「みずほ銀行に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではみずほ銀行の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年8月
1:みずほ銀行の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:株式会社みずほ銀行 (Mizuho Bank, Ltd.)
- 設立日:2013年7月1日
- 代表者:取締役頭取 加藤 勝彦(かとう まさひこ)
- 所在地:東京都千代田区大手町1丁目5番5号(大手町タワー)
- 資本金:1兆4,040億円(2024年3月31日現在)
- 従業員数:24,784人(2024年3月31日現在)
1-2:事業内容
主要な事業内容としては、個人向けのリテールバンキング、法人向けのコーポレートバンキング、そして投資銀行業務など、多岐にわたる金融サービスを提供しています。また、近年ではデジタル化やフィンテックの導入にも力を入れており、顧客向けの利便性向上を図っています。
みずほ銀行は、国内外の経済成長を支える金融機関としての役割を果たしており、特にアジア市場での成長性が期待されています。業界内での地位は、三菱UFJ銀行、三井住友銀行と並ぶトップクラスであり、その規模と影響力は日本国内外で広く認知されています。
1-3:業績
2025年3月期第2四半期(4月から9月)では、連結最終利益が前年比36.2%増の5,661億円となり、業績が好調に推移しています。
【参考資料】
2:みずほ銀行に関するよくある質問
2-1:新制度「かなで」導入で、年功序列から実力主義に変わった?
みずほ銀行の年収について知るうえで、押さえておきたいのが、2024年7月より導入された新人事制度「かなで」です。この制度改定は、従来の年功序列から実力主義への大きな転換を目指しています。
年収や評価制度に関わる、制度変更のポイントは以下の通りです。
▼Before
- 年功序列とで働き方(主に全国転勤の可否)で一律に決定
- 個人の評価・成果による金銭報酬の差が賞与支給額のみ。かつ、5年目まではほぼ差がでない
- 評価や昇格できるかどうかの基準がブラックボックス
▼After
- 役割等級制度(MG)の導入
└年次・働き方によらず実力や果たす役割に応じて細かく給与が変わる
└新卒若手社員やキャリア入社者であっても実力に応じて給与アップが狙える。
- 職種区分の変更により、メイン拠点以外のエリアに転勤する場合は手当支給あり
- 個人評価が賞与支給に反映され、個人の活躍が報われやすくなる
- 新卒の初任給アップ。一方で、中堅社員は今後減給もありえる
大きな変更点は、新制度において役割等級制度を導入していることです。等級は、ミッショングレードをもじって「みずほグレード(MG)」と呼ばれ、求められる役割と給与が細分化され社内で公開されるようになりました。
従来の制度では、年齢や勤続年数や全国転勤の可否など働き方に基づく職種区分によって一律に給与が決まっていましたが、新制度導入により、実力主義による給与支給が期待されます。
これまで年功序列の体制では評価されづらかった若手社員や、キャリア入社の社員にとっては実力による給与アップが期待できる一方で、中堅〜年次の高い社員にとっては今後減給の可能性もあると言えます。また、MGの導入だけでなく新卒社員についてはベースアップも行われています。
2-2:入社後の社内異動は可能?
みずほ銀行では、総合職として入社した場合、銀行内だけでなく、みずほFG内での異動も可能です。年に一度の公募制度もあり、公募で選ばれなかった場合でも、キャリアシートで希望を伝え続けることで、将来的に希望が叶うこともあります。
それ以外にも、営業職であれば2~3年に1回の頻度で異動することが多く、キャリア入社者も同様のペースで異動することが考えられます。コーポレート部門に配属された場合は、長期間同じ部署に留まることもあります。
3:みずほ銀行にキャリア入社するには?
さらに・・・



