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【生活・衣料品小売業界の年収まとめ】最速1,000万はどこ?ニトリ・ファーストリテイリング・アイリスオーヤマなど各社の給与と高評価のためのポイントを徹底解説

本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査をもとに、以下についてまとめています。

・生活・衣料品小売業界各社のうち、最速で1,000万を実現できる企業はどこなのか?年次別の年収テーブルや、評価制度の特徴、高評価を得る人に共通していることとは?

・生活・衣料品小売業界未経験でも間口が広い企業、転職に有利な業界や経験など、各社のキャリア入社者の傾向まとめ (実例データあり)

・ニトリ、ファーストリテイリング、アイリスオーヤマなど、生活・衣料品小売業界各社への転職成功者のクチコミから紐解く選考対策






1. 最速1,000万はどこ?生活・衣料品小売業界の年収まとめ


ここからは、生活・衣料品小売業界3社の年収テーブルや高評価を獲得する人の特徴を解説します。


【本記事内で解説する生活・衣料品小売業界】

・ニトリ

・ファーストリテイリング

・アイリスオーヤマ




1-a. ニトリ


●事業内容

株式会社ニトリは、北海道札幌市北区に本社を置く、家具・インテリア用品の企画・販売、新築住宅のコーディネート、海外輸入品・海外開発商品の販売事業を行う、日本の小売業企業です。


1967年に札幌市北区北27条西5丁目で「似鳥家具店」を創業したことがニトリの始まりです。製造小売業 (SPA) のノウハウを利用して、海外原材料の仕入から商品配送までをグループ直営で行うことで、家具業界では珍しく他社との差別化を図っています。


特に学習机の人気が高く、年間7万7千台を販売し全国シェアで日本一となっています。現在は海外展開にも力を入れており、日本国外では、中国、台湾、アメリカなど、積極的に海外に進出しています。


参考:https://www.nitorihd.co.jp/division/special/



●ニトリの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ


ニトリの組織は主に店舗運営部と本部に分かれており、事業部ごとの人数構成としては、店舗運営部とデコホーム事業部に所属する社員が併せて全体の約50%を占め、その次に規模の大きい商品部所属の社員が約10%を占める構成となっています。


ニトリでは現場主義の考えのもと、全ての社員が店舗運営部からキャリアをスタートします。


新卒入社の社員はまず担当者として店舗運営に従事し、その後、フロアマネージャー、副店長、店長と昇進していきます。現在はIT採用もあり、その場合でも最初は店舗運営部に配属されます。


店舗での経験を積んだ後は、本部に配属され、店舗運営のキャリアを続ける方はエリアマネージャー、ゾーンマネージャーを目指します。本部配属後は店舗運営以外にも商品部、広告宣伝部、モール事業部などでさらにキャリアを積むパスも存在します。


本部へ配属された後も、店舗現場の状況を確認するために約5~10年ごとに半年間の現場配属があります。


ニトリでは、職責と職能という2つの等級指標が用いられます。


【職責(役職に紐づく等級)】

  • 職責1:担当者
  • 職責2:フロアマネージャー
  • 職責3:小型店の店長
  • 職責4:大型店の店長
  • 職責5:エリアマネージャー


【職能(個人の能力に紐づく等級)】

  • 担当職:3級~1級
  • リーダー:3級~1級
  • 主事:3級~1級
  • 副参事


職責は与えられた役割に対応しており、職能は個人としてのスキルレベルと対応しています。例えば新卒12年目で本部へ戻る際は、職能としては副参事程度の方が大半です。


一方で、本部でキャリアを積む中で現場配属のタイミングを迎えると、担当者としての配属になるため、職能は副参事でも職責は職責1となります。店舗への配属後、早い方だと3~4年でフロアマネージャーとなり、5年目で副店長、6年目で店長という形でキャリアを積みます。近年は、タスクフォース等、期限付きで新卒2~3年目の若手のうちから本部で働く社員も増えてきています。


