中途面接で合否を分ける質問とは。どのような対策をしておくべきか。
この「受ける前に知っておくべき面接質問シリーズ」では、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくONE CAREER PLUSの独自調査から、有名企業で聞かれる質問を3つピックアップして解説。
今回は、戦略コンサルティングファームのドリームインキュベータ(以下、DI)(ビジネスプロデューサー職)を取り上げます。
DIの価値観と採用像
DIは、ボストン・コンサルティング・グループの日本代表を務めた堀紘一によって設立された、日本発の戦略コンサルティングファームです。
戦略コンサルティングの領域にとどまらず、新規事業開発や経営戦略支援、ひいては産業創出などの幅広い領域のプロデュースを行っているのが特徴です。
直近ではテクノロジー領域にも進出し、戦略から実行まで、一連のケイパビリティを備える組織に発展しています。


中途入社者には、他の戦略系コンサルティングファームと同様に、インテレクチュアルスキルやクライアントとの深い関係性構築ができるヒューマンスキルの両方を非常に高い次元で兼ね備えていることが求められます。
中途入社者の話によると、選考はケース面接に比重が置かれ、論理的思考力がしっかりと見られるようです。また、面接官によってケースの内容は変わるため、付け焼刃ではなく、柔軟に対応することが必要となります。

DIの中途面接の質問1:(「山手線の1日の売り上げを試算後、売り上げを改善する施策を提案してください」というケース問題から)どのような論理的背景のもと、試算したか説明してください


このケース面接でまず行うのは、フェルミ推定を用いた「適切な因数分解」。回答では売り上げの変動に関わる変数と関わらない変数に分け、検討スコープを適切に推定していきます。その後、世代別のセグメントでさらに分解することで打ち手を考えやすくし、論を進めています。このように、まずはしっかりと要素を切り分けられるように。さらに、適切な打ち手につながるセグメントの選定まで考慮できると高ポイントです。これらを0から解くことは難しく感じられますが、練習を重ねてコツを掴み、面接へ挑みましょう。
DIの中途面接の質問2:(前回の質問に続き)世代別のセグメントですが、もっと最適なものはないですか?
さらに・・・