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クニエの年収【2024年版】役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査

「クニエに入社したらどれぐらいのスピードで昇格できるか」「どんな成果を出したらどれぐらい年収アップが見込めるか」が気になるけど、面接では聞きづらいー。転職活動でこんな風に感じたことがある人は多いでしょう。


人と人が対峙する数少ない面接の場だからこそ、企業の採用担当からすれば「限られた時間をもっと候補者個人のことを知るために使いたい」と考え、選考過程で年収・評価の制度について詳細な説明を施すことはあまりないのではないでしょうか。


ONE CAREER PLUSは、転職活動の場を「人と人との対話でしかできないすり合わせ」に集中できるように、企業の年収と評価をオープンにしていきます。


本記事では、2024年に実施した社員や過去在籍者への独自インタビューやONE CAREER PLUSに寄せられた5万件以上の企業各社のクチコミをもとに、クニエの給与体系や評価制度を解説します。







クニエってどんな会社?


クニエは、株式会社NTTデータのグループ企業として2009年に設立されたコンサルティングファームです。業界を問わず、企業の経営戦略から業務改革、IT導入支援まで幅広いコンサルティングサービスを提供しています。


特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグローバル展開支援に強みを持ち、クライアントの競争力強化と持続的成長をサポートしています。


クニエの特徴の一つは、NTTデータグループの一員として、豊富なリソースとネットワークを活用できる点です。


これにより、最新の技術やデータを駆使した高度なソリューションを提供することが可能です。また、クニエはクライアントとの長期的なパートナーシップを重視し、深い信頼関係を築くことを目指しています。このため、クライアントの課題に対して持続的かつ包括的な支援を行うことができます。






クニエの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ




新卒社員はまずアナリストとして入社し、年俸は約450万円からスタートします。1年後にはほぼ全員が一律にコンサルタントへ昇格します。この初期の昇格はスムーズに行われ、キャリアの第一歩を確実に踏み出すことができます。


コンサルタントからシニアコンサルタントへの昇格には、最短で3年、平均的には4-5年の期間が必要です。シニアコンサルタントからマネージャーへの昇格も同様に、平均して3-4年程度の期間がかかります。


マネージャーの2年目以降になると、キャリアパスは「Mルート(マネジメント)」と「Sルート(スペシャリスト)」の2つに分かれます。


Mルートでは、マネージャーからシニアマネージャー、ディレクター、マネージングディレクター、パートナー、シニアパートナー、そしてエグゼクティブパートナーへと昇進していきます。一方、Sルートでは、マネージャーからシニアマネージャー、ディレクター、プリンシパルへと進みます。


なお、エグゼクティブパートナーの上にはエグゼクティブプレジデントという等級が存在しますが、これはNTTデータからの出向者が務める経営層のポジションであり、クニエのコンサルタントとしてのキャリアパスには含まれません。


コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャーまでの等級は、それぞれ「コンサルタント1」「コンサルタント2」「コンサルタント3」といった3段階のランクに分かれています。


これにより、年俸もランクごとに異なります。給与テーブルは社員に明示されていませんが、各ランク内でもさらに3段階の区分があり、最低でも毎年1段階は昇給します。特に評価が高く、チームリーダーからの推薦がある場合には、2-4段階の飛び級も可能です。



【クニエの組織構造】


なおクニエでは2022年の組織改編以降、事業部門制を採用しています。現在、クニエには第1から第11までのCS本部が存在し、それぞれが異なる機能や業務を担っています。


しかし、現状は体制変更の過渡期にあり、他のコンサルティングファームのようにサービス別やインダストリー別に明確に分かれているわけではありません。サービス寄りのチームやインダストリー寄りのチームが混在しているのが特徴です。


CS本部の下にはチームが存在します。最小単位のチームは数名から数十名規模で構成されており、プロジェクトごとに柔軟に編成されることが多いです。このようなフレキシブルなチーム構成により、クライアントの多様なニーズに対応しています。


