「コンサルは激務」というイメージは、今もなお根強く残っています。しかし、2019年の働き方改革関連法施行を境に、各コンサルティングファームは労働時間の管理や制度整備を本格的に進めてきました。残業上限の設定、フレックスタイム制の拡充、育休取得の推進——こうした変化は確実に起きています。
本記事では、ワンキャリア転職に集まった現役コンサルタントのクチコミをもとに、ファームタイプ別・職位別のリアルな労働実態を解説します。転職検討中の方が「自分に合ったファームはどこか」を判断するための参考としてお役立てください。
- 1. コンサルの働き方の基本構造
- 1-1. プロジェクトベースの働き方とは
- 1-2. 職位によって変わる働き方の実態
- 2. ファームタイプ別の働き方の違い
- 2-1. 戦略系コンサル(MBB等)の働き方
- 2-2. 総合系コンサル(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY等)の働き方
- 3. 働き方改革後のコンサル業界の変化
- 3-1. リモートワーク・フレックスの現状
- 3-2. 残業上限と労働時間の変化
- 3-3. 育休・産休・産後の働き方
- 4. コンサルの働き方で知っておくべき現実:「Up or Out」文化と近年の変化
- よくある質問
- Q. コンサルは本当に激務ですか?今も変わりませんか?
- Q. コンサルでリモートワークはできますか?
- ワンキャリア転職のご紹介
1. コンサルの働き方の基本構造
1-1. プロジェクトベースの働き方とは
コンサルタントの働き方は、一般的な企業と大きく異なります。最大の特徴は、すべての業務が「プロジェクト」単位で動くという点です。
業務の流れは、おおむね次のサイクルで繰り返されます。
(1)アサイン:クライアントと課題設定を行い、担当プロジェクトが決定する
(2)実務:ヒアリング・分析・提案書作成・会議ファシリテーションなどを遂行する
(3)納品・終了:成果物の提出とプロジェクトクロージングを行う
(4)インターバル:次のプロジェクトへのアサイン待機期間
特徴的なのは、「インターバル期間」の存在です。プロジェクトとプロジェクトの間には一定の空白期間が生まれることがあり、この時期は業務負荷が大幅に下がります。一方でプロジェクトが佳境に入ると、成果物の品質を担保するために深夜稼働が求められることも珍しくありません。
コンサルファームでは「チャージレート(稼働率)」という概念も重要です。クライアントに請求できる稼働時間の比率が高いほど収益性が高いため、組織としてはコンサルタントを効率的に稼働させようとします。この構造が、労働時間に影響を与えています。
繁閑の波は職位やファームによって差がありますが、「プロジェクト中は忙しく、インターバルは余裕がある」という基本パターンは多くのファームで共通しています。
1-2. 職位によって変わる働き方の実態
コンサルファームでは、職位によって業務の性質がまったく異なります。以下の表で整理します。
アナリストやコンサルタントの若手層は、上位職からの要求に応えながら資料を仕上げるため、繁忙プロジェクト中は労働時間が長くなりやすい傾向があります。一方でマネージャー以上は、プロジェクト管理・クライアント対応・チームマネジメントが重なるため、別の意味で負荷が高まります。
2. ファームタイプ別の働き方の違い
2-1. 戦略系コンサル(MBB等)の働き方
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