【富士通】中途面接前に必ず対策すべき質問とは？選考通過者インタビューを基に解説！

2024年2月26日(月)

中途面接で合否を分ける質問とは。どのような対策をしておくべきか。

この「受ける前に知っておくべき面接質問シリーズ」では、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくONE CAREER PLUSの独自調査から、有名企業で聞かれる質問を3つピックアップして解説。

今回はソフトウェア、ハードウェアともに日本を代表するサービス・製品を提供している富士通を取り上げます。2022年には過去最高益を達成（※）し、コロナを経て着実に成長を続けてきた富士通。そんな同社の中途面接でのポイントを見ていきましょう。

※：富士通株式会社 2022年中期経営計画

富士通の価値観と採用像
富士通の中途面接の質問1：転職理由を教えてください
富士通の中途面接の質問2：あなたらしさとはなんですか？またその「らしさ」を形成するきっかけはなんですか？
富士通の中途面接の質問3：（質問1で回答した事業のほかに）スポーツ事業部に興味があると伺いましたが、スポーツ事業はXXという課題もあります。それでもスポーツ事業に挑戦したいと思いますか？
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富士通の価値観と採用像

富士通は「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にする」というパーパスを掲げ、ソフトウェア・ハードウェアの提供やITコンサルティングなどさまざまな事業を展開しているITサービスカンパニーです。

近年では、MS、AWS、SAPといったグローバルパートナーとのアライアンスも活用し、DX化の潮流をうまく捉え事業を拡大しているのが特徴です。

このような多岐に渡る事業展開を行う富士通では、「挑戦」「信頼」「共感」を大事な価値観として掲げています。3要素を兼ね備えたうえで、企業利益ではなく、社会的インパクトを志向する人材が求められているといえるでしょう。

中途入社者の声によれば、選考でもそれぞれのキーワードに紐づき、エピソードを整理して伝えることが重要のようです。

これらを踏まえ、富士通の中途採用人材像は以下のように整理しました。

富士通の中途面接の質問1：転職理由を教えてください

クライアント名やプロジェクト名を出し、入社後に携わりたい事業を具体的に示している点が評価される回答といえるでしょう。数々の事業を手がける富士通では、総花的な志望動機では何がしたいのか伝えきれず、入社後のミスマッチを懸念されてしまうかもしれません。希望する事業部やプロジェクトを2〜3個話せるようにしておきましょう。また、この回答は、通信業界を通じた「社会へのインパクト」を志向している点も高評価です。富士通という多様な企業で自分の力をどのように発揮したいのかを、分かりやすく伝えましょう。

富士通の中途面接の質問2：あなたらしさとはなんですか？またその「らしさ」を形成するきっかけはなんですか？

学生時代の経験から「チームプレイヤーである」ことをアピールした回答です。富士通の価値観である「信頼」「共感」は個々人で完結するものではなく、相手がいて初めて成立します。チームを重視した価値観を持ち、実行できる人間性は非常に重要であり、必ず選考中に問われるでしょう。また、この価値観を支える原体験も同時に聞かれるため、「チームワークができる＋その根拠となる原体験」は一セットとして、準備をしておきましょう。

富士通の中途面接の質問3：（質問1で回答した事業のほかに）スポーツ事業部に興味があると伺いましたが、スポーツ事業はXXという課題もあります。それでもスポーツ事業に挑戦したいと思いますか？

意図通りではない回答が返ってきた場合でも、冷静に自身の転職動機から納得感のある意見を伝えられているところが好印象な回答です。IT業界自体が変化に富み、富士通もそうした環境変化に柔軟に対応できる人材を求めていると明示していることからも、選考内でもこうした柔軟な回答を出せることはポジティブに評価されるでしょう。質問への受け答えでも、こうした資質は見定められている、という意識を持って選考に臨みましょう。

富士通の選考では、大きく志望動機と富士通へのカルチャーマッチが問われています。オーソドックスな選考だからこそ、しっかりと準備し、分かりやすさや納得感の高い回答ができるように事前に準備しておきましょう。