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豊田通商に転職するには? どんな会社? 会社概要から中途選考情報まで徹底解説

「豊田通商に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」

ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事では豊田通商の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。


社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。


なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。

※調査時期:2024年9月








1:豊田通商の企業情報・事業内容


1-1:会社概要


  • 会社名:豊田通商株式会社
  • 設立日:1948年7月1日
  • 代表者:取締役社長 貸谷 伊知郎
  • 所在地:名古屋市中村区名駅四丁目9番8号(センチュリー豊田ビル)
  • 資本金:649億3千6百万円
  • 従業員数:
  • 単体 3,292名(出向者を含み、受入出向者を除く)
  • 連結 69,517名


豊田通商は、1948年に設立された日本を代表する総合商社の一つで、トヨタグループの一員です。本社は愛知県名古屋市に位置し、国内に17拠点、海外に51ヶ国131拠点を有しています。従業員数は約66,000人に上り、グローバルなビジネス展開を行っています。


特にアフリカ地域では、現地の経済発展に寄与するプロジェクトを多数手がけており、地域社会との共生を目指しています。



1-2:事業内容


同社の事業は、自動車、金属、機械・エネルギー、化学品・電子、食品・生活産業、アフリカ事業など多岐にわたります。特に自動車関連事業は、トヨタグループの一員として、部品供給から完成車の販売まで幅広くカバーしています。また、再生可能エネルギーや医療分野への進出も積極的に行っています。



1-3:業績


2024年3月期決算によると、連結売上は約9兆円、売上総利益は1兆円に達しています。


【参考資料】

豊田通商_会社概要

豊田通商_事業紹介

豊田通商_財務・業績ハイライト






2:豊田通商に関するよくある質問


2-1:キャリア異動の機会があまりないって本当?


豊田通商では、他の総合商社と同じように「背番号制」を採用しており、一度配属された事業部を超えたキャリア異動の機会はあまりないと考えた方がよいでしょう。


チャレンジポスト制度と呼ばれる社内異動制度を使って、ニーズが合致した場合に別の事業本部へ異動することは理論上可能ですが、実態として事業部をまたぐと募集ポジションとスキル・経験がマッチしないことが多いため異動事例はそう多くないようです。



2-2:事業部ごとの違いはどうなっている?


豊田通商は事業本部ごとに別会社のようにカルチャー・働き方が違い、残業代・昇格スピード・海外駐在先に差が生まれます。


昇格スピードについては、相対評価のため同世代の若手社員が多く集まる部署では、競争が激しく高い成果をあげても早く上に上がりにくい、ということが起こり得ます。


以下は各事業本部ごとの特徴です。


メタル+(Plus)本部

その名のとおり、鉄鋼系の商材を扱う部署です。取引先の企業カルチャーからクライアントとはお酒を交えた付き合いも必要になります。



サーキュラーエコノミー本部

金属、アルミなど化学品素材を扱う事業本部です。新卒入社であれば理系院卒出身が多いなど、理系のバックグラウンドを持つ人が多い傾向にあります。



サプライチェーン本部

自動車・モビリティ部品等を扱う事業本部です。自動車に使われる部品を扱うので、アジア(途上国)に工場があるケースが多く、海外はインドやベトナム、タイやインドネシアといった国とのやりとりが多いようです。



▼モビリティ本部

主に自動車を扱うモビリティ本部で、トヨタの業務移管を主な収入源としています。

トヨタとの関わりが強いため、「世界のトヨタ」のやり方を学べることやダイナミックな規模のビジネスに関われる魅力がある一方で、トヨタのビジネス状況に左右されることもあります。海外駐在先は、途上国になる可能性があります。



アフリカ本部

もともと親会社であるトヨタ自動車のアフリカ部が豊田通商に移管されてできた事業本部になります。また、2012年にはcfaoというフランスの大手商社を買収しており、アフリカ圏の自動車関連ビジネス等を扱っています。


一部、アフリカのヘルスケアやコンシューマービジネスに関われる可能性もあり、「アフリカの発展に寄与したい」という思いを持つ社員から人気の部署です。新卒入社社員の配属もありますが、現場のエキスパートは元トヨタ自動車社員などが占めています。



グリーンインフラ本部

機械ビジネス、インフラビジネスなどを扱う事業本部です。機会ビジネスは泥臭く顧客とコミュニケーションをとることが求められ、若手の早いうちから案件を任されるチャンスが多くあり、海外赴任は北米、中国、アジアが多くなります。


インフラビジネスはビジネスの金額・規模が大きく、足が長いのが特徴です。担当するプロジェクトによっては評価されづらいと感じる人もいるかもしれません。海外駐在は発電所開発を担当していれば発展途上国、再エネ供給やソリューション開発を担当する場合は、先進国への駐在チャンスがあるようです。



デジタルソリューション本部

自動車などに組み込まれる電子デバイス(ハードウェア・ソフトウェア)やICT関連の製品・サービスを扱う事業本部です。毎年一定数新卒入社社員も配属されますが、ITのバックグラウンドを持つキャリア入社社員も多く集まるため、「商社っぽくない」事業本部と言えます。



ライフスタイル本部

食料やアパレルなどを扱う事業本部で、ビジネスは国内向けが多く海外との接点は他の事業本部と比べると少ないと言えます。豊通食料という子会社が大阪に本社があるため、大阪配属となる方が一定数おり、事業本部全体も関西出身者が多い傾向にあります。






3:豊田通商にキャリア入社するには?


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ワンキャリア転職編集部

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