「パナソニックに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではパナソニックの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年9月
1:パナソニックの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:パナソニックグループ
- 設立日:1935年12月15日
- 代表者:楠見 雄規
- 所在地:大阪府門真市大字門真1006番地
- 資本金:2,594億円
- 従業員数:233,391名
1-2:事業内容
パナソニック株式会社は、1918年に松下幸之助によって創業された日本を代表する総合電機メーカーです。
創業当初は電球ソケットの製造から始まり、現在では家電、住宅設備、車載機器、産業機器、エネルギーソリューションなど多岐にわたる事業を展開しています。特に家電製品やAV機器での高い技術力と信頼性で知られ、世界中に多くの顧客を持っています。
事業体制としては、パナソニック株式会社が中心となり、複数の事業部門と国内外の子会社・関連会社を統括しています。これにより、各事業部門が専門性を発揮しつつ、グループ全体としてのシナジーを追求しています。
なお、パナソニック株式会社は5つの社内分社企業で構成されています。
- くらしアプライアンス社
- 空室空調社
- コールドチェーンソリューションズ社
- エレクトリックワークス社
- 中国・北東アジア社
近年では、AIやIoT技術を活用したスマート家電や、電動車両向けの電池事業など、新たな成長分野にも力を入れています。
1-3:業績
2023年度のパナソニック株式会社単体の売上高は約4兆円、営業利益は約2,000億円を記録し、堅調な業績を維持しています。
2:パナソニックに関するよくある質問
2-1:キャリア入社はどの等級から始まる?
キャリア入社者は前職企業や年収によって入社等級が決まりますが、C1もしくはP10での入社が多い傾向にあります。P10で入社した場合には、C1からP10への昇格時に必要な昇進試験に合格する必要がなくなるため、その分昇格スピードが早くなります。
2-2:賞与のタイミングは?
パナソニックの年収はベース給与および年2回の賞与により構成されています。ベース給与には残業代等の手当が含まれますが、営業職の場合は外勤の場合のみランチ代として1,200円/日が上乗せされます。
2-3:昇格のタイミングは?
まず、等級なしからC2への昇格は、原則新卒入社から2年目になるタイミングに行われます。その後、年次ごとに必須とされている研修を受講し、平均すると入社5年目でC1に昇格します。
P10への昇格には1年間の研修および面談合格が必要ですが、必要年次を満たした上で上長推薦をもらえると昇格対象者となります。営業職の場合は早い人だと7年目で昇格するケースがありますが、実態としては年功序列の要素も一部存在しています。
また、営業職の場合は主務〜課長ポジションの社員が不足しているため、年次を満たしていれば推薦を得やすい傾向にあります。
一方でP9以上の社員数が増え過ぎていることから、上長推薦の機会を得ることが難しい部署も存在しており、部署ごとに実態が異なっています。
P10からP9への昇格は2024年8月現在ではほとんど存在しておらず、P10で滞留する社員が多い傾向にあります。上長推薦を得た一部の社員はP8への飛び級昇格を目指して1年間の研修+面談試験を受けます。
P7以降の昇格時も面接試験もしくは研修が存在していますが、試験内容などの詳細は社内でもブラックボックスです。
3:パナソニックにキャリア入社するには?
さらに・・・



