「日本航空(以下、JAL)に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではJALの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2025年2月
1:JALの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:日本航空株式会社
- 設立日:1951年8月1日
- 代表者:鳥取 三津子
- 所在地:東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
- 資本金:547,192百万円
- 従業員数:13,791人(単体、2024年3月31日時点)
1-2:事業内容
JALは1951年に設立された、東京都品川区に本社を置く航空会社です。
事業内容は定期航空運送事業および不定期航空運送事業、航空機使用事業、その他関連事業です。
フルサービスキャリアとローコストキャリアのそれぞれを管轄に置き、国内外問わず幅広いネットワークを駆使することで人流の創出を担っています。
また、貨物事業やインフラ事業を通して、人々の暮らしと密接にかかわっています。
(出典)事業紹介|JAL企業サイト
1-3:業績
2010年には東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請し、破産しましたが、日本エアコミューター代表取締役社長の大西賢、京セラ株式会社代表取締役名誉会長稲盛和夫を新経営陣に加えて更生し、民間企業に復帰しました。
その結果、日本の航空会社のうちでも最大規模の国際線網および国際線乗客数を誇り、2023年度の売上収益は1兆6,518億円を記録しました。これは、コロナ禍以前の2019年度よりも高水準となっています。
2:JALに関するよくある質問
2-1:キャリア入社のコースは複数あるって本当?
JALのキャリア入社の入口は多様です。通年で実施されている部門別採用の他に、2024年度の夏タームには配属先の定めがないポテンシャル採用や、部門別採用以外の分野で経験者を採用するキャリアマッチング採用を実施しています。また、リファラル採用も行われているようです。
(※) 2024年度入社 業務企画職JALキャリア採用の募集について
2-2:入社後のキャリアパスはどうなる?
キャリアパスは入社時に選択するコースによって異なります。まず、通年で行われる部門別採用では、以下4つのコースを選択して応募することができます。
- コーポレートコース
- オペレーションコース
- ビジネス・マーケティングコース
- データサイエンス・デジタルテクノロジーコース
全てのコースで共通して、入社後1~2年程度は、育成期と位置付けられ、現業部門(空港・予約・貨物・運行管理等)または間接部門での業務を通じて、JALグループの理解を深めます。その後、各個人の希望や適性に応じた配属先が決まります。
それぞれのコース選択後の業務内容やキャリアパスは以下の通りです。
▼コーポレートコース
グループ全体の経営基盤を確立する業務を担当します。経理財務、調達、ESG推進、広報、経営企画、人材育成などのコーポレート部門での業務を中心にキャリア形成を行います。
▼オペレーションコース
航空事業の品質向上に関する業務を担います。安全、運航、客室、グランドハンドリング、サービス品質、運行管理といった航空運送事業を支える業務を中心にキャリアを形成します。
▼ビジネス・マーケティングコース
グループの収益最大化のための業務を担います。ビジネス・マーケティング企画部門を中心にキャリア形成し、具体的には、商品サービス開発、ソリューション営業、路線計画、マイルライフインフラ、新規事業、レベニューマネジメント等の業務を担当します。
▼データサイエンス・デジタルテクノロジーコース
データサイエンスやIT技術の素養・専門知識を活かして、グループのビジネスにおけるイノベーションを牽引する業務を担います。
データサイエンスを軸にするキャリアであれば、運航データ、財務データ、顧客データ、マイレージデータなどの分析や、レベニューマネジメント、予測整備等の業務を担います。
IT・デジタルを軸にするキャリアであれば、デジタル推進、イノベーション推進、空港システム企画、IT企画、一般管理システム企画、新規事業システム企画等を担います。
(※)職種紹介(業務企画職) - JAL新卒キャリア採用サイト
3:JALにキャリア入社するには?
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