「ヤマハ発動機に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」――そんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではヤマハ発動機の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年8月
1:ヤマハ発動機の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:ヤマハ発動機株式会社
- 設立日:1955年7月1日
- 代表者:代表取締役社長 日高祥博
- 所在地:静岡県磐田市新貝2500
- 資本金:861億円(2024年12月末現在)
- 従業員数:連結 54,206人 単体 10,929人(2024年12月末現在)
1-2:事業内容
ヤマハ発動機の主力製品には、オートバイ、マリン製品(ボート、船外機)、電動アシスト自転車、ゴルフカートなどがあり、これらは世界中で高い評価を受けています。
ヤマハ発動機の沿革は、創業当初のオートバイ製造から始まり、その後マリン製品や産業用ロボットなど多岐にわたる事業分野へと拡大してきました。特にオートバイ市場では、アジアや南米を中心に強力なブランド力を持ち、グローバル市場でのシェアを拡大しています。
同社は、技術革新とデザインへのこだわりが同社の特徴であり、これにより多くの製品が国際的な賞を受賞しています。
また、持続可能な社会の実現に向けて、環境に配慮した製品開発や事業活動を積極的に推進しています。例えば、電動モビリティや自動運転技術の開発にも注力しており、次世代のモビリティソリューションにおけるリーダーシップを目指しています。
1-3:業績
同社は中期経営計画(2022〜2024)において、売上高2.2兆円以上、年平均売上高成長率7%以上、営業利益率7.5%を掲げていました。2023年12月決算によると、連結売上高は約2.4兆円(対前年比7.4%)、営業利益は約2,500億円で10.4%を記録しており、中期経営計画の順調な達成が伺えます。
(出典)2023年12月期 決算短信|ヤマハ発動機中期経営計画(2022年~2024年)|ヤマハ発動機
2:ヤマハ発動機に関するよくある質問
2-1:年収の構成は?
ヤマハ発動機の年収はベース給与と賞与で構成されています。
ベース給与
担当の場合は年次が上がるとともに月給が1万円程度昇給し、主事の場合は年次が上がるとともに月給が1.5万円程度昇給します。また、最終評価に応じても昇給しますが、その差は5,000円程度です。
賞与
年2回支給され、月給の5〜6ヶ月分です。最終評価の影響も受けますが、月給が基準となっているため評点の影響は小さく、数%程度の差が生じる程度です。
そのため、賞与額UPに向けて高い評価を得ることよりも、昇給・昇格を目指す社員が多いです。
2-2:昇格のタイミングは?
ヤマハ発動機では等級の昇格時には試験合格が必要です。
受験資格を得るにはTOEICのスコアが必要ですが、スコアが基準を満たしていても年功序列で声がかかることも多い傾向にあります。
- 主事への昇格時:500点以上
- 主務への昇格時:600点以上
- 主査以上への昇格時:730点以上
試験では業務内容のプレゼンおよび面接が実施されますが、9割程度の社員が合格します。
3:ヤマハ発動機にキャリア入社するには?
さらに・・・