ニトリの年収は、基本給・職責手当・賞与・地域手当の4つの要素で構成されます。


基本給は毎年10万円ほどの定期昇給、職責手当は等級に応じて0~11万円程度を毎月支給、賞与は評価に応じて基本給の3~6か月分が支給されます。


基本給は、新卒で22万円/月からスタートし、職責や職能などの等級に関わらず、通常評価を取得していれば年間10万円程度定期昇給で上昇します。


職責手当は職責に応じて一律の額が支給されます。

  • 職責1:なし
  • 職責2:月2.5万円
  • 職責3リーダー2級:月10万円
  • 職責3リーダー1級:月11万円


賞与は年に2回、半期評価に基づいて支給されます。また、決算賞与が株で支給される年もあります (10~15下部程度)。


店舗運営部では1~8の8段階評価で、4~6の評点を取得することが一般的です。評価の段階によって以下のようなレートが決まり、そのレートに基本給を掛け合わせた額で賞与が決まります。例えば評価5の場合、半期に一度基本給の2.8倍の賞与が支給されます。レートは店舗運営部の予算達成率や会社全体の業績によって変動する場合もあります。


【レート】

  • 評価1:1.5倍
  • 評価2:1.8倍
  • 評価3:2.2倍
  • 評価4:2.5倍
  • 評価5:2.8倍
  • 評価6:3.2倍


他にもニトリには決算賞与が存在しています。通常のボーナスは6, 12月ですが、4月など決算が出た翌月もしくは翌々月のタイミングで、自社株と決算賞与が支給されます。

また、担当職とフロアマネージャーは定時以降の勤務に残業代が発生するためベース給与に上乗せされることが一般的です。なお、店長等級以降は見込み残業で職責手当に残業代が含まれています。


他にも、持ち株制度が用意されており、自身で購入金額を決定し、給与から天引きする形で自社株を購入することができます。


さらに、地域手当という福利厚生があり、全員一律で3万9,600円の補助が年次に関わらず支給されます。


また会社指示での転勤の場合、辞令が出てから2年間は単身世帯は1万円~4万円(地域に応じて変動)の手当、扶養家族がいる場合最大5.6万の手当が毎月の給与に上乗せで振り込まれます。



●ニトリの評価基準・評価フロー

ニトリの評価制度は半期評価と年間評価の二つの評価方式に分かれています。半期評価は主に業績評価を中心に行われ、賞与の金額に直接影響します。


一方、年間評価はコンピテンシー評価を中心に行われ、基本給の昇給に影響を与えます。

半期評価では、社員の業績が評価の中心となりますが、業績だけでなく、日頃の取り組みやアピール度合いも重視されます。


目標となる予算は前年比ベースで組まれ、概ね予算比90~110%程度で着地するよう設定されています。


具体的には、等級ごとに以下の割合で評価が行われます。

  • 担当者: 業績40%、日頃の取り組み60%
  • フロアマネージャー: 業績50%、日頃の取り組み50%
  • 店長: 業績60%、日頃の取り組み40%

店舗の業績は立地や周辺の競合環境にも大きく依拠するため、業績評価とは言うものの、最終的な評価に大きな影響を与えるのは、日々の取り組みやプロジェクトの進行など、どれだけ一生懸命働き、どのような取り組みを行っているかだと言います。


年間評価はコンピテンシー評価を中心に行われ、社員の基本給の昇給に影響します。コンピテンシー評価では、社員の能力やスキル、態度、取り組み姿勢などが総合的に評価されます。


評価のフローは以下の通りです。

【一次評価】

  • 担当者とフロアマネージャー:店長が担当
  • 店長:エリアマネージャーが担当


【最終評価】

  • 担当者とフロアマネージャー:エリアマネージャーが担当
  • 店長:ゾーンマネージャーが担当



ニトリの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら


ニトリへの転職体験談や転職理由、転職先などのキャリアパスの他、内定者・選考通過者の選考体験談、働く社員のクチコミ、年収・給与の事例はこちら


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ワンキャリアプラス編集部

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