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事業作りの核心ーデータアセットが教育を変えるー ♯シン・大手キャリア論

Sponsored by ベネッセコーポレーション

ONE CAREER PLUSでは、次のキャリアを考えるきっかけとなるイベントを定期開催中。


今回お届けするのは、2022年5月26日にベネッセとのコラボで行われた「事業作りの核心 —データアセットが教育を変える— #シン・大手キャリア論」のイベントレポート。


ベネッセホールディングスDXコンサルティング部で活躍するエース社員の二人にご登壇いただき、教育ビジネスの行方や展望、ベネッセでキャリアを積む醍醐味などについて語っていただきました。



登壇者プロフィール
水上 宙士(みずかみ ひろし):新卒でベネッセに入社。マーケティング、経営企画を経て、2020年4月からベネッセホールディングス グループDX戦略本部 DXコンサルティング部部長。
田中 達也(たなか たつや):味の素、ボストンコンサルティングを経て、2020年5月にベネッセホールディングスへ転職。グループDX戦略本部 DXコンサルティング部 デジタルシフト推進課 課長。
喜多 哲平(きた てっぺい):前職ではベンチャーキャピタルでスタートアップなどに投資。現在はONE CAREER PLUSの事業開発担当として、新規事業立ち上げに関わる。




変容する教育ビジネス 事業はどこへ向かっていく?


ワンキャリア喜多(以下、喜多):まずはお二人の自己紹介をお願いします。


ベネッセ水上(以下、水上):ベネッセホールディングス全体のDX推進を担当する部署で、現場だけではなかなか解決できない課題に対して社内コンサルとしてサポートしています。顧客は幼児からシニアまでと幅広く、データ利活用やマーケティング、プロダクト開発などを横断してやっているような組織です。


ベネッセ田中(以下、田中):前職は味の素で研究開発に従事した後、BCGでコンサルティングを経験しました。2020年5月にベネッセへ入社し、現在は水上と同じくDXの推進をする部署で、データの利活用の社内コンサルティングとしてプロジェクトを推進する活動を行っています。



・デジタルによって一人ひとりにあわせた学習を実現


喜多:水上さんは「【180度変わる】教育×DX、10年後予測。」の記事で、「教育業界ではゲームのルールが180度変わった」とおっしゃいましたが、今、教育業界で何が起きているんでしょうか?


水上:ゲームのルールが変わっている根底には「EdTech(デジタル×教育)」があります。


これまで、教育事業の対象は「マス」であり、全員に同じ「ドリル」を解かせ、同じ授業を展開していたんです。一方で、ベネッセは1990年代〜2000年代頃から、教科書、志望校、レベルごとのカスタマイズに取り組んできました。そこから2010年代はデジタルを活用した教育コンテンツの提供へとシフトし、デジタル化によるデータの蓄積で、個別にアプローチする「アダプティブラーニング」が実現できるようになってきました



喜多:「アダプティブラーニング」は最近登場した言葉だと思っていましたが、1990年代から取り組んでこられ、最近ようやく実現できるようになってきたということでしょうか?


水上:そうですね。教育事業の進化の歴史は、「カスタマイズ性がどんどん高まる」という「個別化」の歴史ともいえます。


デジタルによって常にお客さまと繋がっている状態なので、彼らの問題回答から得意不得意のデータが即座に入ってくる。それを活用することで一人ひとりの課題にアプローチできます。つまり、教育は完全に「個」にフィットできるようになりました



・優秀な新規参入企業が増え、新たなサービスが生まれやすい構造に


水上:ゲームのルール部分で言うと、以前は、プリントオンデマンドにコストが掛かり、サービス利用者による大規模な基盤で売り上げが立ってる会社しか、顧客にサービス提供ができなかったです。ですが今、デジタル化が進み、圧倒的に教育サービスの参入障壁が下がっています


AIの一般化もあって、今めちゃめちゃ教育×デジタルにおけるプレイヤーが増え、競争が激化しているところなんですよね。


喜多:記事の中にもありましたが、ディスラプターの参入やユニコーン企業の誕生などは、ベネッセからするとネガティブにもなりかねないと思います。お二人はどのように捉えていらっしゃいますか?


水上:デジタルの普及や技術の一般化などにより、ディスラプター参入は今や避けられなくなっています。ベネッセとしても営業やマーケティングなどで対抗策をとりつつ、出資やM&Aのような手段も含めて、彼らと手を組みながらサービスを高めていきたいと考えています。


2021年には、ベンチャー企業に出資できるCVCのような機能を持つ枠組み「デジタルイノベーションファンド」を作りました。教育ベンチャーに出資をして一緒にサービスを作ったり、主管商品の強化をしていったりします。



喜多:田中さんは異業界から教育に移ってきて、新たに気づいた教育ビジネスの特徴や面白さはありますか?


田中:国としてデジタル構想を進めていることは、魅力の一つだと考えています。結果、新規参入が相次ぐことで優秀な人材が集まり、そのなかであらゆる角度から顧客のためになるサービスが生まれてくる点もありますね。


我々が幅広く事業展開しているなかでも、まだ着手できていない部分も当然あります。そこを新規参入企業が手を付けているのであれば、こちらとしてもぜひ提携させていただきたいです。


長く教育業界でビジネスをしていますが、まだまだ拡大させる余地があることに気づかされるという意味でも、教育業界は今すごくホットだと思ってます。



・多様化する進路への最適化や、学習意欲を高めるサービスの検討も


喜多:あらためて、お客さまとのタッチポイントが広く、多くの顧客データを蓄積できるのはベネッセの強みだと思います。そこを利活用した次世代の教育についてどのように思い描いていますか?



