「リコーに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではリコーの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2025年1月
1:リコーの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:株式会社リコー
- 設立日:1936年2月6日
- 代表者:社長執行役員 大山 晃
- 所在地:東京都大田区中馬込1-3-6
- 資本金:1,353億円 (2024年3月31日現在)
- 従業員数:7,986名 (単体、2024年3月31日現在)
1-2:事業内容
リコーは、1936年に設立された日本を代表するオフィス機器メーカーで、グローバルに事業を展開しています。主な製品には、複合機・プリンター・デジタルカメラなどがあり、特にオフィスソリューションにおいて高い評価を得ています。リコーは、持続可能な社会の実現を目指し、環境に配慮した製品開発とビジネスプロセスの改善に注力しています。
(出典)事業紹介|リコー
1-3:業績
2024年3月期の連結売上高は2兆3,489億円で、業界内での地位を確立しています。最近では、デジタルトランスフォーメーションの推進や、クラウドサービス、ITインフラの提供など、新たな領域への進出を積極的に行っており、技術革新を通じて顧客のビジネスを支援しながら成長を続けています。
(出典)業績ハイライト|リコー
2:リコーに関するよくある質問
2-1:年収の構成は?
年収はベース給与・賞与・残業代で構成されています。残業代はS3等級までは実働に応じて支給され、部署や職種によって残業時間が異なるため、年収に大きな差が生じることがあります。
2-2:昇給のスピードは?
新卒入社の場合、S1等級からキャリアが始まり、通常4年目ごろにS2へ昇格します。S3への昇格は個人差がありますが、多くの社員が9年目ごろに到達します。
S3以降は管理職扱いとなり、昇格にはポジションの空き状況も影響するため、ハードルが高くなります。管理職層の最初の等級であるM1への昇格は、早くて30代後半からが一般的です。
管理職層には、マネジメントキャリアのM1からM4と、部下を持たないスペシャリストキャリアのEX1からEX4の複線キャリアパスが用意されています。M職はEX職と比べて組織貢献に応じた手当があり、賞与も同じ等級のEX職より多くなる場合があります。
S3とM1/EX1の間にはAEという等級が存在します。これは2022年度のジョブ型人事制度の適用とともに導入され、MやEXの期待する成果を出していない場合に一時的に配置されるポジションです。AE等級は3年間の滞留期間が設定されており、その間に再度MまたはEXに昇格しない場合はS3等級に戻ることになります。
(参考)リコー式 ジョブ型人事制度
2-3:キャリア入社時の等級は?
キャリア入社の場合、S1からM2等級での入社ケースがあり、特に30代前後の人材がS2やS3等級から入社するケースが多く見られます。入社時の等級は年齢や前職の年収に応じて決定されると考えられます。また、2025年にはベースアップが予定されており、ベース給与が上がる可能性があります。
3:リコーにキャリア入社するには?
さらに・・・



