次のキャリアが見える、転職サイト「ONE CAREER PLUS」がお届けする、特集「スタートアップ転職と報酬」。
──4月の東証再編。マザーズ市場からグロース市場へ
本特集の#2では、上場スタートアップの「お金」と「キャリア」を取り上げます。グロース市場再編に伴って、「高年収Tech企業ランキングTOP30」などの最新データも集計。独自調査の結果も踏まえ、上場スタートアップならではの魅力に迫ります。
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- 年収アップ約60%の上場スタートアップ転職
- 【平均年収ランキングTOP30】グロース市場の高年収企業とは?
- 高水準な企業群:プレイド949万、メルカリ920万、エクサウィザーズ814万...
- ・Point①:SaaS/AI企業が続々ランクイン
- ・Point②:頭ひとつ抜けるメルカリ
- ・Point③:一部企業が孤軍奮闘のC2C/FinTechなど
- SaaSで紐解く。上場スタートアップキャリアの魅力とは?
- ・給与も採用数も伸び続ける上場SaaSのワケ
- ・例1:プレイド(組織が急拡大×平均年収700万以上×500名以下の企業群)
- ・例2:マネーフォワード(組織が急拡大×平均年収600万以上×500名超の企業群)
- 他フェーズにない醍醐味:M&A/投資/事業開発…。
- ・上場SaaSのM&A動向とキャリア
- おわりに:上場スタートアップのキャリア、これからが面白い
年収アップ約60%の上場スタートアップ転職
皆さんは上場後のスタートアップ/ベンチャーの報酬水準に、どんなイメージをお持ちだろうか。
ONE CAREER PLUSの独自調査の結果では、上場スタートアップ/ベンチャーに入社した方のうち、全体の約60%が最終的に年収アップした、というのだ。

同調査で寄せられたコメントを見てみよう。
・30代/女性/アーリーフェーズ→上場前後の大型スタートアップに転職
「アーリーフェーズの前職から、上場目前の大型スタートアップに移り、年収の安定性はグッと上がった。 (中略) 前職は、代表の意思で賞与、昇給額、減給額が変わった。上場前後は一気に制度などが整うので、そのタイミングでの昇給が望めるケースも多い。」
・30代/男性/コンサル→上場スタートアップに転職
「(コンサル業界水準で見ても、戦略系の水準を除くと、)待遇面で大幅な悪化ということは、意外とないと感じる。IPO前後の入社であれば、(1)年収微減&ストックオプション(SO)で補填か、(2)年収増&SOなしか、複数の選択肢から選ぶことができるケースも」
この通り、「年収」に関するポジティブなコメントが多かった。ポジティブな回答に寄る傾向はあるだろうが、「未上場フェーズ経験者」や「(高年収といわれる)コンサル業界経験者」で、上場前後のスタートアップ転職をされた方からも寄せられた。
上場後も成長を続けられるスタートアップ、ベンチャーであることは前提だが、企業さえ間違えなければ、高い年収水準は目指せるということだ。今回は、報酬と仕事内容の2つの側面から魅力が高まる、上場スタートアップについて見ていきたい。
【平均年収ランキングTOP30】グロース市場の高年収企業とは?
報酬については、全上場スタートアップが上がっているという楽観的な話ではないが、次の2つは確かに存在する。
・(A) 平均年収が高水準の上場スタートアップ
・(B) 給与水準が年々上昇する上場スタートアップ
まずは(A)について、このランキングから見ていただきたい。
さらに・・・