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EYストラテジー・アンド・コンサルティングの強みを徹底解説|社員クチコミから見える実態

Big4(デロイト・EY・KPMG・PwC)の一角を担う「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)」は、EYグローバルの経営コンサルティング部門として、戦略立案からDX、M&A、サイバーセキュリティまで幅広いサービスを展開しています。


転職市場においてBig4コンサルは一括りに語られがちですが、「Big4の中でEYSCはどのような強みを持つのか」「他のコンサルファームとの違いは何か」という疑問を持つ転職検討者は少なくありません。


本記事では、ワンキャリア転職に集まったEYストラテジー・アンド・コンサルティングの社員クチコミをもとに、同社の強み・企業文化・キャリアパス・年収の実態を解説します。


目次


1. EYストラテジー・アンド・コンサルティングの基本情報


1-1. Big4コンサルファームとしての概要


EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)は、世界150以上の国と地域で展開するEYグローバルの日本法人です。EYのパーパス「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」を軸に、経営コンサルティングと戦略的トランザクション支援サービスを提供しています。


EYグループは日本国内で、EY新日本有限責任監査法人(監査)・EY税理士法人(税務)・EY弁護士法人(法務)などの専門組織と連携しており、ワンストップでのサービス提供が可能な体制を整えています。


(参考)EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社




1-2. サービス・ソリューションの全体像


EYSCが展開するコンサルティング領域は多岐にわたります。デジタル戦略と変革・テクノロジーコンサルティング・サイバーセキュリティ・サプライチェーン&オペレーションズ・ファイナンス・コンサルティングなど、事業変革に必要な機能をフルラインナップで提供しています。


M&A(トランザクション)支援の充実度が特徴として挙げられることが多く、監査法人との連携によって財務・会計の専門知見を組み合わせた独自の案件を持ちます。転職市場においては「ピュア戦略コンサルではなく、クロスファンクション型の総合コンサル」という認識が定着しています。






2. EYストラテジー・アンド・コンサルティングの強み


2-1. Big4の連携力——「One EY」が実現するワンストップ対応


EYSCがBig4の中で差別化できる強みのひとつが、EYグループ全体の知見を横断的に活用できる「One EY」の体制です。監査・税務・法務それぞれの専門組織が連携することで、単体のコンサルファームでは対応しにくい複合的な案件にも対処できます。


強み:監査・税務・法務チームと横串で動けるので、M&Aやガバナンス絡みのややこしい案件もワンストップで対応できる。
弱み:Accenture=IT、MBB=ピュア戦略みたいな分かりやすい尖りがなく、価格競争 or 総合力勝負になりがち。EY新日本が監査している会社には基本コンサルを売れないので、市場サイズが物理的に縮む。
国内の実装リソースはAccentureやNTTデータに比べると小粒。超大規模DXではパートナー企業頼みになりやすい(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/コンサルティング/新卒


強み:プロジェクトに係るパイプラインの豊富さに起因する総合的なサービス提供能力はBig4というビジネスモデルにおいて中長期的にも強みである。社内向けの提供価値としてはスタッフ層への手厚いマネジメントなど、競合他社比較でも良くも悪くも優しい環境だと実感している。
弱み:コンサルタントあたりの能力については競合他社と比較すると落ちるのではないか(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/コンサルティング/中途


こうした声が示す通り、EYSCの「One EY体制」はM&Aやガバナンス案件において明確な差別化要因となっています。一方で「ピュア戦略コンサルとしての尖り」を求めるコンサルタントには、ミスマッチが生じる場合もあります。入社前にどの種類のプロジェクトに携わりたいかを明確にした上で検討することが重要です。




2-2. グローバルネットワークを活かした大規模案件への関与


EYSCのもうひとつの強みが、150か国超のEYグローバルネットワークを活用したスケールの大きい案件への関与機会です。大企業向けの戦略・業務改革・DXプロジェクトに若手から携われる点が、成長環境として評価されています。