水上:今後は、大学に進学するしないみたいなところも含めて、どんどん進路が多様化してくると思うんです。そのなかで個々の目標に対してやるべきことを提案するのが今開発しているところ。次世代の学びの姿だと思っています。


あとは学習意欲をどう高めていくかなど、データで可視化しにくい部分も課題です。そこを進研ゼミのタブレットのログイン回数や、コンテンツの視聴率などから分析するなどの方法を今まさに社内で検討していたりしますね。


田中:個別化の方向性も、さらに拡大できる余地があると思ってます。理想的な姿でいうと、学習の成績を上げるために学習データを使って学習をさせる。


例えば、意欲的に勉強するようになった子が何をもってそうシフトできたのか。その子が普段接してる友達や部活、趣味などを分析して、横の繋がりをより強調することは可能性として大いにあると思ってます。


また、学習習慣と学習の成果をバランス的に見ながら、子どものタイプ別に指導方法を先生と一緒に考えたり。そこの目標設定までをセットで学習だと捉える傾向もありますね。



ベネッセの魅力や、キャリアを伸ばすうえでの利点


・現場と経営、双方に踏み込んで本質的な課題解決ができる


喜多:続いて、お二人のキャリアについてもお伺いしたいです。どのような観点でベネッセを選び、どのようなキャリアイメージをもっているのか、他社から転職された田中さん、お話いただけますか?



田中:学生時代に塾の講師をした経験や、転職のタイミングが、子どもがこどもちゃれんじを始めるかどうかの年齢で関心が高まっていたこともあり、教育業界に進むことを決めました。


数ある企業の中からベネッセを選んだ理由は、現在所属しているDXコンサルティング部であれば、やりたいことができると考えたからです。


新卒で入社した事業会社では、どうしても規模が大きいが故に変化の遅さを感じていました。2社目のコンサルティングファームでは、ハイスピードで経営とのコミットも高めながら進めていけるだろうと予想していましたが、大きな戦略はスピーディに決められても、現場の実行力が足りない場合に細やかな顧客サポートは困難でした。


そんななかで2020年4月にベネッセで新設されたのが、今所属しているDXコンサルティング部です。


ただ「きれいな画を描く」だけでも、やみくもに「実行する」だけでもなく、現場で抱える課題を横断的に見ながら、DXやBPRを活用し、現場と経営層両方にグリップを効かせながら成果を出すことにこだわれる。ここなら自分が感じていた両方の課題を解消できるのではと思い、2020年5月に転職しました。



喜多:視聴者の方からもキャリアに関して質問が寄せられています。なぜコンサル側から事業側に戻られたのか? また、SaaS系企業ではなく、ベネッセを選んだ理由も教えていただきたいとのことですが、いかがでしょうか。


田中:SaaS系企業なども検討していて、サービスの形にこだわりはありませんでした。歴史がありながらも顧客課題への解決策を持ち、フルサポートをしている企業を探していて、自分のなかではそれがベネッセでした。



喜多:水上さんが、社内でのキャリアチェンジで生きたスキルや、苦労した経験があれば教えてくださいとのことですが、いかがでしょうか?


水上:マーケティングから経営企画にキャリアチェンジしたのですが、マーケティング職で身についた相手のインサイドやニーズを捉えるスキルは、今も生きていると感じています。

現在は社内コンサルのような仕事をしていますが、相手の言葉の背景やインサイドを知る点ではマーケティングと共通点がありますね


現在の部門でプロジェクトを立ち上げる際にまずやるのは、各事業部門の事業計画の検討です。現場の人間からみれば、我々のような外部の存在が面白くないという反応もあります。しかし、そうした人たちと同じチームでプロジェクトを進めていかなければなりません。そこで、どのようにコミュニケーションを取れば相手が気持ち良く、同じ方向を向いてもらえるかを考える上で、マーケティングをやっていた経験が生きていますね。


苦労した点でいうと、デジタルマーケティングの経験はあったものの、データサイエンティストが持っているような専門知識は持ち合わせていなかったので、キャッチアップするのが大変でした。けれども結果、やってよかったなと思っています。



さいごに



喜多:最後にお二人から一言ずつお願いします。


水上:元々ベネッセには社内コンサルのようなことをやる組織がなく、2020年4月に私の所属するDX促進部署がスタートしました。最初は6人でスタートし、一定の成果を出せたので、年度末には12プロジェクトになり、翌年には21プロジェクト、2022年には35プロジェクトと、どんどん拡大しています。業務も事業計画の検討などを重点的にサポートさせていただくようなスタイルに変わってきています。


ベネッセの企業理念とも直結する、社会課題などの世の中にとって重要なテーマを幅広く担当できるとても面白いポジションなので、ぜひご検討いただけるとうれしいです。


田中:今、教育はとても熱い分野で、やれることがいっぱいあるのが魅力のひとつだと思います。また今回、事業会社、コンサルの方、それぞれいらっしゃると思いますが、そのどちらもバランスよくカバーしている部門がベネッセにはあることを記憶に残しておいていただき、顔を合わせてお話できる機会ができればうれしいです。



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