こんにちは。ワンキャリア転職のキャリアアナリストです。
この連載「キャリアアナリストのお悩み相談室」では、転職を考えている方からいただいたリアルなお悩みに、ワンキャリア転職のデータをもとにお答えしています。
本日のお便り
さて、本日のお便りはこちら。ラジオネーム「きなこもち」さん(28歳・SIer インフラエンジニア)からです。
新卒から5年間、大手SIerでクラウドインフラの設計・構築を担当しています。主にAWS・Azure上での基盤構築や、製造業クライアントの移行案件に携わってきました。
最近、案件の上流でコンサルタントが「あるべき姿」を提示しているのを見て、「自分のほうが現場を分かっているのに…」と感じることが増えてきました。技術的な制約を無視した提案に振り回されることも多く、「自分が上流から関われたら違う絵が描けるのに」という気持ちが膨らんでいます。
コンサルへの転職を考え始めているのですが、エンジニア経験はコンサル転職で強みになるのか、それとも「技術を捨てる」という感覚になるのか、実際に転職した方の話を聞きたいです。また、ITコンサル・システムコンサルなど種類がいろいろあって、エンジニア出身者にどのコンサルが向いているのかも教えてもらえるとうれしいです。
エンジニアのコンサル転職、132件のデータで見えた実態
結論から言うと、エンジニアからコンサルへの転職は「年収を上げながらキャリアを広げられるチャンス」です。
ワンキャリア転職の転職体験談データ(8,480件)のうち、SE・エンジニア職からコンサルタント職への転職事例は 132件。そのうち 110件、約83%が年収UPを実現しています。年収がSTAYだったのは18件(14%)、DOWNはわずか4件(3%)です。
他のキャリアチェンジと比べても、この年収UP率は高い水準です。エンジニアからコンサルへの転向は、「技術を捨てる選択」ではなく、技術スキルを別の形で換金する選択といえます。
転職先の職種内訳を見ると、最多はシステムコンサルタント(76件)で全体の58%を占めます。次いでパッケージ導入コンサルタント(15件)、業務プロセスコンサルタント(15件)、セキュリティコンサルタント(10件)と続きます。エンジニア出身者の多くが、完全に技術から離れるのではなく、技術知識を前提としたコンサル領域に着地しているのが実態です。
動くタイミングとして最も多いのは社会人歴3〜5年目(43件)で、次いで3年未満(39件)。20代のうちに動く人が6割近くを占めています。きなこもちさんの「5年目でコンサルへ」というタイミングは、転職市場から見てむしろ王道の動きです。
さらに・・・



