こんにちは、トイアンナです。良い職務経歴書には、「プリンシプル=原理原則」があります。プリンシプルとは、「自分のキャリアの軸」のことです。もう少し具体的に言うと、
・私は何をしたい人間なのか
・私は今まで何をしてきたのか
・私はこれから何をしたいのか
上記3点が、キャリアにおけるプリンシプルです。この3点を満たさない職務経歴書は、いかにテクニックを磨いても大企業の書類選考を通過しません。
テクニックだけで作られた職務経歴書の例
職務経歴書の書き方を検索すると、非常に多くの記事が出てきます。どれも有用な情報で溢れていますが、「プリンシプル」について一切書かれていません。きつい言い方をしますが、キャリアアップではなく、競合他社間での転職をしてきた人が執筆しているからでしょう。
もし、本気でキャリア「アップ」を狙いたいのであれば、テクニカルなこと以前に、あなたがキャリアを積むうえで、何者になりたいのかを明確にすべきです。それでは、いったいどのようなものが「ダメな職務経歴書」なのか、具体例をお見せします。
ダメな職務経歴書には「あなたが何者か」という情報がない

<ダメな職務経歴書の例>
私は担当した製品のブランド戦略を策定・実行しました。ブランドのアイデンティティとポジショニングの確立、ブランド価値の向上、競合分析を通じた市場での差別化を実現しました。デジタル分野ではデジタル広告、ソーシャルメディア、Webサイトの戦略を立案し、オンラインプレゼンスの拡大とオンラインでの販売促進を実現しました。データ駆動型アプローチを用いて、広告キャンペーンの効果を最大化しました。
一見、きれいな職務要約です。しかし、この職務経歴書からは「この人物が外資系企業のマーケターとして、それなりに働いた」という情報しか見えてきません。文面から察するに責任感はありそうですが、それ以上の情報がありません。
また、この人物がどこへ転職しようとしているのか、そして何を次の職場で達成したいかもよく分かりません。「販促促進を実現した」と書いてありますが、それは単に業務上当たり前のことをしたと書いてあるだけです。
続いて、改善した職務経歴書を見てみましょう。
<改善した職務経歴書の例>
私は外資系マーケターとして製品を担当する中で、「ブランディングの強化」に力を入れました。私の担当する製品は、年4回、新製品を発売します。ただ、新製品は他社IP(キャラクター)とのコラボアイテムが増え、自社ブランドの認知度は下がっていました。そこで私は公募型キャンペーンで製品デザインを決め、他社IPなしで自社ブランドの認知度を高めつつ売り上げシェアを伸ばしました。今後もこういった施策を通じ、勤務先のブランディング強化を実現したいです。
この書き方だと、これまでの業務で「ブランディング強化」に力を注いだことが分かります。おそらく今後もブランディング関係の業務を担当する可能性が高いと言えます。
このように、「自分はどういったキャリアを歩んできて、今後何をしたいか」がクリアな職務経歴書は、採用担当者の心を動かします。
テクニックを習得して、職務経歴書のレベルを上げよう

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