「資生堂に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事では資生堂の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年7月
1:資生堂の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:株式会社 資生堂
- 設立日:1927年(昭和2年)
- 代表者:代表執行役 社長CEO 藤原 憲太郎
- 所在地:東京都中央区銀座7-5-5
- 資本金:645億円
- 従業員数:30,540 [5,319]名(2023年12月31日現在)
※従業員は就業人員数であり、臨時従業員数は[ ]内に年間平均人員を概数で記載しています。なお、臨時従業員には、契約社員、パートタイムを含み、派遣社員を除く。
資生堂は、日本・東京に本社を構え、化粧品業界のリーディングカンパニーです。創業は1872年。日本初の洋風調剤薬局として、東京・銀座の地に誕生しました。
現在は従業員約30,000人を有しており、登記上の本店は銀座に、本社機能は汐留に置かれています。資生堂は、連結売上高1兆円を誇り、化粧品の日本国内シェア第1位、世界では第6位の化粧品メーカーです。
1-2:事業内容
資生堂は化粧品、スキンケア、ヘアケア、フレグランスの製造・販売を行っています。代表ブランドには「エリクシール」や「クレ・ド・ポー ボーテ」などがあり、医薬品や健康食品を含む広範なポートフォリオを有しています。また、グローバル市場に向けて、日本発の美容文化を世界へと発信しています。
1-3:業績
資生堂の2024年12月期第3四半期の業績は、売上高が7228億円(前年同期比微増)、コア営業利益は274億円(前年同期比25.6%減)となりました。特に、日本市場では成長を達成した一方、中国やトラベルリテール事業での低迷が影響しました。
【参考資料】
2:資生堂に関するよくある質問
2-1:実力主義?年功序列?
資生堂は2021年から日本国内の管理職・総合職(美容職・生産技術職を除く)を対象としたジョブ型人事制度を導入しています。社員のレベルを判定する基準を個人の「能力」から「職務(ジョブ)」へ移行することで、グローバルスタンダードに沿った客観的な評価や処遇を可能にしています。
(参考)人材育成と公正な評価 | 人材 | サステナビリティ | 資生堂 企業情報
一方で、前述の通り現場は年功序列的な要素が強く残っており、GG11まではほぼ横並びで昇格、GG12以降はポジションの空き次第での昇格となっているようです。
管理職以降への昇格はポジションに空きがあることと、管理職登用試験にパスすることが必要です。ポジションが空くのは、役職者の退職や役職交代のタイミングなどに限られるため、昇格ハードルは一気に上がると言えます。
キャリア入社の場合、GG10〜GG11からスタートすることがほとんどです。部長に相当する管理職の等級は現在、プロパー社員が中心を占めており、特に支店長クラス以降となるとキャリア入社社員の数は少数となります。
なお同社では「管理職として仕事ができるのは55歳まで」という決まりがあり(社内では「役職交代」と呼ばれている)56歳以降はG11以下の等級にもどりいちメンバーとして働くこととなります。
2-2:入社後のキャリア支援制度はある?
主体的なキャリア開発と専門性を強化するために、2020年から国内資生堂グループ全社員に対しキャリアワークショップやeラーニングを実施。
また、社員自身が作成した中長期的なキャリアゴールを描くキャリア・ディベロップメントプラン(CDP)を実現するための活動計画を上司と共有し、上司は効果的な業務アサインと人材育成につなげます。
(参考)人材育成と公正な評価 | 人材 | サステナビリティ | 資生堂 企業情報
2-3:入社して実際にどうだった?
実際に資生堂へ入社した人の声を知ることで入社後のミスマッチを防ぎましょう。ワンキャリア転職には以下のような社員の声が寄せられていました。
3:資生堂にキャリア入社するには?
さらに・・・



