「三井物産に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事では三井物産の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年6月
1:三井物産の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:三井物産株式会社
- 設立日:1947年7月25日
- 代表者:代表取締役社長 堀 健一
- 所在地:東京都千代田区大手町一丁目2番1号
- 資本金:342,383,728,984円 (2022年3月31日現在)
- 従業員数:5,419名 (連結従業員数53,602名) (2024年3月31日現在)
1-2:事業内容
株式会社三井物産は、1876年に創業された第一物産をルーツとする企業です。本社は東京都千代田区にあり、2024年3月31日時点で5,419名 (連結従業員数53,602名)の従業員を擁する日本屈指の総合商社です。
同社は、エネルギー、金属資源、機械・インフラ、化学品、食品、流通・物流、金融・不動産など多岐にわたる事業を展開しています。また、世界中に拠点を持ち、グローバルネットワークを駆使して持続可能な社会の実現を目指しています。
(出典)三井物産_会社概要
1-3:業績
2024年3月期の売上総利益は1兆3,197億円、当期利益(親会社の所有者に帰属) は1兆637億円を記録しています。
(出典)三井物産_財務ハイライト
2:三井物産に関するよくある質問
2-1:昇進にはテストが必要?
担当職SF-Dへの昇格には、TOEIC800点以上、年2回実施される7分野の基礎能力試験の合格、そして簿記3級の取得が必要です。
また、担当職SF-AからM3への昇格には面接試験があります。毎年の評価に基づいて昇格点数が決まり、基準を満たすと面接試験を受けることができます。担当者としての優秀さだけでなく、周囲を見渡す能力や素質も評価されます。
2-2:年収の構成要素は?
三井物産の年収は「基本給与」と「賞与」の2つの要素で構成されています。
基本給与
等級ごとに基本給与が決まっていますが、基本給与には直近3年間の個人能力評価に基づいて金額が決定される個人能力給与が含まれているため、同等級内でも基本給与に差があります。
M3以降は残業代が支払われなくなりますが、その分基本給与が高くなります。
賞与
賞与は夏(7月)と冬(12月)に支給され、賞与全体の70〜80%が夏に支給されます。
夏の賞与は基本賞与、加算賞与、貢献度賞与の3つから成り立ちます。(毎年の業績によって変動)
- 基本賞与は担当職1級で基本給与の2.5ヶ月分、担当職SFで2ヶ月分、M3以上で1.5ヶ月分です。
- 加算賞与は業績に応じて決まりますが、2024年時点では基本給与の6ヶ月分です。
- 貢献度賞与は貢献度評価に基づいて決定されます。等級ごとの貢献度単価が決まっており、評点に応じて支払われる金額が異なります。
冬の賞与は基本賞与のみで、担当職1級で基本給与の2.5ヶ月分、担当職SFで2ヶ月分、M3以上で1.5ヶ月分が支給されます。
2-3:キャリア入社をする際の等級は?
キャリア入社の場合は前職での経験によりますが、担当職SF、M3で入社することが多く、新卒入社者と昇格スピードは変わりません。
3:三井物産にキャリア入社するには?
さらに・・・



