネットワークを活用したクロスボーダーの案件にも対応しており、M&Aを中心としたプロフェッショナルとしてのキャリアを積むことができます。
※参考:ELITE-Network - デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー株式会社 企業インタビュー

※デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 - コーポレート情報 より
DTFAではM&A・クライシスマネジメント・イノベーションに特化したアドバイザリー業務を提供していることから、これらの領域に熱力を持って取り組んでいきたいという意欲は採用の大前提になります。なぜその領域のコンサルタントになりたいのか、DTCとの棲み分けを意識した質問は必ず行われるようですので、これまでの経験に紐づけて整理しておきましょう。
また、他ファームと同様に、採用後はコンサルタントとして即戦力になることが求められます。実際にM&A部門ではケース面接が課されるなど、選考上でスキルを確認する場合もあるようです。

コンサル・シンクタンク
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー

コンサル・シンクタンク
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
また時にはあえてアンラーニングし、新しい能力を開発することも必要となります。これまでに獲得したスキルと同時に、これからスピーディにスキルが獲得できるような素直なスタンスが選考でも深堀りされるため、どちらも準備しておきましょう。

DTFAの中途面接の質問1:転職の動機について教えてください


これまでの経験から応募職種への熱意をアピールした回答です。これまでの経験を活かしつつ、さらにチャレンジしたい領域を伝えることができています。DTFAでは、応募した領域に高い熱意を持っていることが採用の大前提とされています。そのため、これまでのキャリアとのつながりが分かるように、いかにこの領域に関心があるかを説明できるように準備しましょう。
DTFAの中途面接の質問2:これまでの業務経験を教えてください
さらに・・・



