「リコーに入社したらどれぐらいのスピードで昇格できるか」「どんな成果を出したらどれぐらい年収アップが見込めるか」が気になるけど、面接では聞きづらいー。転職活動でこんな風に感じたことがある人は多いでしょう。
人と人が対峙する数少ない面接の場だからこそ、企業の採用担当からすれば「限られた時間をもっと候補者個人のことを知るために使いたい」と考え、選考過程で年収・評価の制度について詳細な説明を施すことはあまりないのではないでしょうか。
ワンキャリア転職は、転職活動の場を「人と人との対話でしかできないすり合わせ」に集中できるように、企業の年収と評価をオープンにしていきます。
本記事では、ワンキャリア転職の独自調査をもとに、リコーの給与体系や評価制度を解説します。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2025年1月
1:リコーの平均年収は?競合他社の年収との比較も
1-1:リコーの平均年収は860万円
リコーの平均年収は同社の有価証券報告書で確認することができます。有価証券報告書によると直近3年間の平均年収は以下の通りです。
- 2023年度:860万円(平均年齢:45.7歳)
- 2022年度:839万円(平均年齢:45.6歳)
- 2021年度:804万円(平均年齢:45.3歳)
1-2:リコーの競合他社の平均年収
リコーの競合他社の平均年収も見てみましょう。リコーと同じ電気機器メーカーの大手企業であるパナソニック、キャノンの平均年収は以下の通りです。
(出典)パナソニック|有価証券報告書キャノン|有価証券報告書
このことから、リコーの平均年収は業界内で平均的であるといえます。
2:リコーの年収・評価制度・働き方と福利厚生
2-1:リコーの等級(役職)別年収
リコー(事務系総合職)の目安年収は以下の通りです。
リコーの等級は、一般職層にあたるS1からS3、管理職にあたるAE、M1からM4の8段階に分かれており、その上には役員が存在します。
さらに・・・




