「富士通に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事では富士通の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年8月
1:富士通の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:富士通株式会社
- 設立日:1935/06/20
- 代表者:代表取締役社長 時田隆仁
- 所在地:〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
- 資本金:3,246億円 (2020年3月末現在)
- 従業員数:129,071名(2020年3月末現在)
1-2:事業内容
富士通株式会社は、1935年に設立された日本を代表するIT企業で、世界各国に展開するグローバル企業です。グループ全体で従業員数12万4千人を擁し、国内ITサービス売上高1兆3,280億円(日本1位)となっております。2024年から本社を川崎へと移しました。
同社の事業は「サービスソリューション」「ハードウェアソリューション」「ユビキタスソリューション」「デバイスソリューション」の4つのセグメントに分類されており、ITサービスやソリューションの提供を主軸に、ハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービス、AI、IoTなど幅広い分野で事業を展開しています。
2011年には世界最速の計算速度を誇るスーパーコンピュータ「京」の開発を成功させるなど、その高い技術は世界で評価されています。
1-3:業績
2023年3月期の連結売上高は約3.6兆円に達し、IT業界においても世界トップクラスの規模を誇ります。また、研究開発費は1,233億円となっております。
(出典)富士通_IR情報_主な財務諸表データおよびセグメント別四半期データ
2:富士通に関するよくある質問
2-1:選考では何が重視される?
富士通では、人事はほとんど評価には入らず、応募部署のマネージャーや部長が面接の査定をしています。ある方の面接では、これまでの業務内容の確認よりは、雰囲気やカルチャーマッチを測る質問が多かったとのことでした。
2-2:キャリア入社後、自由に異動できる?
富士通には、社内で募集中のポジションを公示し、各人が自主応募できるポスティング制度が導入されており、細かい募集も含めて常時500~1,000程度のポジションがオープンになっています。
2023年度上期では、3,000人弱の応募者に対して、800人以上が合格となり、昇進や部署異動を実現しているそうです。募集要項に未経験歓迎や求める経験などが明記されており、自身のスキルレベルとキャリアプランに照らし合わせながら、常時応募することができます。
合格後にのみ上長への通知がなされるため、上長とのすり合わせがなくても制度を利用することができます。また、合格後は3カ月以内に異動をする必要があるため、マネジメントレイヤーにとっては急な組織変更や欠員補充を迫られるケースもあります。
キャリア入社の入り口としては前職の経験を活かせる部署で採用を突破し、その後新しい職種や業界の部署へとポスティングで移動するプランをもって入社する方も多くいらっしゃるそうです。
3:富士通にキャリア入社するには?
さらに・・・



