「キーエンスに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」――そんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではキーエンスの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。 社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年7月
- 1:キーエンスの企業情報・事業内容
- 1-1:会社概要
- 1-2:事業内容
- 1-3:業績
- 2:キーエンスに関するよくある質問
- 2-1:新卒文化?キャリア入社の傾向は?
- 2-2:入社後は別の部署・職種に異動できる?
- 2-3:売上目標さえ達成すれば評価される?
- 3:キーエンスにキャリア入社するには?
- 3-1:キーエンスの転職傾向
- 3-2:キーエンスで評価される人の特徴
- 4:キーエンスの選考対策
- 4-1:キーエンスのキャリア入社の選考フロー
- 4-2:キーエンスの面接傾向と実際の質問例
- 5:キーエンスについて動画で詳しく知る
- 6:キーエンスへの入社について、キャリアのプロに相談する
- 7:各業界の年収記事はこちらから
- 8:ワンキャリア転職の紹介
1:キーエンスの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:株式会社キーエンス
- 設立日:1974/05/27
- 代表者:代表取締役社長 中田 有
- 所在地:大阪市東淀川区東中島1-3-14
- 資本金:306億3,754万円
- 従業員数:12,286名(2024年3月現在)
1-2:事業内容
キーエンスは、FA(ファクトリー・オートメーション)用センサをはじめ、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・ 開発用 解析機器、ビジネス情報機器の領域で事業を展開しています。
自社工場を持たないファブレス体制を採用し、製造は国内外の協力会社に委託しています。この柔軟な生産体制により、商品の特性に適した技術や生産ラインを選択し、効率的な大量生産を実現しています。また、新商品の約7割が「世界初」や「業界初」であり、顧客のニーズを反映した製品開発を進めています。
1-3:業績
キーエンスは、営業利益率が約54%と非常に高く、業界内でも際立っています。これは、ファブレス体制と高い技術・開発力によるものです。
さらに、グローバル市場での直販体制により、海外売上が全体の半分以上を占めています。全世界に拠点を持ち、顧客と直接対話することで、正確な需要予測と迅速な出荷を実現し、生産現場の効率を高めています。このような戦略が、同社の高い業績を支えています。
最新の業績は、2023年度の連結経営指標によると、売上高9,673億円、営業利益4,950億円、営業利益率51.2%となっています。
(参考)事業内容|キーエンスグループについて、ビジネスモデル|キーエンスグループについて、キーエンス_Financial Info_業績ハイライト
2:キーエンスに関するよくある質問
2-1:新卒文化?キャリア入社の傾向は?
キーエンスといえばFAメーカーの印象が強いですが、新規事業としてソフトウェアサービスの提供も開始しており、営業職のキャリア採用はこの新規事業領域でのポジションが基本です。
社内では事業推進部データアナリティクス事業チームと呼ばれる同チームでは、機械学習を活用したサブスクリプションサービスを大手金融機関などエンタープライズ向けに提供しています。
この部門には、キャリア入社が半数で多様な業界から人材が集まっています。前職企業はソフトバンクや外資系企業などさまざまで、学歴や職歴に関係なく面接での頭のキレが評価される傾向にあります。
集まる社員のバックグラウンドや商材、顧客の性質が異なることから、データアナリティクス事業チームと、従来から存在するキーエンスの他営業部門は異なるカルチャーが形成されています。
中小企業の社長相手の営業ではなく、エンタープライズ向けの経営企画部門に対する営業が主となるため、戦略的な営業活動が求められます。一方で、他の部門やチームにおいては、ビジネス職でのキャリア入社は少ない傾向にあります。
2-2:入社後は別の部署・職種に異動できる?
キーエンスにおいて、社内のキャリアの流動性はあまり高くありません。営業職で入社した新入社員は基本的にずっと営業職でキャリアを積むことが一般的です。
同社の事業部は、取り扱う商品ごとに組織が分かれていますが事業部を跨いだ異動は、新卒社員もキャリア入社者も基本的にありません。
例外的に、社内の女性比率が非常に低いため女性であれば、営業職から稀に本社配属になる可能性もありますが、レアケースです。
また、部長クラスのポジションはプロパー社員が多く占めているため、キャリア入社者がそのポジションに昇格するのは難しい傾向にあります。キャリア入社の場合、6Mグレードが最高グレードとなることが多いです。
2-3:売上目標さえ達成すれば評価される?
キーエンスの営業職では、売上金額はもちろんのこと、売上創出までのプロセスで例えば、架電数や商談数など「営業として正しいアクションができているか」という点も重視されます。
キャリア入社の場合は、こうしたプロセス評価を重視するカルチャーにいかに早く馴染めるかが早期活躍の鍵となるでしょう。
3:キーエンスにキャリア入社するには?
さらに・・・



