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三菱電機の離職率は高い?公式の退職率とクチコミで見る定着の実態

「三菱電機の離職率は高いのだろうか」「大企業で安定していそうだが、実際に辞める人はどのくらいいるのか」と気になっている方は少なくありません。総合電機の代表格である三菱電機への就職・転職を考えるうえで、離職率は働きやすさや定着のしやすさを見極める手がかりになります。なお、三菱電機が公式に開示しているのは「離職率」ではなく「退職率」という指標のため、本記事では公式データを紹介する箇所では「退職率」と表記します。


結論からお伝えすると、三菱電機(単体)の退職率は、最新の公表値である2024年度で3.4%です。2020年度以降、毎年度上昇する形で推移しています。この数字のみをもって「定着のしやすさ」を単純に判断することはできませんが、社員クチコミには、「部署による働き方の差」「年功序列や上司との相性」などが、退職検討理由として寄せられた個別の声として見られます。


この記事では、三菱電機の公式データ(社会データ・有価証券報告書)で退職率と平均勤続年数を押さえたうえで、ワンキャリア転職に集まった社員クチコミをもとに、退職検討理由として寄せられた個別の声と、福利厚生・両立支援に関するクチコミの両面を具体的に紹介します。



目次




1. 三菱電機の基本情報


1-1. 総合電機大手としての三菱電機の位置づけ


三菱電機は、社会インフラから家電まで幅広い分野に製品・サービスを提供する総合電機大手です。最新の公式表記では、事業を「インフラ」「インダストリー・モビリティ」「ライフ」「デジタルイノベーション」「セミコンダクター・デバイス」などの区分で展開しています。本社は東京都千代田区丸の内にあり、2026年4月には「Our Philosophy」が制定されました。長年親しまれてきた「Changes for the Better」は、現在「Guiding Principle」として位置づけられています。


従業員数は、最新の有価証券報告書(2026年3月期)によると、2026年3月末時点で三菱電機(単体)が29,949人、連結で150,386人です。単体の従業員数は前年度末から1,264人減少しており、有価証券報告書では、その主な理由として後述する人員構成最適化の施策(ネクストステージ支援制度特別措置)が挙げられています。また、連結ベースでは国内関係会社での人員構成最適化施策も合わせ、2026年3月期に合計で約4,700人の減少を見込む見通しが示されています。


参考:社会データ | 三菱電機 Mitsubishi Electric

有価証券報告書 | 三菱電機 Mitsubishi Electric





2. 公式データで見る三菱電機の退職率


【この先の見どころ】

  1. 退職率3.4%(2024年度)は高いのか低いのか。2020年度以降、毎年度上昇してきた推移から、数字を冷静に読み解きます。
  2. 公式の退職率とは別に、クチコミが語る退職検討理由。若手が口にする「部署による〇〇」の差とは何かを見ていきます。
  3. 最新の平均勤続年数15.3年という事実と、福利厚生・両立支援に関する社員の「〇〇」。あわせて2025年度の人員施策も押さえます。



2-1. 退職率は3.4%(2024年度)、開示値は2020年度以降、毎年度上昇


三菱電機の社会データによると、三菱電機(単体)の退職率は次のように推移しています。


  1. 2020年度:2.3%
  2. 2021年度:2.7%
  3. 2022年度:2.8%
  4. 2023年度:3.3%
  5. 2024年度:3.4%


2020〜2024年度は2.3%から3.4%へと、2〜3%台で推移しています。この退職率は三菱電機が社会データで「退職率」として開示している値で、算定方法や自己都合・会社都合の内訳は開示されていません。そのため、「自己都合離職率」や「転職した人の割合」と同じものとして扱うことはできません。なお、男女別では2024年度で男性3.4%・女性3.7%となっています。


また、2025年度には「ネクストステージ支援制度特別措置」などの人員構成最適化を目的とした施策が実施されました。三菱電機(単体)の特別措置への応募(2,378人)と国内関係会社での施策を合わせ、2026年3月期の連結合計で約4,700人の減少を見込む見通しとなっています。2025年度の退職率は未開示のため、2024年度の3.4%という数字だけで直近の状況を判断することはできません。



