戦略コンサルタントへの転職を検討している方にとって、「自分にこの職種が向いているのか」は重要な判断ポイントです。高年収や華やかなキャリアパスに憧れる反面、激務というイメージから不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ワンキャリア転職に集まった戦略コンサルティングファーム経験者の生の声をもとに、戦略コンサルタントに向いている人の特徴を5つに分類して解説します。マッキンゼー、ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)、ベインなどの主要ファームで実際に働く方々のクチコミから見えてきた、成功する人材の共通点をご紹介します。
- 1. 戦略コンサルタントの役割・求められるスキル
- 2. クチコミからわかる、戦略コンサルタントに向いている人の特徴5つ
- 2-1. 圧倒的な「自走力」と主体性がある人
- 2-2. ロジカルシンキング・問題解決力が高い人
- 2-3. ハードワーク耐性・自己研鑽への意欲がある人
- 2-4. チーム志向・コミュニケーション能力がある人
- 2-5. チャレンジ精神・未知への適応力がある人
- 3. 戦略コンサルタントへの転職でよくある質問
- 3-1. 戦略コンサルタントの年収はどれぐらい?
- 3-2. 戦略コンサルタントと総合コンサルの違いは?
- 3-3. 戦略コンサルで人気の会社は?
- 3-4. 未経験でも戦略コンサルタントになれる?
- 4. コンサル転職を目指すなら
- 5.ワンキャリア転職のご紹介
1. 戦略コンサルタントの役割・求められるスキル
戦略コンサルタントとは、企業の経営層(CxO)が抱える経営上の課題を分析して戦略を立案し、問題解決へ向けた支援を行う職種です。
中長期の成長戦略やM&A戦略、新規事業計画など企業経営レベルの課題を扱います。最近では戦略の提案だけでなく、その戦略をどう実行するかという具体的な実行のための支援を行うケースも増えています。
戦略コンサルタントに必要なスキルについては、『戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法』(東洋経済新報社、2020年)から引用すると、以下の3つを挙げることができます。
(1) 頭の知性(IQ): 論理的に物を考える、分析的に物を考える、徹底的に理詰めで最適解を導くなど「左脳的知性」
(2) 心の知性(EQ): クライアントの感覚や感情、情緒を鋭く知覚し、それに寄り添いながらコントロールするEQの高さ、つまり「右脳的知性」
(3) プロフェッショナルマインド: 「クライアントに成功してもらいたい、代わってもらいたい」という「ピュアなサービス精神」を常にもち、その実現のために自分の「役回り」を正しく認識し、その役割に徹すること
また、ロジカルな正論を突くだけでは戦略コンサルタントは務まりません。枠組みにとらわれずに自由に発想するクリエイティブシンキングも必要となります。
(参考)
2. クチコミからわかる、戦略コンサルタントに向いている人の特徴5つ
2-1. 圧倒的な「自走力」と主体性がある人
戦略コンサルでは、受け身ではなく自ら考え動ける人でないと成功できません。マッキンゼーで働く方からは、「自分から活躍しようと努力すれば成長はできると思いますが、待ちの姿勢では全く成長できない」という声が寄せられています。
BCGで働く方からも、「会社に成長を求めてはいけない。自分で仕事を作る覚悟が大事。土日も17時間は勉強している。プライベートはなくす覚悟をもつ」という厳しい現実が語られています。
制度や環境に依存せず、「自分で機会を作る」「自分で成長する」強い自走力がなければ淘汰されやすいため、能動的にキャリアを切り拓く力を持つ人が向いていると言えます。
2-2. ロジカルシンキング・問題解決力が高い人
仮説思考・論点思考・ロジカルシンキングなど「問題を分解して、本質的な解決を目指す力」は各社共通で求められるため、論理的思考力が高い人が向いていると言えます。
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