「三菱地所に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事では三菱地所の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年8月
1:三菱地所の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:三菱地所株式会社
- 設立日:1937年5月7日
- 代表者:代表執行役 執行役社長 中島 篤
- 所在地:東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビル
- 資本金:1,424憶1,426万円(2021年5月現在)
- 従業員数:単体:1,093名 連結:11,045名
1-2:事業内容
三菱地所の事業は、オフィスビル、商業施設、住宅、不動産ファンド、海外事業など多岐にわたり、特にオフィスビル事業では国内で約200棟のビルを所有・運営しています。また、近年は環境配慮型の都市開発や海外市場への進出にも積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に寄与しています。
(出典)三菱地所_事業紹介
1-3:業績
2024年3月期の連結売上高は約1兆5,000億円、営業利益は約2,800億円と不動産業界の中でもトップクラスの規模を誇ります。
(出典)三菱地所_業績ハイライト
2:三菱地所に関するよくある質問
2-1:入社後のキャリアパスは?
三菱地所には、総合職と専任職というキャリアパスが存在します。
新卒入社者は全員総合職として入社しますが、キャリア入社者は専任職で入社する場合があります。部署により偏りはありますが、組織全体としては総合職が8割程度、専任職が2割程度の割合です。
【総合職】
部署異動を前提としたキャリアパスです。いわゆる10年3部署という言葉に代表されるように、3年程度のスパンでジョブローテーションが行われます。ディベロッパー内には、事業領域ごと×商流ごとにアサインのマトリクスが存在し、その全てに配属の可能性があります。
- 事業領域:オフィス事業、商業施設事業、物流施設事業、ホテル事業、空港事業、住宅事業など
- 商流:用地取得 (買ってくる)、企画 / 推進 (空間に何を置くか決める)、営業 (建物の中身を埋める)、運営 (完成した施設を運営する)
三菱地所本体の各部署への異動にとどまらず、設計事務所の三菱地所設計、運営・管理フェーズを主とする三菱地所プロパティマネジメント、住宅事業特化の三菱地所レジデンスなどに代表されるようなグループ会社や、支店への出向も盛んにおこなわれています。
また、部署異動の仕組みは等級が上がった後も継続して適用され、部長職のジョブローテーションはもちろん、本体役員がグループ会社の経営ポジションに就くなどの事例が多数存在します。
【専任職】
部署異動を前提とせず、不動産事業の中でも特定の分野に強みを持つ方が該当するキャリアパスです。新卒で専任職となるルートはないため、全員がキャリア入社者です。
職務遂行の水準においては総合職と同程度が求められますが、年収は総合職の8割程度です。
2-2:三菱地所のカルチャーは?
様々なバックグラウンドのキャリア入社者が集まる中で、共通しているのは「話すことが好きな人」「お酒を通じたコミュニケーションを楽しめる人」という声が聞かれました。
扱う商材が土地や建物であるというビジネスの特性上、長期にわたって不動産を保有されてきた伝統的な価値観の会社やご年配の個人保有者などと対峙する機会が存在することや、建設会社や小売業者など異なる価値観のステークホルダーとの関係構築が求められるからこそ、コミュニケーションを通じた信頼獲得が重要だという背景が関係していそうです。
3:三菱地所にキャリア入社するには?
さらに・・・