2-2. 平均勤続年数15.3年・平均年齢40.5歳(2026年3月期)


退職率とあわせて見ておきたいのが、平均勤続年数です。最新の有価証券報告書(2026年3月期)によると、三菱電機(単体)の平均勤続年数は15.3年、平均年齢は40.5歳です。


働き方に関する開示値としては、一人・月当たりの所定就業時間外労働(残業)が、社会データで2020年度の24.9時間から2024年度の22.9時間へと、開示値は減少しています。





3. クチコミで見る三菱電機の退職検討理由


ここからは、ワンキャリア転職に寄せられた三菱電機の社員クチコミのうち、退職検討理由として寄せられた個別の声を紹介します。これらは各部署の社員による個別の見方であり、全社の傾向や人事制度そのものを示すものではありません。


3-1. 部署や拠点によって働き方が異なると感じる声


まず見られるのが、フレックスやリモートワークが部署によって使えたり使えなかったりする、という声です。生産技術部門の社員は、次のように語っています。


「生産技術部門では、現場との連携が欠かせないという理由でフレックス勤務やリモートワークが認められない状況に大きな不満がある。(中略)自分たちだけが従来の働き方に縛られているように感じ、選択肢の少なさに不公平感が募っている。」(三菱電機/生産技術部門/中途


社会システム部の社員も、制度と運用のギャップに触れています。


「フレックス制度はありながらも、使っている社員は見たことない。」「基本は出社のイメージ。(中略)残業時間は削減傾向にあるが、業務量は変わらないので、逆に負荷が増えている状況にある。」(三菱電機/社会システム部/新卒


制度としては柔軟な働き方が用意されていても、実際に使えるかどうかは部署によって異なる、という声です。加えて、配属先による職場環境の差に触れる声もあります。経理部の社員は、次のように述べています。


「拠点によって職場環境に差があるように感じる。全国転勤の可能性もあり、勤務地は選びにくい。ただ、いわゆるブラック体質があるわけではない。」(三菱電機/経理部/新卒



3-2. 年功序列・上司との相性・意思決定に関する個別の声


もう一つの退職検討理由として、大企業ならではの年功序列やスピード感に触れる声があります。ここで紹介するのは、あくまで各部署の社員が個別に感じた実感として寄せられたクチコミです。


なお、最新の有価証券報告書では、年功序列に捉われない早期抜てきや、管理職・高度専門職の「ジョブグレード」と一般従業員の「ミッショングレード」を組み合わせた制度、評価結果を昇給・賞与へ反映する方針が掲げられており、以下の公式制度と社員の実感は切り分けて読む必要があります。


開発戦略部の社員は、キャリアの決まり方について次のように語っています。


「キャリアは上司次第というのは、まさにその通り。ハズレ上司が多いわけではないが、ハズレくじを引くと、仕事は回ってこないし、頑張っても評価はしてもらえない。」(三菱電機/開発戦略部/中途


社会システム部の社員は、意思決定や年功序列の風土についても述べています。


「大企業ならではのトップダウン。(中略)現場からの声をあげても、あまり反映されることはない。」「まさに方年功序列で、若い社員が意見を言いにくい環境である。」(三菱電機/社会システム部/新卒


意思決定のスピードについても、経理部の社員が次のように語っています。


「グローバルに事業を展開する企業ではあるが社内の意思決定に多くのステップを踏むため、意思決定のスピードは遅い。」(三菱電機/経理部/新卒


一方で、現場の声が通ると感じる声もあります。新規事業開発の社員は「予想に反して、ボトムアップの風潮があり、現場が集めた情報をもとにこうしたいという提案を上にあげて、それが理に適っていれば、上にそのまま上げてくれる風潮がある」と述べています。前章ではトップダウンと感じる声を紹介しましたが、このようにボトムアップの風潮があるとする声もあり、意思決定のスタイルについて、部署の異なる社員から対照的な声が確認できます。


