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事業再生コンサルとは?仕事内容・年収・キャリアパス・選考対策を解説

倒産寸前の企業に「最後の希望」として伴走し、ダイナミックな変革を実現する――。そんな社会的インパクトの大きな仕事が、事業再生コンサルタントです。戦略づくりから現場改革、金融機関との交渉、そして再建の実行支援まで、経営のあらゆる側面で活躍できるこの仕事は、「企業の命運を左右するやりがい」と「市場価値の高いスキル」が手に入る、今注目のキャリア。


本記事では、ワンキャリア転職に寄せられた実際の転職者の体験談や各ファームの選考傾向も交えながら、事業再生コンサルのリアルな仕事内容と、キャリア・年収・転職成功の秘訣まで、徹底解説します。


目次



1. 事業再生コンサルタントとは?


1-1. 事業再生コンサルタントの役割


事業再生コンサルタントは、経営不振や財務的な困難に陥った企業の再建を支援する専門家です。その役割は、単に財務数値を改善するだけでなく、事業の構造改革、組織再編、そして関係者との利害調整まで多岐にわたります。企業の「最後の砦」として、経営者と二人三脚で再起を目指す、社会的インパクトの大きい仕事です。


1-2. 事業再生コンサルタントの主な仕事内容


事業再生コンサルタントの業務は多岐にわたりますが、単なる経営改善や財務整理に止まらず、経営・財務・人の再設計を通じて企業を生き延びさせることが本質と言えます。


具体的な仕事は、企業の状況に応じて異なりますが、一般的には以下の4つのフェーズに沿って進められます。


フェーズ1:現状把握フェーズ(診断・調査)

まず、対象企業の経営状況を正確に把握することから始まります。財務諸表(PL/BS/CF)の分析や資金繰り表の作成を通じて、企業の財務的な健全性を診断します。同時に、どの事業が利益を生み、どの事業が赤字を垂れ流しているのかを特定し、収益構造を可視化します。これにより、再生の必要性と根本的な原因を突き止めます。


フェーズ2:再生計画策定フェーズ

現状把握で明らかになった課題に基づき、具体的な再建計画を策定します。これには、キャッシュフローを改善するための計画、金融機関に対する返済条件の変更(リスケジュール)交渉案の作成、不採算事業の売却や撤退、コスト構造の見直し、組織再編といった、抜本的な改革案が含まれます。ここで重要なのは、金融機関と経営者の双方が納得できる「持続可能な経営プラン」を描くことです。


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ワンキャリア転職編集部

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