信用金庫への転職や就職を検討しているとき、「年収はどれくらいか」は誰もが気になるポイントです。
銀行と比較して低いとも言われますが、その実態はどうなのでしょうか。
本記事では、ワンキャリア転職に寄せられた、各地の信用金庫で働く社員によるクチコミデータをもとに、信用金庫の平均年収・役職別年収・年収に影響する要因・年収アップの方法を徹底解説します。
- 1. 信用金庫の平均年収
- 1-1. 全国平均は400〜600万円台
- 1-2. 信金中央金庫の年収は828万円
- 2. 役職・年代別の年収の目安
- 2-1. 一般職(入社〜係長手前):約400~500万円
- 2-2. 係長・リーダークラス:約450〜600万円
- 2-3. 支店長・管理職クラス:約600〜800万円超
- 3. 年収に影響する要因
- 3-1. 評価制度・ボーナスの実態
- 3-2. 勤務地(都市部vs地方)による差
- 3-3. 住宅手当・福利厚生の実態
- 4. 信用金庫で年収を上げる方法
- 4-1. 昇進が最も効果的
- 4-2. 資格取得の効果
- 4-3. 転職という選択肢
- 5. よくある質問(FAQ)
- Q. 信用金庫の初任給はいくらですか?
- Q. ボーナスはどれくらい支給されますか?
- 6. ワンキャリア転職のご紹介
1. 信用金庫の平均年収
1-1. 全国平均は400〜600万円台
信用金庫は非営利の協同組織金融機関であるため、上場義務のある大手銀行とは異なり、有価証券報告書で平均年収を公開している機関はごくわずかです。
そのため、業界全体の実態を把握するには公的な統計データが指標となります。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大学卒の職員における平均年収(推計)は、銀行業が約754万円であるのに対し、信用金庫を含む協同組織金融業は約630万円となっています。
信用金庫は地域密着型の経営を基本としており、営利追求を第一としない組織特性や、転勤範囲が限定的なケースが多いことから、一般的に大手銀行よりも年収水準は低く抑えられる傾向にあります。
役職者を含む平均値が600万円台前半であることから、若手から中堅層の多くは400〜600万円台のボリュームゾーンに集中していると推察されます。
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」第3表:産業中分類、性、学歴別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(e-Stat) ※「銀行業(J62)」および「協同組織金融業(J63)」の「男女計 大学」データより算出。
ワンキャリア転職に寄せられた信用金庫社員の年収クチコミ13件(東京東信用金庫・京都中央信用金庫・東京信用金庫・城南信用金庫・さがみ信用金庫・大阪信用金庫・日新信用金庫・信金中央金庫)の年収を平均すると、約490万円となっています。
一般職から管理職まで含んだ平均であり、一般職に絞ると350〜500万円台が実態といえます。
1-2. 信金中央金庫の年収は828万円
全国254の信用金庫の中央機関である信金中央金庫は、有価証券報告書を公開しており、その年収水準が参考になります。
2025年3月期の有価証券報告書によると、平均年収は約828万円 (平均年齢38.0歳)とされており、一般的な地域信用金庫と比べて高水準です。
ただし、信金中央金庫はいわば「信用金庫のメガバンク」に相当する特殊な機関であり、各地の地域信用金庫の年収水準とは大きく異なる点に注意が必要です。
"評価を上げられることも下げられることもありませんが、給与はいつまでも他社の友人と比にならないくらい低いです。" 社員クチコミ:(信金中央金庫/一般職(事務)/新卒)
ワンキャリア転職 編集部のコメント
信金中央金庫の有価証券報告書に記載された828万円という数字は、特に金融職・市場運用部門が引き上げている面があり、職種間の差が大きいのが特徴です。
地域の信用金庫に転職・就職を検討している場合は、信金中央金庫の数字をそのまま参考にするのではなく、各信金のワンキャリア転職クチコミデータを確認することをお勧めします。
2. 役職・年代別の年収の目安
2-1. 一般職(入社〜係長手前):約400~500万円
信用金庫の一般職の年収帯は、勤続年数や勤務地によって330〜500万円台となっています。
ワンキャリア転職に集まるクチコミでは以下の実例が確認できます。
"入職時は他の企業と比較すると高い印象があるが、何年数を重ねても少しずつしか給与は上がらない。役職がつかなければ緩やかな右上がり程度。" 社員クチコミ:(城南信用金庫/一般職/新卒)
"思ったよりも給料が低く、昇給も限定的である。給料を上げるためには残業をするしかないが、残業についても規制がされていた。" 社員クチコミ:(大阪信用金庫/一般職/新卒)
"入社前は、年収が安定しており、評価も比較的シンプルで分かりやすいものだと期待していました。しかし、実際には業績や各種指標に基づいて年収や評価が厳格に決まるため、成果がより細かく採点される点が事前に知っておきたかったギャップでした。" 社員クチコミ:(東京東信用金庫/一般職/新卒)
"初任給は安いように感じたが、実際は入社後5年目ごろからの、年に一度のチャンスである昇格にすべてが掛かっている。月数千円程度の昇給幅にとどまり、想定以上に収入を伸ばすことは難しかった。" 社員クチコミ:(さがみ信用金庫/リーダー/新卒)
2-2. 係長・リーダークラス:約450〜600万円
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