「キヤノンに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではキヤノンの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年9月
1:キヤノンの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:キヤノン株式会社
- 設立日:1937年8月10日
- 代表者:御手洗 冨士夫
- 所在地:東京都大田区下丸子3丁目30番2号
- 資本金:174,762百万円
- 従業員数:170,340人(連結)
1-2:事業内容
キヤノンは、元来カメラ製造を中心に事業を展開していましたが、カメラ製造で培った光学技術を元に多角化を図り、各方面でその技術力を発揮しました。
また、多角化だけでなくグローバル化にも1950年代から取り組んでおり、現在は連結ベースの売上高全体に占める海外売上の割合は80%に昇り、米州・アジア・欧州地域で安定した収益構造を確立しました。
キヤノンは高い技術力をベースにした海外戦略が実を結び、デジタルカメラとレーザープリンターでは世界1位、複写機やプリンターなどの製品でも世界2位を誇るなど、世界で高い評価を受け続けています。
1-3:業績
2023年の売上高は約4.18兆円、営業利益は3,754億円(営業利益率9.0%)であり、前年度と比較して増収増益を記録しています。
2024年度以降も継続した成長が見込まれます。
(出典)キヤノン_業績・財務
2:キヤノンに関するよくある質問
2-1:年収の構成は?
年収はベース給与、残業代、賞与で構成されています。残業代は実働に応じて支給となるため同等級であっても残業代の過多で100万円程度総年収に差が出る場合があります。G4等級で残業代が多い人であれば、年収1,000万円を超える可能性もでてきます。
一方、M1以降は管理職相当の等級となり、残業代がでなくなるため、G4からM1への昇格の際にG4の総年収よりM1でスタートした最初の年収が低くなるということも起こり得ます。
2-2:昇格のタイミングは?
新卒で入社の場合、T(トレーニー)と呼ばれる等級で年収300~400万円程度からスタートします。学部卒であれば3年目、院卒であれば2年目になるとG2等級に上がり500~700万円程度の年収が見込めます。
G2からG3への昇格には昇格試験が存在し、この試験は通過率が低いためG3以降への昇格スピードには個人差が生まれます。多くの社員は30〜35歳ぐらいでG3に昇格し年収600~900万円に、さらに年次を重ねることで30代後半にG4で800~1,000万円程度の年収が見込めます。
M1以降は管理職扱いとなり、ポジション数に限りがあるため、さらに昇進の壁が高くなります。
キャリア入社の場合、即戦力となる経験者採用が主であり、20代後半〜30代前半の年齢の人がG2やG3等級で入社することが多いです。入社時の等級は年齢が考慮されますが、その後の昇格はテストの結果に依存するため、プロパー社員とキャリア社員で昇格のしやすさに差はありません。
3:キヤノンにキャリア入社するには?
さらに・・・



