こんにちは。ワンキャリア転職のキャリアアナリストです。
この連載「キャリアアナリストのお悩み相談室」では、転職を考えている方からいただいたリアルなお悩みに、ワンキャリア転職のデータをもとにお答えしています。
本日のお便り
さて、本日のお便りはこちら。ラジオネーム「しずかさん」(28歳・食品メーカー 法人営業職)からです。
新卒で入った食品メーカーで営業をしています。担当エリアは関東全域で、月の残業は平均60〜70時間。ルート営業メインですが繁忙期は週末も電話対応があり、来年の結婚を機に働き方を見直したいと思っています。
先日、知人の紹介でIT系スタートアップの内勤営業(インサイドセールス)の話をいただきました。フルリモート・残業ほぼなし・土日祝休みという条件ですが、年収は現在の480万円から420〜430万円になる見込みです。
WLBを改善したくて転職するのに、年収まで下げるのは「負け」な気がして踏み出せずにいます。WLBのために年収を犠牲にするのはよくある話なのでしょうか?また、それで後悔している人は多いのでしょうか?
WLBを重視して転職した367人、年収はどう変わった?
結論から言うと、WLBを重視して転職した人の約7割は、年収が「変わらない」か「上がった」というのが実態です。
ワンキャリア転職の転職体験談データ(2026年4月時点、公開済データより独自集計)をもとに、「働きやすさ・ワークライフバランス」を重視ポイントとして挙げた367人の年収変化を調べました。
【出典】 転職体験談データ:ワンキャリア転職(2026年4月時点、公開済データより独自集計)
「WLB重視で転職=年収ダウン」という印象を持つ方は多いですが、年収が下がったのは367人中110人(約3割)です。年収をキープしながらWLBを改善した人が最も多く、4人に1人以上は年収UPも実現しています。
「年収を下げなければWLBは手に入らない」というのは、思い込みかもしれません。
ただし、年収をキープ・UPした人の多くは、転職先の企業・業界リサーチに十分な時間をかけています。条件面だけで判断するのではなく、企業の実態まで掘り下げることがポイントです。
年収より「時間」を選んだ人たちが、本当に得たもの
年収が下がった110人の転職体験談を見ると、「後悔した」という声はほとんどありません。むしろ「長く働ける環境」を手に入れたことへの納得感が、多くの声から伝わってきます。
ある20代後半の女性は、こう語っています。
これから出産・育児フェーズに入る年齢であったため、長くゆとりを持って働ける企業へ転職しようと考えた。時間にゆとりがある、休みが取りやすい、子供がいても無理なく働ける等ワークライフバランスを重視していた。(リクルートキャリア・法人営業→JT・法人営業)
年収は大きく下がりましたが、「今後のライフスタイルを長く維持できる環境」を選んだ納得感が伝わります。
しずかさんの状況に近い方の声もあります。
さらに・・・