クニエはNTTデータの子会社であり、親会社との関係性も重要な要素です。クニエの組織は大きくコンサルティング部門(CS事業本部)と経営部門に分かれており、経営部門にはNTTデータ出身者が多く配置されています。クニエのコンサルタントが自社の経営トップ、例えば代表取締役社長や常務などの経営層のポジションに就くことは基本的にありません






クニエの年収に関する社員のクチコミを見る


コンサル・シンクタンク

クニエ

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クニエの各等級の期待役割


【アナリスト】

アナリストは新卒社員1年目のための等級です。この期間は、コンサルタントとしてプロジェクトワークを行えるようになるための基礎知識とスキルを習得するための重要な期間です。アナリストは、データ分析や資料作成などの基本的な業務を通じて、コンサルティングの基礎を学びます。



【コンサルタント】

コンサルタントは、プロジェクトを円滑に進行させるための資料作成やロジスティクスを担当します。キャリア入社でコンサルティング業界未経験の場合、多くはこの等級からスタートします。


クニエでは、業界未経験者の採用にも積極的であり、彼らにはコンサルティングの基礎に加え、前職で培ってきた専門性をプロジェクト内でどのように生かすかが求められます。


コンサルタントからシニアコンサルタントへの昇格スピードは人それぞれで、早い人は1年で昇格する一方、コンサルティングに慣れるまでに5-6年かかる人もいます。



【シニアコンサルタント】

シニアコンサルタントは、マネージャーの一歩手前の等級として位置付けられます。コンサルタントに求められる要件に加え、下位等級のメンバーをまとめ、プロジェクトをリードすることが求められます。


シニアコンサルタントは、プロジェクトの成功に向けたリーダーシップを発揮し、チーム全体のパフォーマンスを高める役割を担います。



【マネージャー】

マネージャーはプロジェクトの責任者として、デリバリーと営業活動の両方を求められます。マネージャー1年目は「Mエントリー」と呼ばれ、この期間はデリバリーの評価が特に重要視されます。


この1年で、Mルート(マネジメント)に進むか、Sルート(スペシャリスト)に進むかを決める必要があります。マネージャー2年目以降は、セールスの評価も加わり、より総合的な能力が求められます。



シニアマネージャー以上】

シニアマネージャー以上の等級では、セールスに重きが置かれます。会社の利益に貢献し、より大きな案件を獲得することや、クニエだからこそ頼みたいと言われるサービスやソリューションを提供することが求められます。


上位等級に進むにつれて、リーダーシップとセールス能力の両方が重要となり、会社全体の成長に寄与する役割を果たします。






クニエのキャリア入社で押さえておきたいポイント


(1)クニエへの転職傾向:業界未経験者の採用に積極的


クニエは、20代半ばから後半の中堅社会人で、コンサルティング業界未経験者のキャリア入社者を積極的に採用しています。

前職のバックグラウンドは多岐にわたり、官公庁、大手メーカー、元看護師など、さまざまな職種からの転職者が多く見られます。


特に、クニエは製造業やヘルスケア業界へのコンサルティングに強みを持っているため、これらの業界出身者が多い傾向にあります。さらに、最近では会計系やデジタル領域のケイパビリティを持つ人材の採用も積極的に行っており、これらの分野においてもキャリア入社者が増えています。


※ONE CAREER PLUSには以下のような転職事例が集まっています



(2)クニエへ入社後のギャップ・ミスマッチを防ぐために

入社後のミスマッチを防ぐために、実際にクニエへ入社した方のクチコミを見てみましょう。



(3)社内でのキャリア形成


クニエでは、キャリア入社者が社内でキャリアを築きやすい環境が整っています。プロジェクトアサインについては、社内で「アサインリクエスト」と呼ばれるプロジェクトの募集要件が開示されており、社員はこれに応募することで、サービスやインダストリーの壁を越えてプロジェクトに参加することが比較的容易です。


