どうも、外資系うさぎのちょこさんです。
コンサルファームから事業会社への転職を考える際、「マネージャーになるまで残るべきか、それとも良い選択肢が見つかったら若いうちに転職した方がよいのか」というのは、よく論点としてあがるところです。
いきなり結論になりますが、ポストコンサルとして、コンサルファームでの経験を活かして次のキャリアへ進みたいのであれば、できるだけマネージャー以上としての経験を積むまでは辞めるべきではありません。
「20代のうちに事業会社へ移った方が会社の文化や仕事の進め方に馴染みやすい」、「早くから事業会社の現場を経験した方がよい」といった話もあるにはありますが、少なくともポストコンサルとしてキャリアを築いていく前提があるのであれば、これらを理由にマネージャーになる前に辞めることをおすすめすることはありません。
コンサルファームにおけるマネージャーへの昇進は、単に年収が上がる、役職が一段上がるという話ではなく、「コンサルタントとしてプロジェクトを任せられるところまで経験した」という一つのパフォーマンスの証明になるからです。
今回は、なぜポストコンサルとして転職するならマネージャーまで経験すべきなのか、そして昇進が少し先になりそうな場合でも、転職を急ぎすぎることなく、今の環境で結果を残すことも検討すべきなのかについて、お話していきたいと思います。
- 1.なぜ「マネージャーになるまで」がコンサルキャリアの一つの区切りなのか
- 1-1. マネージャー経験がなければ「コンサルとして一人称で仕事ができる」証明にならない
- 1-2. 「年収1,000万円のシニコン」は、意外と転職先を選びづらい
- 2. 今のファームでマネージャー昇進が見えているのであれば…
- 2-1.多少昇進が遅れても、1〜2年なら今のファームでマネージャーを目指した方が良い
- 2-2.「マネージャーになるためのコンサル間転職」も基本的には推奨しない
- おわりに:せっかくコンサルになったんだから、転職市場からも「コンサル経験者」として見られる状態を作っておきたい
- コンサルのキャリアについて、プロに相談する
1.なぜ「マネージャーになるまで」がコンサルキャリアの一つの区切りなのか
1-1. マネージャー経験がなければ「コンサルとして一人称で仕事ができる」証明にならない
コンサルファームにおけるシニアコンサルタントとマネージャーの違いは、単純に役職が一段上がるというものではありません。
スタッフクラスのうちは、基本的にはマネージャーなどが設計したプロジェクトの中で、自分に与えられた論点やタスクを担当します。
シニアコンサルタントになれば、自分で論点を分解してタスクを設計したり、後輩の作業をレビューしたりと任される範囲は広がりますが、それでもプロジェクト全体をデリバリーする責任を持つのはマネージャーです。
マネージャーになると、プロジェクト全体を設計し、メンバーを動かし、進捗や品質を管理しながら、クライアントとの合意形成まで含めてプロジェクトを前へ進める側になり、「自分に任された仕事をこなせる」から、「チームを使ってクライアントから任された仕事を完遂できる」へと期待値が変わります。
事業会社がコンサルファーム出身者を採用するときにも、単に資料作成が上手い、ロジカルに考えられる、といった能力だけを期待しているわけではなく、複雑な課題を整理し、関係者を巻き込み、プロジェクトを前へ進められることまで含めて、高いプロジェクトデリバリー力を持ったコンサル経験者としての価値を期待しています。
マネージャーとしてプロジェクトを任された経験がなければ、数年間ファームに在籍していても、「コンサルタントとして一通り仕事を回せるところまで経験した」とは評価しづらくなります。
マネージャーへの昇進は、そのファームから「プロジェクトを任せられるコンサルタント」と認められた実績でもあり、ポストコンサルとしてコンサル経験を武器にするのであれば、この評価を取るところまでやるべきです。
1-2. 「年収1,000万円のシニコン」は、意外と転職先を選びづらい
最近では総合系ファームを中心に給与水準も上がっており、シニアコンサルタントで年収1,000万円前後というケースも珍しくなくなってきました。
さらに・・・