グローバルネットワークを活かした案件が多く、大企業の戦略・業務改革などスケールの大きいプロジェクトに関われる点が強み。また、若手でも一定の裁量を持って仕事を任されることがあり、コンサルタントとしての成長スピードは比較的速いと感じる。社内研修やナレッジ共有の仕組みも整っており、専門知識やコンサルティングスキルを体系的に学びやすい環境がある。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/テクノロジーリスク/新卒


強み:非常に会社として成長しており、さまざまなサービスを提供しているため多様な経験を積むことができる。
弱み:様々なサービスを提供しているため、自身が希望しない案件に入ることもある。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/ACG/新卒


EYSCは急速な組織拡大を続けており、それに伴い多様なサービスラインが整備されています。成長中の組織ゆえにキャリアの可能性が広い反面、配属希望が必ずしも通るとは限らない点も把握しておきたいポイントです。






3. 「Building a better working world」が浸透する企業文化


3-1. EYのパーパスと社内文化の実態


「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」というEYのパーパスは、社内でどの程度浸透しているのでしょうか。クチコミから読み解きます。


EYストラテジー・アンド・コンサルティングの価値観は「Building a better working world」を軸に、誠実さ(Integrity)とチーム成果を重視する点が特徴です。短期的成果よりも中長期的に正しい判断が求められ、ロジックや根拠のない主張は許容されません。
コミュニケーションは結論ファースト・事実ベースが基本で、年次に関係なく意見は歓迎されますが、論理性が前提です。指摘は直接的でドライですが、人格否定ではなく育成目的のフィードバック文化が根付いています。また、期待値調整や早めの相談・共有が強く重視されます。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/テクノロジーコンサルティング/中途


Building Better Working Worldという企業のスローガンに共感している方は多いように思います。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/ビジネスコンサルティング/新卒


BBWW(Building a better working world)というpurposeの元で社内のコラボレーションを促進する社風がある。実際に他部門や、監査法人・税理士法人とのコラボレーションもしやすく協調的な節がある。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/Business consulting/新卒


一方、BBWWの浸透度については「マネジメント層からは繰り返し伝えられているが、下位スタッフがどこまで意識できているかは不明」「実際にその言葉を胸に思想を持つ人はいない」という声もあり、組織の階層・部署によって受け取り方に差があるようです。




3-2. 部署によって異なるカルチャー


EYSCでは「部署によってカルチャーが全く異なる」という声が複数のクチコミに見られます。


各部署のパートナーがカルチャーを築き上げているため、部署によって会社が違うと言えるほどカルチャーが違う。例えば、FAS系の部署にはワークライフバランスはないに等しく、トップダウンで意思決定をしていく風潮が強い。カルチャーに関しては、その部署の人に聞かないとわからない(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/ACG/新卒


かつてはベンチャー的な自由で穏やかな雰囲気がありましたが、近年はデロイト出身者の影響もあり、組織体制や企業文化がより構造的・縦社会的なものへと変化しています。ダイバーシティ&インクルージョンやパーパスへの注力が見られる一方で、それが現場レベルでどれほど浸透しているかには疑問の声もあります。実力評価の側面はあるものの、配属や評価に運やタイミングが影響するという意見もあり、価値観やカルチャーは一枚岩ではなく、部署や人によって受け取り方に差があるようです。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/プール/新卒


EYSCへの転職を検討する際は、志望する部署・チームの文化をOB/OG訪問やカジュアル面談などで事前に把握しておくことが重要です。






4. やりがい・スキルアップ環境


4-1. ロジカルシンキングとポータブルスキルの習得


EYSCではロジカルシンキングを徹底的に鍛えられる環境があり、コンサルタントとしての基礎体力を養える点がやりがいとして挙げられています。


ロジカルシンキングやプロジェクトマネジメントなどどの会社でも必要になるビジネススキルが身についたと思います。
また、入社後すぐにクライアントへチャージしている金額への意識や実際にカウンターパートのクライアントと対等に話すことが求められるため、要求水準の高さから自ずと成長ができるような環境にあります。一方で、自身で主体的にキャリアを設計しないと専門的な知見が積みあがらないことは注意すべきかもしれません。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/Business consulting/新卒