ただ、。若いうちから裁量を持って動きたい人は、社風が自分に合うかどうかを、面談などで具体的に確認しておくとよいでしょう。




4. 福利厚生・両立支援に関するクチコミ


以下は、福利厚生や仕事と育児・介護の両立支援について、掲載した社員が個人的に評価しているクチコミです。あくまで個々の社員の評価であり、退職率の水準と直接結びつくものではありません。


FA部門の社員は、次のように語っています。


「育児や有給などプライベートに対するサポートも手厚く、そういった面で不満を持つ方は少ないと思う。」(三菱電機/FA/新卒


社会システム部の社員も、育休・産休の取りやすさについて個人的な評価を述べています。


「育休・産休は取得しやすいところが良い点でもある。男性も比較的取得しているし、女性も復帰後にそれなりのポストに配属されているイメージ。」(三菱電機/社会システム部/新卒





5. 離職率の見方と転職検討者への視点


ここまで見てきたとおり、三菱電機(単体)の退職率は最新の公表値である2024年度で3.4%となっており、2020年度以降、毎年度上昇しています。最新の平均勤続年数は15.3年です。2025年度には人員構成最適化の施策が実施され、連結合計で約4,700人の減少見通しが示されています。


算定方法や内訳が詳細に開示されていない以上、この退職率の数字のみをもって単純な良し悪しを判断することはできません。そのうえで、就職・転職を検討する際は、次の観点をあわせて確認しておくのがおすすめです。


  1. 退職率は単体で3.4%(2024年度)で、2020年度以降、毎年度上昇している点を押さえる。あわせて、単体の特別措置(2,378人)と国内関係会社の施策により、2026年3月期の連結合計で約4,700人の減少を見込む見通しであることを念頭に置く
  2. 公式の退職率とは別に、フレックス・リモートなどの働き方が部署によって異なると感じる声がある点を理解しておく
  3. 年功序列・上司との相性・意思決定のスピードについては、公式制度と社員の実感に差があるという個別の声もある。複数のクチコミでは、部署や上司によって働き方の実感が異なるという声があります


三菱電機ほどの規模になると、複数のクチコミでは、部署や上司によって働き方の実感が異なるという声があります。公式データを土台としつつ、自分が求める働き方や成長機会が得られる環境かどうかを、クチコミなどで具体的に確認しておくことが大切です。




よくある質問(FAQ)


Q. 三菱電機の離職率(退職率)は何%ですか?


三菱電機の社会データによると、三菱電機(単体)の退職率は最新の公表値である2024年度で3.4%です。2020年度以降、毎年度上昇しています。この数値は「退職率」として開示された指標で、算定方法や自己都合・会社都合の内訳、比較対象は公表されていないため、数字のみで「定着のしやすさ」を断定することはできません。



Q. 退職率は上がっているのですか?


2020年度2.3%、2021年度2.7%、2022年度2.8%、2023年度3.3%、2024年度3.4%と、2020年度以降、毎年度上昇しています。2025年度の退職率は未開示です。2025年度には人員構成最適化の施策が実施され、単体の「ネクストステージ支援制度特別措置」(2,378人が応募)および国内関係会社での施策により、2026年3月期の連結合計で約4,700人の減少を見込む見通しが公表されています。このため、2024年度の3.4%だけで直近の状況を判断することはできません。



Q. 平均勤続年数はどのくらいですか?


最新の有価証券報告書(2026年3月期)によると、三菱電機(単体)の平均勤続年数は15.3年、平均年齢は40.5歳です。



Q. 退職を考える理由としてどのような声がありますか?


退職検討理由として寄せられた個別の声では、フレックスやリモートなど働き方が部署によって異なると感じる声、年功序列や上司との相性、意思決定のステップの多さなどが挙げられています。いずれも各部署の社員による個別の見方で、配属先によって受け止めが変わります。



Q. 福利厚生や両立支援についてのクチコミはありますか?


育児・介護を含むプライベート支援や、育休・産休の取りやすさを評価する個別の声があります。ただし、これらは掲載した社員の個人的な評価であり、退職率の水準と直接結びつくものではありません。

参考:三菱電機 社会データ






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