この仕組みにより、キャリア入社者は自分の興味やスキルに合ったプロジェクトに参加しやすく、幅広い経験を積むことができます。一方で、所属チームそのものを変更する異動はそれほど柔軟ではありません。全社員が1度だけ異動の機会を持つことができますが、頻繁な異動は難しいため、慎重にキャリアプランを考える必要があります。






クニエの評価基準・評価フロー




【評価の流れ】

クニエの評価は年に1回行われます。評価はプロジェクトごとの評価である「アサインメントレビュー(AR)」と、その年のARを総合して行う「パフォーマンス・アンド・デベロップメントレビュー(PDR)」の二つに分かれています。


ARは個々のプロジェクトでのパフォーマンスを評価するものであり、PDRは「1年間コンサルタントとしてどうだったか」「来年の今頃にどうなっているか」といった総合評価を行います。PDRの評価は昇給や昇格に直接影響します。



【評価項目】

PDRとARの評価項目はほぼ同じで、大項目として「デリバリー」「セールス」「チーム育成」「社会的人間性」の5つがあります。これらの大項目はさらに細分化され、合計で30〜40項目の目標が設定されています。


評価のウェイトは等級によって異なり、例えばコンサルタントの場合はデリバリーの評価が高く、セールスの評価は低く設定されています。


各項目に対して、4段階の評価(上位等級に匹敵、よくできている、等級に適した役割発揮、もっと頑張る必要がある)が付けられ、自己評価と上司の評価の両方が行われます。PDRの最終評価は「Excellent」「Fair」「Need Improvement」「Poor」の4段階で評価されます。



【昇格・昇給の要件】

昇格のためには、上位等級の役割をプロジェクトにおいて実績で示す必要があります。明確な決まりはありませんが、実質的には「Excellent」評価を7〜8割取得することが求められます。


昇格の最終評価者は、チームリーダーや各事業部門のパートナー、マネージャークラスの社員が担当します。


また、事業部門ごとに年次の昇格候補者を決定する会議が行われます。昇給は年のチームの業績に影響され、プロジェクト内での評価が高くてもチームの目標が未達成の場合、予算が取れず昇格・昇給がないこともあります。


クニエでは「アップオアアウト」や業績未達を理由とした降格は存在しませんが、ハラスメントなどの理由での降格はあり得ます。



【賞与の決定ロジック】

賞与は、会社の業績、チームの業績、個人の稼働率を総合して決定されます。個人の稼働率は年間平均で値引率を含めて74%を超えなければ最高額の評価となりません。会社業績やチーム業績による変動はほぼないため、個人の稼働率を高く保つことで概ね最高額の賞与を得ることができます。






クニエで評価が高い人の特徴


(1)社会的人間性を体現する、人間性の優れた人


クニエでは、評価項目の一つに「社会的人間性」が含まれており、これはプロジェクトでの期待役割発揮と同等に重視されます。


社会的人間性とは、クライアントのために働く姿勢や、案件を提供してくれるクライアントへの感謝の気持ちを忘れないことなど、7〜8つの原則で定義されています。


これらの原則は入社時に説明され、社員が日々の業務で体現することが求められます。人間性の優れた社員は、クライアントとの信頼関係を築き、長期的なビジネスパートナーシップを形成することができるため、高く評価されます。



(2)シニアコンサルタントの時点でセールスができる人


シニアコンサルタントからマネージャーへの昇格を目指す場合、セールス能力が重要な評価基準となります。マネージャー以上の等級では、セールスの評価割合が高くなるため、シニアコンサルタントの段階で案件を獲得できる人は、早期にマネージャーへ昇格することが可能です。


セールス能力を持つシニアコンサルタントは、クライアントのニーズを的確に把握し、適切なソリューションを提供することで、会社の収益に直接貢献します。このため、セールスができるシニアコンサルタントは高く評価されるのです。






クニエの選考対策を行う




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クニエへの入社について、キャリアのプロに相談する


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※本記事は、原稿作成の一部過程において生成AIを使用していますが、ONE CAREER PLUS編集部のエディターが編集・校正を行った上で公開しております。

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ワンキャリアプラス編集部

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