プロジェクト管理等のポータブルスキルは他会社でも通用する水準で身についたと感じる。またM&Aの案件も多く、一気通貫で経験できる。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/パルテノンストラテジー/中途


EYSCはロジカルシンキングを徹底的に磨ける環境である一方、クチコミにも挙がる通り「主体的にキャリアを設計しないと専門知見が積みあがらない」側面もあります。入社後のキャリア形成では、自ら学習領域を設定する姿勢が求められます。






5. キャリアパス・評価制度


5-1. 新卒のキャリアパス:pool制度からの部署配属


EYSCでは新卒入社後、まずpool制度のもとでさまざまな案件を経験し、シニアコンサルタント昇格時に本格的な部署配属が行われます。


新卒で入社した場合は最初にpool制度の下で様々な案件に関与し、その後シニアコンサルタント昇格時に自身の所属部門を決めることになる。基本的には自身が経験した案件に関連する部門への配属となる。(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/Business consulting/新卒


SCに上がるタイミングで部署を決める。そこから異動することは基本的にない。異動する場合は、個別でのネゴシエーションが必要(EYストラテジー・アンド・コンサルティング/コンサルティング/新卒


新卒入社者にとっては、シニアコンサルタント昇格前の数年間でどの案件を経験するかが、その後のキャリアを大きく左右します。pool期間中から自身の専門領域を意識した案件選びが重要です。




5-2. カウンセリングファミリー制度


EYSCのキャリアパスを特徴づけるのが「カウンセリング・ファミリー」制度です。プロジェクトの上司とは別に、中長期的なキャリア形成を支援する「カウンセラー」が一人つく仕組みです。


EYSCのキャリアパスは「プロジェクトの上司」とは別に「カウンセラー」がつく二重サポート体制が特徴です。昇格・評価においてもカウンセラーとの関係性が大きく影響するため、入社後早期にカウンセラーと信頼関係を構築することが転職支援の現場でも重視されます。






6. 待遇・年収の実態


6-1. 年収レンジ


ワンキャリア転職に集まったEYSCの社員クチコミ(年収)32件をもとに、年齢・入社形態別の目安を示します。


年齢目安

入社形態

年収目安

23〜24歳

新卒

500〜630万円

26〜27歳

新卒

700〜850万円

29歳前後

新卒

940〜1,160万円

26〜30歳

中途(SC〜マネージャー)

750〜1,000万円

30歳以上

中途(マネージャー〜SM)

1,000〜1,400万円


※上記はクチコミ(2026年6月現在)をもとにした目安であり、実際の年収は役職・部署・個人の評価によって異なります。

新卒入社でも、シニアコンサルタント(SC)昇格前後の29歳前後に1,000万円超に到達するケースがクチコミに確認されています。また、Big4のハイパフォーマーは中途入社でも30代前半でマネージャー以上に昇格し、1,000〜1,400万円のレンジに達するケースが見られます。




6-2. 福利厚生の実態


EYSCは「外資系スタイル」の報酬体系であり、日系大手に見られる住宅補助・退職金制度は基本的にない点が特徴です。

確定拠出年金・カフェテリアポイント制度(年間数万ポイント)・資格取得費用補助(合格時支給)・出張手当・ベビーシッター補助・慶弔金、そしてリゾートホテル系グループとの提携があります。住宅補助・退職金制度はなく、その分を基本給に反映する外資系スタイルです。






よくある質問


Q. EYストラテジー・アンド・コンサルティングはBig4の中でどのような位置づけですか?

EYSCはBig4の一角として、監査・税務・法務との緊密な連携による「ワンストップ対応力」が強みです。ピュア戦略コンサルというよりも、M&Aや業務改革・DXなど幅広い領域を手がける「総合コンサル」の色合いが強く、クチコミでは「戦略案件の比率はMBBに比べると限定的」という声もあります。



Q. 新卒でEYSCに入社した場合、年収はどれくらいですか?

ワンキャリア転職のクチコミによると、新卒23〜24歳時点で500〜630万円程度、26〜27歳時点で700〜850万円、29歳前後には940〜1,160万円程度の水準に達するケースが見られます。





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