こんにちは。ワンキャリア転職のキャリアアナリストです。
この連載「キャリアアナリストのお悩み相談室」では、転職を考えている方からいただいたリアルなお悩みに、ワンキャリア転職のデータをもとにお答えしています。
本日のお便り
さて、本日のお便りはこちら。ラジオネーム「おまつ」さん(26歳・大手アパレルチェーン 店長)からです。
はじめてお便りします。新卒でファストファッションの会社に入社し、3年で店長になりました。売上管理やスタッフのシフト調整、本部への数字報告など、一通りのことはできるようになったと思います。でも最近、ふと「このまま30歳になっても同じことをしているのか」と怖くなっています。
正直なところ、今やっていることの半分はパート・アルバイトさんでもできる業務です。「提案力が身についた」と言えばそれまでですが、レジ対応や品出し、クレーム処理に追われる毎日で、ビジネスパーソンとしてのスキルが積み上がっている実感がありません。
さらに、2〜3年サイクルで全国転勤があり、プライベートの計画も立てにくい。休日も土日ではなく平日になりがちで、「この働き方を続けるのか」と考えるたびに転職を意識します。
ただ、不安もあります。店長職の経験は他業界で評価されるのか。営業やコンサルに転身した人はいるのか。年収はどうなるのか。データをもとに教えていただけますか?
店長職からの転職、実態データを見てみよう
まず結論から言うと、店長職からの異業種転職は十分に起きています。
ワンキャリア転職の転職体験談データを見ると、店長・店長候補から他職種へのキャリアチェンジが数多く記録されています。転職先の内訳は、法人営業が最多で27.3%(12件)。次いでコンサルタント職が11.4%(5件)と続き、カスタマーサクセスや人材紹介、新規事業企画へ転身したケースも見られます。(※)
年収の変化も、おまつさんが心配するほど厳しいわけではありません。年収がアップした人が34.1%(15件)、横ばい(STAY)が45.5%(20件)、ダウンが20.5%(9件)という分布です。約8割の方が年収を維持または増やして転職しています。
また、転職者の65.9%(29件)が社会人3〜5年以内の若い層。おまつさんと同じように「20代のうちに動く」と判断した人が圧倒的多数です。
※ワンキャリアの転職体験談データ(44件):2026年4月時点
なぜ店長職から転職するのか ――当事者の声を見る
では、なぜ店長職から転職するのか。実際の体験談を見ると、いくつかの共通パターンが浮かび上がります。
最も多いのは「スキル成長の頭打ち」と「キャリアの先が見えない不安」です。
ニトリから楽天グループへ転職した方は、こんな言葉を残しています。
さらに・・・



