記事画像

コンサルから独立・起業を目指す前に知っておきたい、「経営支援」と「会社経営」のギャップ、って話

どうも、外資系うさぎのちょこさんです。


「将来は起業したいので、コンサルファームでどのような経験を積むのがよいですか?」


就職・転職の相談では、こんな話を聞くことがあります。

さまざまな企業の経営課題に触れ、経営層と仕事をするコンサルは、将来経営者を目指すうえで、その経験が活かせる仕事と感じる方も多いはずです。


一方、何の事業をやりたいかは決まっていないけれど、「起業ってかっこいい」と感じていて、「コンサルを経験したあとは起業したいなぁ…」と漠然と思っているだけのケースも少なくないのではないかと思います。


実際、コンサル出身の著名な起業家や経営者の方はいますし、コンサル経験が役立つ場面も多くありますが、コンサルタントという立場からクライアントの経営を支援する仕事と、自分で事業を営む仕事は、一見似ているように思えても、その実、求められるものは全く違ってきます。


ちょこさん自身も、コンサルファームや事業会社などの勤務を経て、現在はコンサル会社を経営しています。


今回は、その経験も踏まえ、コンサルから経営側に進む際のギャップと、ファーム在籍中に意識しておきたいことを整理していこうと思います。




1.コンサル経験は起業・経営にどこまで役立つのか


1-1. スタートアップでの経営ポジションを目指す場合


コンサルファームから直接起業するのではなく、スタートアップの経営企画や事業責任者候補など、経営に近いポジションへの転職を目指すケースはよくあると思います。


不確実性の高い環境へ、課題の構造化やプロジェクト推進など、ファームで鍛えたスキルを持ち込めるのは大きな強みにはなります。


一方、働き方は大きく変わることになります。


コンサルでは、クライアントと合意した課題や支援範囲に対して、品質と納期を守って成果を出すことが基本となるものの、スタートアップでは、自社の売上や顧客獲得など、事業の結果そのものが問われる立場になります。


提案に対して経営陣が判断するのを支援する側から、限られた情報で自分たちが判断し、その結果と責任を引き受ける側へ回るわけです。


例えば、新サービスの立ち上げでは、競合調査を重ねて完成度の高い計画を作るより、まず試作品を顧客に使ってもらい、反応を見て修正する方が合理的なこともありますし、人手が足りなければ、企画担当でも営業や問い合わせ対応など、クライアントとの直接のコミュニケーションを引き受ける必要も出てきます。


もちろんコンサルにもスピードや実行力は必要なのですが、コンサルファームで評価された仕事の進め方が、移った先でも同じように評価されるとは限りません。


身につけたスキルを生かしながら、支援者ではなく実行者として、常に自分の責任としての意思決定と実行を進めていけるよう、仕事の優先順位や成果の測り方を切り替えられるかが重要です。




1-2. 自分で事業を立ち上げる場合


自ら起業する場合は、会社を経営するスキルや経験を身に着ける前に、「何を事業にするか」から考えはじめます。


ここから先は会員限定の記事です

無料の会員登録で、この記事の続き(全4,686文字)を読めます。

会員登録すると

  • 6,000件以上の転職体験談(実例)が見放題
  • 限定の記事コンテンツも読み放題
  • 限定のイベント情報も配信

外資系うさぎのちょこさん

プロの転職家、渡り兎。 今は小さなコンサルファームの社長。 有益な情報を呟いたり有益なnoteを書いたりします。 フォローすると有益になれます。 note:https://note.com/choconejito

フェーズからキャリア面談を選ぶ

関連タグの人気記事

こちらの記事も読まれています

記事一覧のトップへ